錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

小雪が舞う中でお宝探し、その続き

2022年02月21日 | 歴史探訪
先週の16日にトレジャーハンティングを気取って西南戦争の弾丸探しをやってみたのですが、出かけたのがお昼を過ぎた時間帯だったものだから木々が押し茂る中は薄暗くて怪しげな感じ。
と、言うか・・・
ここは150年ほど前と言えども数千人が亡くなった場所だけに、いろんな妖的な逸話か語り継がれているのも事実。
だから日暮れが迫る中、目的としたものも得たことだし早々に撤収しよう!
そう思いながら金属探知機のセンサーを造成された畑の法面やら地面にかざしながら車へと戻っていると突然 ピュ~ と反応が・・・
でも、時として誤って反応することもあるのでセンサーを何度が左右に振ってみると、やはり同じ場所で反応する。
そこで、ここ掘れワンワンとばかりに10cmほど掘ったところで硬い感触が指先に伝わった。
が!
小銃の弾にしては大き過ぎる。
もかしかして、これってスチール缶かぁ?
と疑いながらも周りの更に掘ると・・・


ん!?
これって、もしかしてもしかすると・・・・
西南戦争時に使用されていた四斤榴弾(曳火弾)の破断片かぁ?
いや、ここではミニエー弾も出てきいる事から間違いない。


そして掘り上げて手に持つと、おっ・・・ 重い。 
しかーし!
それは土に塗れて確信が持てない。
でも、取敢えずチャック付の袋に入れてポーチの中へ入れる。
ところが、この一つでは終わらなかった。


その場所から3~4mほど離れた場所で再び反応が・・・・
で、早々に掘ってみると同じ形をした鉄の塊が現れた。
おっ!?
これって同じ四斤榴弾(曳火弾)の破断片かぁ?と、思って先の破断片をポーチから取り出して断面を合わせてみると見事に一致した。
その後、周辺を探すも反応はなく刻々と日没時間が近くなっていく事もあって、ここは『君子危うきに近寄らず』とはがりに暗くなる前に急いで撤収ぅ!
ただ、この二つの破断片は車のトランクに乗せたまま放置してたのですが・・・・


土くれと化していた破断片を今朝になって水で洗い流してみると・・・
信管部分のネジ切痕が現れました。
これで四斤榴弾(曳火弾)の弾頭部分であることが確定です。
ただ、全体が分からないと思うので・・・


収蔵庫から四斤榴弾(曳火弾)を引っぱり出してきて並べてみたものが👆これ。
こうやって見ると破断片の部分がイメージとして伝わるのではないかなぁ?
そして最後に・・・
これらの地域の一部は古戦場跡として史跡に指定されているだけでなく、許可も得ず他人の土地や畑の中に立ち入る行為はトラブルの元となますのてご注意くださいね。

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