茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

茶席イベント「泡茶の変遷」@エコ茶会2018

2018-10-03 06:30:37 | 展示会・イベント

2011年初めて上梓された
原書『茶味的麁相』では、
読者の目に飛び掛かりましたのが、
著者李曙韻氏の侘びさびの世界でした。
2017年、ある出来事を機に、
アーティスト気質の李曙韻氏の色彩は、
マットな明るい色彩に生まれ変わりました。

エコ茶会二日目の茶席は、新生李曙韻をイメージ、薄ピンクの茶服を着てみました。

茶席は、うらりんさんにアレンジして頂き、薄ピンクと薄グリーンの二席を設けました。

薄ピンクの茶席では、銀彩のお碗と蓮華で、碗泡の席を設けました。茶花の代わりに、茶菓子とともに高台に飾ったのが、新鮮な小青柑。この時期では、広東人が小青柑に湯を注ぎ、飲むようにしているそうです。

碗泡を茶藝として確立させたのが、まさに李曙韻氏です。お茶は、今年の明前天目湖白茶(江蘇省天目山緑茶)を用意しました。

薄グリーン茶席の室礼は、錫の茶盤に九壺堂の双杯品茗一式を。菊の花に縁の深い李曙韻氏をイメージ、茶席では糸菊を二本あしらいました。ちょしさんチョイスで、台湾拉拉山ウーロンでお客様をもてなしました。


二日間、沢山の方と再会でき、新しい出会いも嬉しかったです。

会場で用意された新刊、二日間とも売り切れました。ご購入頂いた皆さま、誠にありがとうございました。

本の中味をしっかり読まれていきますように。



セミナー新刊『中国茶のこころ 茶味的麁相』と茶家十職の世界@エコ茶会2018

2018-10-01 20:00:49 | 展示会・イベント

三年ぶりにエコ茶会に参加しました。

今年は、ちょしさんとうらりんさんと三人で『茶味的麁相』日本語版のプロモーション活動を担いました。

初日のセミナーでは、ちょしさんは司会を務め、麁相の意味を紐解いてくれました。うらりんさんは、茶会や茶席の視点から、アーティスト李曙韻氏の世界を紹介。それなら、私は「活字からみた李曙韻氏の世界」を話そう、と三人の話し合いで決めました。

どうして李曙韻氏の世界に惹きこまれていたのか、セミナー用の資料を練り、ちょうどこれまでの経緯を整理する機会にもなったのです。終わるとストンと腑に落ちたものを感じました。

茶によって、約四年前三人が集いました。
一筋縄ではなかったのですが、チーム一人ひとりの役割があってようやく日本語版の完成することはできました。

とっても贅沢な経験をさせて頂きました。
感謝の一言につきます。

自分の向き合うべき課題がみえたのは、
何より嬉しい事です。

エコ茶会以降のイベントも宜しくお願いいたします。