茶語花香

人生は旅なり。

明治工芸の粋@三井記念美術館

2014-05-24 11:47:13 | 展示会・イベント

開催中の明治工芸の粋特別展に行ってきた。

蓮葉に飛び移る瞬間の蛙とその後脚、生き物の生命力を感じさせる。

雀一羽一羽表情が異なり、藤の房に動きが感じる七宝の花鳥図香炉、波間から現れた龍と鳳凰の対峙も見逃せぬ。

滝の落ちたところの水のうねりや、勢いのついた滝の飛沫に、
紅色な染まった木々の美しい秋の滝の刺繍絵画は、
見つめれば見つめるほど、創意工夫がいっぱい感じさせられる。

着物・髪の毛・皮膚などの多様な質感を彫り分ける
老人と児童の写実的な牙彫は、好きなスタイルかもしれない。

和尚さんに化けた狸のモチーフは
面白くてストーリーを感じさせる。

なんといっても、牙彫の師匠、安藤緑山氏の竹の子
張り裂けた皮、縁の毛羽とそこについているわずかの土。
どう見ても、本物の筍にしか見えぬ、
まさに超絶技巧の言葉にぴったり。


華やかな明治工芸は、中国清の時代の工芸に通ずるところもあり、
緻密な意匠を凝らした作品の数々に、たくさんの感動を頂いてきた。
写真はお撮りできないので、
記憶の新しいうちに、記録しておきたい。

三井記念美術館 明治工芸の粋
2014年4月19日―7月13日
東京都中央区日本橋室町2−1−1

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古くから伝わる三花茶

2014-05-23 22:22:18 | 中国茶・世界のお茶

暦の上では、立夏がすでにすぎ、これからもらいそうな夏風邪に、古くから伝わる薬用効果の三花茶があります。

三花とは、茉莉花茶(ジャスミン)、菊の花、金銀花(キンギンカ)。

金銀花ー味甘、寒性、帰肺、胃経、解毒効果

菊花ー味辛、甘苦、微寒性、帰肺、肝経、散風清熱、平肝明目

茉莉花ー理気、開郁、安神、中和

それぞれ同じ分量で用意し、お湯で10分程度蒸らす。菊の花茶と茉莉花茶が、喧嘩しないかなと、不思議に思いましたが、うまく調和できたお味です。

そもそも、風邪の症状が似ていても、原因が二種類に分かれます。体を冷やし過ぎによる風邪と、体の熱がこもりすぎによる風邪があります。夏によく見られる風邪は、一般的に、頭が痛くて、目が赤くて涙が出やすいのです。体全身に熱がこもるというより、頭や目に熱がこもることが特徴です。

夏風邪中だった家人に三花茶を飲ませたことがあります。夜中に止まらなかった咳が、大分減り、翌朝、「まだある?」と聞いてきました。

逆に、健康の私が、三杯ぐらい飲んだ後、背中に寒気がしてきました。それぞれ、寒性と微寒性の金銀花と菊の花の薬用を、体を張って検証しました(笑)。

お茶の源は、お薬として使われ始めた先人の知恵をありがたく思います。

このレシピ―は、デスクワークで目の疲れがたまり、頭がすっきりしない熱っぽい時にも良いとされています。

ちょうど台湾土産で頂いた「茉莉脆梅」(茉莉花漬けのカリカリ梅)がありました。使用されたのは、台湾南投県のすももです。

知らざる現地の茶菓子が、まだまだありますね。

三花茶とジャスミンすもも、なかなかのマリアージュでした。ご馳走様でした。


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我が家の助けっ人ー金銀花

2014-05-21 16:05:43 | 養生・薬膳

乾燥した草のようで、フレーバーも乾草っぽい、漢方薬として使われる金銀花(キンギンカ)です。

私と金銀花の出会いは、小さかった娘のアトピーの治療でした。

上海の名門漢方病院に行って受診しました時、そこで処方されたのは、金銀花の入った生薬です。金銀花は、スイカズラの植物の花で、色は、白か淡い黄色です。散熱やデドックス効果が抜群です。

