茶語花香

人生は旅なり。

冬至に薬膳鍋

2013-12-22 21:14:49 | 養生・薬膳

冬至の日は、日本ではゆず風呂に浸かったり、カボチャを食べたりしますね。

中国の家庭では、その日の「温補」をとても大事にしています。「温補」とは、体を温める食材を取ることです。

実家では、冬至の日に、年に一度羊肉と大根の煮物が食卓にでます。それも生姜が効いたお味で、子供の頃は、どちらかと言うと苦手でした。

東洋医学の観点から、日が一番短くなった冬至には、人間の体の陰と陽のバランスがピークに達します。その日は、陰の気がマックスに達し、冬至以降には徐々にパワーダウンにしていきます。一方、体の陽気はその日を境に徐々にパワーアップしていきます。(「陽気初生」といいます。)

その日に「温補」しておけば、冬にはまるっきり風邪ひかずに過ごせるといいます。さらに、来年の春にはトラと戦うほどの力もでてくるとのことわざもあるようです(笑)。

そのために、体を温める食材を取り入れることです。

羊肉、牛肉、舞茸、ピーマン、かぼちゃ、胡桃、生姜、にんにく、らっきょう、ネギ等々。

食材以外、今日の料理に、どうしても入れたかった漢方薬があります。婦人の至宝である当帰(とうき)です。これが「補気活血」といい、体の気を補い、血液循環を促進する効用があります。

しかし、当帰の漢方香が半端なものではありません。子どもも主人も苦手かもしれません。そのために、鍋のベースは、市販のトマト鍋スープをベースにし、当帰のスライスを一枚、ニンニク・生姜・豆豆支のみじん切りを利かし、紹興酒を加えることで、まろやかな中華薬膳鍋のできあがりです。

この味は、何回か訪れたことのある銀座和食のやまとで頂いた「薬膳長生不老鍋(赤)」からもらったヒントです。和食の店とはいえ、紹興酒ベースのとても効いた中華風薬膳鍋が印象的でした。店のレシピを伺うことができないけれど、主婦の舌でおそらくこんな食材が入っているのかなと想像しました。それを今日は家で再現したかったのです。もちろん、冬至の鍋の中身は、体を温める食材ばっかりです。

鍋の蓋を開ける時、主人も娘も「え~っ」と苦手そうな顔しました。

食べてみてと薦めると、「全然見た目と違って、美味しい」と笑みに変わる二人。羊肉の臭みも、漢方香も気にしなくなったのは、すべてトマトベーススープのおかげです。

来年一月の新年茶会に、冬の養生の話し、そして、当日は、薬膳茶と薬膳粥もご用意する予定です。

年内に日程の詳細をお知らせしますので、ご興味のある方はぜひチェックしておいてください。

豚肉創作料理 やまと 銀座本店
http://frieden-dining.com/grandmenu.html
〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-18 アルボーレ銀座 9F
TEL 03-5159-9751  FAX 03-5159-9752

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映画「利休にたずねよ」

2013-12-19 09:41:59 | 本・映画

なんとなくアウトドアがしづらくなったこの寒さの中、映画「利休にたずねよ」を観てきました。

千利休。茶道の美の真髄は、この男をぬきでは語れません。英語にもなっているWabi-Sabiの世界を理解するには、まず利休を理解しなくてはならないからです。

わずかながら知っている利休の逸話の中、一番心が打たれましたのは、秀吉と利休との間にあった朝顔のストーリーです。秀吉様は、利休の庭に咲き誇る朝顔の好評を聞きつけ、それを観にくるために利休の茶室に訪れました。ところが、利休は、君主の秀吉のために、庭中の朝顔を一つも残さず摘み取りました。がっかりした秀吉が、茶室に入ると、床に綺麗に咲く一輪の朝顔が目に飛びつきます。一輪ゆえに際立てられた朝顔の美しさに秀吉は深く感動したといいます。利休ならではの究極のおもてなしです。

映画にはその逸話はでませんでした。代わりに、あまり知られていない利休さんの美への追求の場面がいくつかあって、映画の一つの見所です。

利休役を演じるのは海老蔵さん。さすが歌舞伎俳優、立ち振る舞いが美しい。利休の妻役を演じるのは、女優の中谷美紀さん。中谷美紀さんのこと、今までもけっこう好きで、和服の似合う美人ですね。

