茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

風神雷神図のウラ

2020-09-30 21:04:00 | 展示会・イベント



岡田美術館の風神雷神図
記憶から離れません
東洋美術の題材として登場する風神雷神
時代問わず 多くの画家が描いてきました。

トーハクのミュージアムシアターで
風神雷神図のウラに迫る映像解説
面白い題材でした。
一枚の屏風を通して
光琳を私淑する抱一の想いが
しっかり伝わった一枚でした。

静嘉堂文庫で酒井抱一の絵に惚れ
続いて岡田美術館で風神雷神図に出会い
そしてトーハクで光琳と抱一の関連性に迫りました。

次どんな絵や画家につながっていくのか
美術鑑賞 楽しみが尽きません。


夕暮れのトーハク

ポーラ美術館

2020-09-29 20:42:00 | 街散策・旅行



印象派の画家で人物画を描く人のなか、ルノワールが一番好きかも。

彼ほど少女の甘美を引き出せる人が、右にでる者がいないのです。


ポーラ美術館遊歩道の橅(ブナ)も、お見事でした。


初秋の箱根の自然とともに、美術館めぐりで満喫した二日間でした。



箱根美術館

2020-09-28 07:38:00 | 街散策・旅行


岡田美術館の翌日、まずは箱根美術館。

萩の道が見頃を迎えていました。




箱根美術館の二階、常滑・越前・信楽・瀬戸の古き壺が並んでいます。大地のような岩肌や釉薬の垂れ込みに、しばしうっとり。

規模は小さい箱根美術館、一度観る価値はあります。



後ひと月もすれば、きっと園庭の紅葉が見頃を迎えるでしょうね。


岡田美術館

2020-09-27 18:32:00 | 街散策・旅行



岡田美術館の東洋陶磁コレクション、
その数と美に圧倒されました。

三階北斎夏美人図の前にしばし足を止めます。

薄手の着物の下に、紅い襦袢を覗かせ、夏らしい季節感が表れ、女性内面の描写まで匂わせていたな…と眺めていましたところ、隣りに立っている親子の会話が耳に入りました。

「見て、赤い下着、涼しそうでしょ」

言われたまま、赤いリボンで髪の毛を結える十歳ぐらいの女の子が大きく目を開いて真剣に図を見つめます。

美を共感させた
親子の素敵な会話です。
美術鑑賞の種、
知らず知らずうちに蒔かれています。

江戸時代に88歳まで長生きした北斎も
もしこの会話を聞いていたら
ほくそえむでしょうね。



館内足湯カフェで休憩を取りながら眺める現代画家福井江太郎の大壁画 風神雷神。


POLA美術館感想

2020-09-27 10:46:00 | 街散策・旅行




仕事で疲れた神経が、水の広がりにしたがってとき解された。
                                  ーbyモネ

私には啓示が東方からやってくるー異国情緒な人物像、生涯描き続ける

            ーbyマティス

アーティスト心の声を知り、眺めていた作品により深みを感じました。