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beatitude

好きなことだらけさ…

『チェンジリング』

2009年03月04日 | 映画 洋画

子供をなくした母親の話というだけで、前情報無しで観てきました。





数ある母子モノのように、泣けと言わんばかりの作りになっているのかと
思っていましたが、これは社会派映画でした。
実話を元に1920年代の権力側の在り方、女性の扱われ方を
淡々としかし熱い思いを込めて描いた作品です。


主人公クリスティン・コリンズを演じるアンジェリーナ・ジョリーの
時にヒステリックになりそうな場面で、感情を抑え
自分の訴えを続ける演技が素晴らしかったです。

個人的には、孤立無援のクリスティンに支援の手を差し伸べ
最後まで共に闘うグスタヴ・グリーグレブ牧師を
ジョン・マルコヴィッチが演じていたことが嬉しかったです
彼の怪優っぷりが好きなんですけど、
今回はマトモでエネルギッシュな牧師様でした。
実際のグリーグレブ牧師が、
恐れを知らない地域活動家として、名をはせていたというのですから。
(登場シーンの演説場面を観たとき、
胡散臭いインチキ牧師かと思ってしまいました。ハハハ~


最近のCG満載こけおどしハリウッド映画とは、一線を画す仕上がりです。