歴史上、利休には前妻と後妻がいて、後妻の宗恩自身も茶道に精通し、利休に新しい袱紗さばきを提案できるほどの素晴らしいパートナーでした。

映画では、利休の娘が秀吉に秀吉の側室として申し込まれた時に、利休の妻は、ずばり断りました。

究極な美を追求し、茶室作りおいても秀吉とはまっ逆な思想をもつ利休。二人の確執が深まり、結局は、秀吉に自分への警戒心を買うことになった利休は、秀吉に自害を命じられて潔く切腹してしまいました。

こういう歴史ものも好きです。

お茶の勉強を通じ、歴史的な出来事を覗くことで、タイムスリップしたような気分です。その時代の人々の暮らしや価値観を覗けた気がして、面白いのです。

実は、中国茶の勉強が楽しいと思う理由の一つもそこにあります。高校生まで中国にいたが、今中国茶の歴史的出来事を勉強する時は、やはり教科書に載っている正統派の歴史内容と、違うアングルから歴史に触れることができ、あの時代に生きた人の気持ちをほんの少し感じ取ることができて楽しいのです。

一人で観た映画「利休にたずねよ」の時間は、至福でした。

12月7日から全国上映中。ぜひ、足を運んでみてください。

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ほっとする台湾のホットアーモンドティー

2013-12-16 18:30:46 | 中国茶・世界のお茶

一段と冷たい風が吹く朝がやってきました。今日は、教室に見えた生徒さんに、台湾のホット杏仁茶をお出ししました。杏仁茶と言っても、優しい甘さのアーモンドドリンクです。それもインスタンドのものです。

白いパウダーをコーヒーカップに入れ、お湯を注ぐだけで完成です。お湯を注いだ瞬間、コーヒーカップからアーモンドの優しい甘い香りが鼻先まで漂ってきます。

口に入れると、ほどよいナツのざりざり感が残りつづ、滑らかな食感です。山芋が加わったので、一層トロッとした口当たりになります。

台湾では、数社のメーカーが商品化しています。その中、「馬玉山GreenMax」という銘柄が、一番安心して美味しく頂けると思います。

馬玉山シリーズでは、以前、茶猫さんのブログでも紹介されたへーベルナッツアーモンドティー以外、紫いも黒豆乳、玉山擂茶、客家擂茶等々があります。いずれも栄養と効用を考慮した植物配合のドリンク用パウダーです。今回紹介する商品は、シリーズに新しく仲間入りした「氷糖杏仁茶」です。アーモンドに加え、銀耳(白キクラゲ)、山薬(山芋)、銀杏と氷砂糖が配合されたものです。

杏仁は、中国では古くから咳や喉の不調、腸や肌の乾燥によいと知られています。
白キクラゲの滋養強壮効果や美白効用について、知っている方もすでに多いでしょうか。
配合にある山芋は、同様に滋養強壮があるに加え、老化防止にも良いとされています。
銀杏は、たんぱく質、脂質、鉄分、カリウム、ビタミンB1・B2・C、カロチンに富んで、バランスのとれた栄養価値のある食品です。
最後の氷砂糖について、糖分を取りたくないと思って、なんとなく氷砂糖を回避してしまう方が多いようです。氷砂糖自体、肺を潤し、咳を止め、痰の切れを良くしてくれる素晴らしいものです。

数年前、杏仁茶を紹介してくださって台湾の友人は、気管支炎の息子に毎朝飲ませていたそうです。

手軽な入れ方とお手頃のお値段が、何よりの魅力です。

夏は、お湯で溶かしてから冷蔵庫で冷やし、ひんやりした杏仁豆腐のドリンクみたいです。

冬の朝食の後、家族にホットで出して、仕事や学校に送り出します。

我が家では、常にストックしておきたいドリンクの一つです。

台湾に行かれる際、ぜひローカルのスーパーで探してみてください。

地元の方々にも愛飲されているようで、売り切れることも結構あるようです。

日本のサイトで販売されているところもあるようです。ぜひ探してみてください。

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タイ料理屋で頂いたライチドリンク

2013-12-13 15:42:26 | 日常
最近、地元にあるLaniというタイのお店に密かにハマり中。夜は、Barとして営業しているようですが、母親業の私には、夜のBARに行くなんて当分叶わない話しです(ゝ。∂)。

