goo blog サービス終了のお知らせ 

ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 初午

2008年02月12日 | トリプルスターの日常

若犬達のトレーニング

ジャック・レモン・キャップ三頭の

チェック(身体)がてら、ハンドリングしてみました。

 

◇犬達のハンドリングは、北風のあたらない運動場の陽だまりで行います。

ハンドリングに使う引き綱は、スリップリードと呼ばれる簡単なループした紐をつかいます。

アイコンタクトは重要です、アイコンタクトが出来ない事には全てのトレーニングがスタートできません。

トレーニングを始めたばかりの犬には、興味をそそる玩具(木の枝)や、つり餌(釣り餌ではない)を使うと良い
(効果的)でしょう。

ハンドリングで大切な事は、犬が引っ張っても飛び上がって来ても、ハンドラー(人間)は杭になった様に動
かない事
です。

杭(ハンドラー)を中心に、リードの長さ分の半径の中で、全てのトレーニングが行われます。

子犬には、キューキューと音の出るような玩具を使ってみると、集中力が持続しやすく効果的な場合もあります。

犬をコントロールするのは、右手に持った玩具(又はつり餌)によって行われます。左手のリードは常に緩められて
いて、補助的な役目を負っているだけです。

子犬は初めのうちは、トレーニングを五分も続けると緊張を和らげようと首筋を掻いたり、笑ったような表情を見せ
て座り込んだりします。

こんな時はリードで無理に引っ張らず、立ち上がって向かってくるまで根気良く待ちます。

犬が丁度人間の目の高さに来る様な、高さ(60~90センチ)のある台の上に載せられる事に慣れさせます。
(ここでは、トリミングテーブルと呼ばれる折りたたみ式の台を使っています。)

グルーミングしたり、つり餌(おやつ)を食べさせたりして徐々に緊張を和らげますが、ここでも無理は禁物です。

※台に載せる時は怖がらせない様に十分注意し、載せてからは抱き止めるなどして犬の緊張を和らげます。
降ろす時には最大の注意を払ってください。犬が大きくなっても、自ら飛び降りさせない様にする事が大切です。

 

ハンドリング→犬を扱う事は、そう容易い事ではありません。

でも、基本的なことさえ守って行えば、そう難しい事でもありません。(少し苦労するから、楽しいのではないでしょう
か?)

彼方の犬は、人間にハンドリングされる為に繁殖された犬だからです。(正しくハンドリングされない犬達は、とても
不幸な犬になってしまいます。)

ラブラドールのハンドリングには、特殊な用具は一切必要ありません。(訓練用として売られている物一切が、ラブ
ラドールのハンドリング(トレーニング)には不要かもしれません。)

シンプルイズベスト→ハンドリングに必要な用具は、一本のスリップリードとボールや木の枝の玩具だけで十分
です。

ハンドリング(トレーニング)は、アイコンタクトに始まり、アイコンタクトに終わります。(アイコンタクトの意味を解さ
ない人には、ハンドリング(トレーニング)は端から無理と言うものです。)

子犬の頃から、犬を良く観察する(見る)癖をつけて下さい、犬の行動が見えてきます。(黙って、見ることです、、。)

ハンドリング(トレーニング)に必要なスペースは、広くても畳二畳分の広さがあれば十分です。

自分の目の前に立たせる事(尾を振って立ち止まっている事)、座らせる事(指示に従って座る事)、伏せさせて
かずにいること、其処から立たせること(四本の脚を余り動かさず、に真っ直ぐ立つこと)などから始めてください。

ハンドリング(トレーニング)の時、左手に持ったリードは、決して犬をコントロールする為に使ってはいけません。
右手に持った玩具やつり餌を使って、犬をコントロールすることを心掛けて下さい。

屋外でも、室内でも、気の向いたときに何回でも楽しく行ってみてください。そしていつまでも続けることです。

ハンドリングの間は、犬に語りかける事や、褒めたり励ましたりする事をいとわないで下さい。

ハンドリングの失敗は、全て人間の側にあります。犬を叱ったり、心の中で犬のせいにしていては、ハンドリングの
向上は望むべくもありません。

兎に角、飽きずに気長にやってみる事です。(読書百遍意自ずから通ず、なんちゃって・・・)

※競技に参加するのでなければ、訓練用のリードやチェンカラーは必要ではありません。また、ラブラドールに一切
の「首輪」のような物は不要です。(百害あって一利無しとも言えるでしょう。)

※競技会などに参加するために愛犬をトレーニングする場合、チェンカラーやリード(引き綱)は太過ぎないことが大
切である事と、道具に頼らず自分の腕や気持ちを磨いてハンドリング(トレーニング)に反映させる事を、心掛けたい
ものです。

※ラブラドールに限らず、犬はその身体そのものが美しく誇れる様に繁殖されています。特にラブラドールの場合、
大切な被毛を損ない、なめらかで力強いライン(ネックライン~トップライン)を損なうような「不要な用具」を使うことを
改めて下さい。

※訓練用具に頼り、飼い犬をハンドリング(トレーニング)している姿や、不要なもの(マズルや胴にかけるような物)を
装着したり着せたりして満足している姿は、良犬の持ち主であればある程、悲しく見えて犬が可愛そうにも感じられ
ます。

処で、ハンドリングや飼育に関して、俗に言う「愛犬家」と称される人達の言葉ほど当てにならないものはありません
ね~。

本人達は善意で言っているのでしょうが、多くの面で困りものです。(間違った事であっても、平気で無責任に語られ
ている様子が多々見受けられます。)

本やウェブの中でも、間違った指導内容や古い内容の事が書かれていたりして、特にビギナーの飼い主達の頭を
悩ませます。

判らないことがあったら、ドッグトレーナー等の専門家(定評のある)や、飼い犬のブリーダーなどに純粋な気持ち
で尋ねる事が、満足に至る近道かも知れません。

 

※さて前後しましたが、此処で言われている対象のラブラドールとは、繁殖の専門家がセオリーに基づき、犬種の発
展を願って繁殖したスタンダードタイプのラブラドールのことです。
日本の飼い主の多くの要望(鳴かない、引っ張らない、おとなしい)等々を考えて、ペットとしての繁殖を目指した犬や、
スタンダードタイプ以外の異なるタイプのラブラドールのことを指してはいません。 

 

◇三頭のハンドリングは、30分ほどで終わりました。

終わってすぐに、運動場周囲の砂利道を散歩しました。子狸の通りみちです。

途中、枯れ葉が舞ったり、雪解けの水溜りがあったり、小鳥達が騒いだり、犬達の気をそそります。

梅の香の香る頃には、三頭のハンドリングがきっと気楽なものに変ることでしょう。

次の子犬たちも控えていますから、、、、、。

 

 

皆さまも、今日も一日お疲れ様でした~~~~!
一息つかれたらワンクリック宜しく御願いいたしま~す。



そしてトリプルスターのカレンダーは此方ですご見学希望の方は、ご参考に願います~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする