
Mont-Blanc中腹にある展望台

「このどんよりした雲を突き抜け、さらに千メートル上では晴天が待っているかも」
四年ぶりの海外旅行先に、スイスの山々を選びました。
この日、国境を越えてフランス領でヨーロッパ最高峰のモンブラン山頂(4248m)へ。
ぎゅうぎゅう詰めのゴンドラの中、誰もが心の中で山頂の晴天を祈りました。男性のつぶやきが聞こえました。
高度はすでに三千メートル以上。

ドライアイの目がひりひりし、痛くて涙がでてくる。少し船酔いの感じもして、これ、もしかして高山病の症状?
ゴンドラの高度がさらに上がるにつれ、グレーだった外の景観、突如明るくなり、眩しいぐらい青に変わりました。

このような雄大で荘厳な景色を肉眼で見たのは生まれて初めてです。
雲の遥か上で快晴の空とモンブランが待っていました。

撮られるより、撮るのが好き。
人間を入れると、山々がいかにも雄大なのか、分かりますよね。
さて、下山してスイスへ戻ります。