ランチタイムは、タイ料理を始め、マレー料理、ベトナム料理などの定食を用意しています。トムヤムクンラーメンやガパオライス、マトンカレーなどなどです。週に一度のジムで汗をかかせた後、ペコペコになったお腹がここの食事を食べたいと言っています(笑)。エネルギーを補給しておきます。昔、苦手だったナンプラーも、今は自分の台所に一本用意しておく存在になりました。


今日は、食事を終えて会計した時、カウンターに飾ってあるドリンクの山に目が行ってしまいました。

「タイのドリンクです。」とマスターらしき方が教えてくれました。きっと夜のバーでそれを使ってカクテルを作っていますのでしょう。

と思っていたら、マスターが「一本持って帰りますか」と親切に言ってくれました。「いいでしょうか」と小さい声で答えながら、たくさんあるチョイスの中、ホントに一本を頂いてしまいました。選んだのは、ライチ(Lychee)味でした。

午後、中国語教室にプライベートレッスンの生徒さんが見えました。今日は中国茶の代わりに、二人でタイのライチドリンクをシェアしました。

東南アジアのドリンクは、かなり甘いイメージがありますが、今日頂いたライチジュースはそれほどでもなく、美味しく頂きました。

Lani(ラニー)
[月] 18:00~翌2:00 [火~日]11:30~14:30 18:00~翌2:00
千葉県市川市相之川4-14-4 関根ビル 1F
047-358-2266
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和菓子と中国茶 冬のマリアージュの会

2013-12-13 09:13:26 | 茶会・茶勉強会

雨の火曜日、落合の静かな住宅街に佇む二葉苑へ訪れました。

今日は、和菓子作りの体験と中国茶会という珍しいコラボへ参加に参りました。

第一部では、ユイミコの先生方による和菓子作りのレクチャーです。季節の寒椿をモチーフした和菓子の練り切り二種類を体験する内容です。

第二部の中国茶会は、中国茶界でおなじみの今野純子先生による冬茶の茶会です。純子先生がつい先日まで、台湾に入り、茶師さんと一緒に作られた冬茶をご馳走してくれるのです。

ユイミコの先生方は、中国茶に合うように、今日は、クルミ、レーズン、白イチジクの餡を用意してくれました。

先生が作るのを見るのと違って、実際和菓子をやってみると難しかったのです。あえて先生の作品と自分のを並べてみました。どれほどの差が出ているか一目瞭然です。逆に面白くて受けました(笑)。

第二部の中国茶会では、テーブルを変えて、今野純子さんが、作りたての四季春と木柵鉄観音をご馳走してくれました。

どちらもとても美味しかったし、私的に、より焙煎のかかった木柵鉄観音は、今日の和菓子と見事に合いますね。

ユイミコの先生方は、若い二方です。自由ヶ丘などでワークショップを展開されているようで、機会があれば、また習いに行きたいですね。

今野純子先生は、笑顔のとっても素敵な先生です。旅のトークもとっても楽しかったのです。優雅なお手前を拝見し、美味しいお茶と自分達が作った和菓子を頂きながら、とても会話の弾んだ茶会でした。

そして、今日ご一緒の皆様は、洋菓子作りが趣味の方もいれば、中国茶好きな方ももちろんいます。中に、料理教室を開いている方一人、プリザーブドフラワーの先生も一人います。異なる趣味の方々との交流も、すごく楽しかったのです。

ユイミコの先生方々、今野先生、そしてご一緒させて頂きました皆様、どうもありがとうございました。その日の天気と裏腹に、素敵な方々と一緒に、とても「素敵な人の気」を頂いた気がします(笑)。

最後は、二葉苑のオーナーさんにも感謝致します。

二葉苑では、江戸染色の工房やショップとして運営していると同時に、多岐な分野の先生方を招き、様々なワークショップを展開されているようです。第二部の茶席のセッティングも、ショップの染め物を使った品々です。欲しくなります。また機会があれば、また訪れてみたいと思います。

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