一方、中医学では、アトピー性皮膚炎の患者の体質は、「湿熱系」と類されます。体に余計な湿気が入り、暑がり屋の方が多いです。

最終的に、娘のアトピーは、年齢とともに、自然に良く治ってきました。

金銀花の入った生薬もしばらく飲んでから、やめました。

しかし、我が家では、金銀花を常備するようになりました。

ハトムギや金銀花を白牡丹にブレンドし、水筒に入れ出すことが多いです。白牡丹等の白茶は、涼性で、体を冷やす効果があります。ハトムギは、体の湿気を一番取り除く優れた穀物です。どちらもアトピーに良いとされています。

但し、金銀花は、かなり寒性の植物です。ダイエットなどのデドックスのためなら、むやみに取らないでください。

次回は、もう一つ金銀花の使ったティーレシピ―をご紹介します。

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慈雨のなか、蓮のほとり

2014-05-21 10:29:35 | 茶会・茶勉強会

慈雨の中、蓮のほとり。香白韵の茶事「慈雨礼讃」にお邪魔しましたのは、十日ほど前のことです。
たくさんの感動を頂き、その日の余韻は今も心に響きます。


取り囲む水墨画で広がる想像の翼。蓮の異なる風景を堪能しながら、風格豊かな七つの茶席で極上の茶を味わうという設定には、
ある言葉を思い出させます。

濃墨淡茶



写真の腕のなさに痛感するほど、撮り切れないぐらい素敵なアングルがたくさんありました。
茶席のしつらえはもちろん、使われた器一つ一つが、みんな芸術品です。



それぞれ何を表現したいのか、眺めながら想像したくなります。
美術、音楽、踊りをもって、慈雨の中、蓮のほとりでのティータイムを表現する、茶事におかれる芸術の極致をじっくり味わいました。

あの神秘的な世界を醸し出すには、どれだけの想像力と実行力が必要かなと、想像にもつきません。
うらりん先生をはじめ、淹れ手の先生方々、裏でサポートされた皆様、
途轍もない素敵な空間を見せて頂き、ホントにありがとうございました。おかげで、素敵な時間を過ごすことができました。

プロデュースされたうらりん先生は、今回の茶事について、ご自分の思いを綴ってくれました。
茶事は、終わりましたけれど、先生の思いを一つ一つ吟味するのが、二重の楽しみです。

Cha-No-Yu China中国茶と和の粋

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オンシジウムの飾る茶会

2014-05-16 15:25:28 | お知らせ

中国語を勉強中の方々や経験者の皆さんを囲い、自宅でランチ茶会が行われました。

琳派と思わせる加賀の箔一の工芸品をトレーがわりにした日は、黄色の小花を飾りたくなりました。蘭の仲間のオンシジウムにしてみました。

中国茶がほぼ初めての方もいらっしゃいますので、聞香杯を用意する茶会になりました。

三月末里帰りの余韻が、自分の中にまだ残り、故郷バージョンの三鮮雲呑を再現してみました。

普段の教室では、中国語の学習の後、一服の中国茶を淹れます。発声練習で疲れた顎や心を、お茶が見事に癒してくれます。知らない中国茶の世界に目を見張り始める生徒さんが少しずつ増え、一杯の中国茶や台湾茶を出し続けることがよかったと嬉しく思います。



そのような中国語教室でありたいと思っています。

茶譜
ウェルカムティー 梅花冷茶(浙江省 杭州)
茉莉龍珠(福建省 福州市)
*阿里山梅山烏龍茶(台湾)
*大禹嶺(台湾)
有機鉄観音(台湾 臺北猫空)
太平猴魁(安徽省 黄山市)
*の茶目は、会によって異なります

食事
手製三鮮雲呑

デザート
手製杏仁豆腐

茶請


ご参加をありがとうございました。

遊びにいらっしゃった茶猫さんがレポートしてくださりました→

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