茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

我が家の助けっ人ー金銀花

2014-05-21 16:05:43 | 養生・薬膳

乾燥した草のようで、フレーバーも乾草っぽい、漢方薬として使われる金銀花(キンギンカ)です。

私と金銀花の出会いは、小さかった娘のアトピーの治療でした。

上海の名門漢方病院に行って受診しました時、そこで処方されたのは、金銀花の入った生薬です。金銀花は、スイカズラの植物の花で、色は、白か淡い黄色です。散熱やデドックス効果が抜群です。

一方、中医学では、アトピー性皮膚炎の患者の体質は、「湿熱系」と類されます。体に余計な湿気が入り、暑がり屋の方が多いです。

最終的に、娘のアトピーは、年齢とともに、自然に良く治ってきました。

金銀花の入った生薬もしばらく飲んでから、やめました。

しかし、我が家では、金銀花を常備するようになりました。

ハトムギや金銀花を白牡丹にブレンドし、水筒に入れ出すことが多いです。白牡丹等の白茶は、涼性で、体を冷やす効果があります。ハトムギは、体の湿気を一番取り除く優れた穀物です。どちらもアトピーに良いとされています。

但し、金銀花は、かなり寒性の植物です。ダイエットなどのデドックスのためなら、むやみに取らないでください。

次回は、もう一つ金銀花の使ったティーレシピ―をご紹介します。

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慈雨のなか、蓮のほとり

2014-05-21 10:29:35 | 茶会・茶勉強会

慈雨の中、蓮のほとり。香白韵の茶事「慈雨礼讃」にお邪魔しましたのは、十日ほど前のことです。
たくさんの感動を頂き、その日の余韻は今も心に響きます。


取り囲む水墨画で広がる想像の翼。蓮の異なる風景を堪能しながら、風格豊かな七つの茶席で極上の茶を味わうという設定には、
ある言葉を思い出させます。

濃墨淡茶



写真の腕のなさに痛感するほど、撮り切れないぐらい素敵なアングルがたくさんありました。
茶席のしつらえはもちろん、使われた器一つ一つが、みんな芸術品です。



それぞれ何を表現したいのか、眺めながら想像したくなります。
美術、音楽、踊りをもって、慈雨の中、蓮のほとりでのティータイムを表現する、茶事におかれる芸術の極致をじっくり味わいました。

あの神秘的な世界を醸し出すには、どれだけの想像力と実行力が必要かなと、想像にもつきません。
うらりん先生をはじめ、淹れ手の先生方々、裏でサポートされた皆様、
途轍もない素敵な空間を見せて頂き、ホントにありがとうございました。おかげで、素敵な時間を過ごすことができました。

プロデュースされたうらりん先生は、今回の茶事について、ご自分の思いを綴ってくれました。
茶事は、終わりましたけれど、先生の思いを一つ一つ吟味するのが、二重の楽しみです。

Cha-No-Yu China中国茶と和の粋

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