茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

プーアル茶とチーズケーキのマリアージュの会

2018-01-26 23:21:46 | 茶会・茶勉強会

広州に来てから、「清飲」と言って、お茶だけ楽しむのがほとんどでした。
お茶とお菓子のマリアージュの茶会に参加するのが随分久しぶりになります。
少し前のことですが、
プーアル茶とチーズケーキのマリアージュの会が近所の中国茶教室で開催され、申し込んでみました。


【茶譜】
2017年攸楽山 柔らかい、瀾滄江外の生茶らしい味わい
2007年攸楽山 十年物らしい味わい、厚みがある
2011年宮廷プーアル茶 陳香、熟茶標準的な味わい
(おまけに)
キーマン紅茶


紅茶との相性の素晴らしさは予想内のこと。
それに負けないくらい十年寝かした攸楽山は、
チーズケーキのミルキーな味わいが口じゅうに広がりました。
チーズケーキ一口頂いた後、
十年物の攸楽山を一口含む順番は
特に良かったです。
味覚的に冴えた瞬間を鮮明に。

今回頂きましたのは、軽めなチーズケーキでした。
これがもししっとりした濃厚なものなら、
きっとお茶との相性もまた変わってきますでしょうね。

一切れのチーズケーキをこんなにゆっくり味わうことはなかったかもしれません。
久しぶりの茶会にリフレッシュできました。

赤絵町と常滑朱泥

2018-01-07 20:20:43 | 茶器

クリスマスから中国の旧正月にかけて、
赤の入った茶器を使う。
ここ数年の自己流。

手描きの飲杯に、温もりが伝わる。
ほんの少しすぼませた口縁も
寒い日に最適。

朱泥の茶壺は、数年前購入したときより、だいぶ色が落ち着いてきた。
焙煎の強いお茶が美味しくはいる。
自分の手にフィットしているから、
どんどん愛着もつく。

寒くなった今日は正岩茶を淹れる。
28時間弱火でじっくり焙煎した岩茶はやはり違う。
パンチはあるけれど、クリアな味わい。
この茶を製茶したはにかみ屋の製茶師を思い出す。

喉越しに何か果実に近い滋味が自分を呼び起そうとした。
なんだろう?なんだろう?
と自分の知っている果物の名を探し当てても
答えは結局でなかった。

友がいると、ついついお喋りになってしまう。
一人で飲み、一人で茶と向き合う
心静かに「独飲」を愉しんだ。

茶壺: 常滑焼 職人伊藤誠二氏 作
飲杯:玉蘭社 赤絵町 山茶花シリーズ
茶: 2017年武夷山 章堂澗 奇丹(大紅袍原種)