錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

縛られ地蔵ならぬ縛られ沢藤(サワフジ)

2023年02月24日 | 昆虫・植物
時は8代将軍 徳川吉宗が治めた頃のお話。
お地蔵様が立つ樹の下で居眠りをした小僧さんが大切な反物を盗まれた…
して、これはお地蔵様が盗んだに違いないと、お奉行様は地蔵を縛りあげ牢に入れたそうな。
まぁ、ざっくり言えば『しばられ地蔵』の始まりは、こんな感じかな?


で、今朝は『しばられ地蔵』のように、ビン挿しで発根したサガリハナを紐で縛りあげてみました。
そう例えれば『しばられ沢藤』って感じ…ww
でもぉ、この縛りあげることが一番大切なポイントなんですよね。
兎にも角にも発根したばかりのサガリハナは根が切れ易い。
だから挿し穂が動き根切れを起こさないようにと紐で固定したってわけ。
後は腰水ヨロシクとばかりに底面給水し暖かいところで管理すると、次第に芽を吹き葉も開く… なーんてね

早く芽を出せサワのフジ、出ないとお水あげないぞ!
    
さるカニ合戦風にね

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あと5日で暦は3月

2023年02月24日 | 昆虫・植物

あのぉ… 
昨年の暮れに羽化したルリモンジャノメを覚えていますか?
そして交尾を終えたルリモンは少ないながらも真珠のような丸い卵をヤシの葉に産みつけて、年明けの1月11日に孵化をした。
そう、昨年の3月から累代を始めてから6代目となるルリモンジャノメですよ。
で、そのルリモンジャノメの幼虫が一ヶ月以上という時を経て、やっと終齢に達しました。
暖かい温室の中とは言え、今回は本当に長かった。
そして、それも束の間で…


ヤシの葉裏で次々と前蛹態へと入っていく幼虫たち。
思い返せば昨年の3月上旬に南方に浮かぶ西表島で得た1頭のメスから始まった累代飼育。
そして、その累代も6代目にして一年が過ぎようとしています。
晴れた日もあれば雨の日もあり…
餌替えとかも大変だったけど、1年という時が経った今では良き思い出です。

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カスミサンショウウオの産卵

2023年02月24日 | 両生・爬虫類
環境省は昨年(2022年)の1月24日に小型のサンショウウオなどを含む国内の動植物32種を国内希少野生動植物種に加え、“種の保存法”に基づいた捕獲や譲渡(売買を含む)の規制がかけられました。
だから…
ここは『触らぬ神に祟りなし』とばかりにカスミサンショウウオに関しては記事にもしなかった。
が!
小型のサンショウウオの中でもカスミサンショウウオは民家や畑の近くに生息しているケースが多く、気づいた時には生息地ごと消失しているということも十分にあり得る。
そこで、要介助の爺さんは娘や娘婿を扱き使い、熊本県北にある未整備の農業水路を訪ねてみました。
すると!


早速カスミサンショウウオの卵嚢を見ーーーーーーっけ!
でもぉ…
年々と少なくなっている感は否めない。
そんでもって今回の規制に関しては、これまで無秩序に行われてきたネット取引に歯止めをかけるのが目的なんだろうけど、これからは土地所有者の保全意識の向上と地形変更などの規制も同時進行で取り組まないとダメなんじゃないのかなぁ?
なーんて事を書き込んでも、所詮は年寄りの戯言と相手にもされないでしょうけど…
と、いう事で!
今年もカスミサンショウウオが産卵してました。
で、最後に…
カスミの父ちゃん母ちゃん今年もありがとう。
そんでもって付き合ってくれた我が娘と娘婿にも…

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御役御免の小赤たち

2023年02月24日 | 魚(海・淡水)

一昨年(2021年)11月に開催された九州爬虫類フェス、通称九レプでゲットした有尾目のミツユビアンヒューマ(Amphiuma tridactylum)
で、その餌として使っていたのが子赤と呼ばれる小さな和金なのですが…
後に魚や肉の切り身だろうと何だろうと差し出すものは全て食べることが判明し、それを境にストックしていた餌の子赤たちは御役御免となりました。
そこで!
この恩赦を受けた小赤は野菜用の大型プランターを仮容器とし、観賞用に飼うことにしたのですが…
この子赤たちはエサ用の金魚として普段から雑に扱われることが多く、大抵が次から次へと死んでいくことが多い。
ところが!
この恩赦の子赤は今も元気に生きている。(ちょっと体形は悪いけど…)
※手前で泳ぐ小さい方
それが今では大姉のサイズにまで成長し、震災金魚と合わせて飼育棟の中で爺さんの癒しとなってます。
推定年齢2歳の和金(元子赤)、これから何処まで大きくなるのかな?

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