いつもと変わらぬ金曜日の放課後、バレー部のキャプテンで成績優秀、
誰もがスターとして一目置いていた桐島が突然部活を辞めたというニュースが学校内を駆け巡る。
桐島の恋人でさえ彼と連絡が取れないまま、
桐島と密接に関わっていた生徒たちはもちろんありとあらゆる生徒に波紋が広がっていく。
人間関係が静かに変化し徐々に緊張感が高まっていく中、
桐島とは一番遠い存在だった映画部の前田(神木隆之介)が動き出す……。
(goo映画より)
じいちゃんを引っ張って観に行こうとしましたが、
「疲れたから別の時に一緒に行くよ。」と言われ、現役高校生の娘と観賞。
そりゃ疲れたよね。じいちゃんは池袋新文芸坐で上映される
『追悼・山田五十鈴~日本映画の歴史とともに歩んだ女優~』を楽しみにしてるみたいなので、
そちらを観に行ってもらって元気つけてもらいましょうw
こちらは神木ファンの娘と『桐嶋』です。原作は読んでません。
たいして期待してなかったんですが、けっこう面白かったです。
何か結果が出る内容ではなかったです。
この感じが今の高校生なのか?と娘に聞いたら、
「女子高の私に聞かないでよ。少なくとも自分のとことはぜんぜん違うよ!
あれが普通なんだったら、共学じゃなくてよかった~」だってw
私立の女子高なんて温室だもんね~。
現代の高校生たちの話ですが、そこは青春映画、
友情、恋愛、いじめ、クラスや部活においてのヒエラルキーと
あの年代だからこその普遍なモノを「桐嶋」という登場しない存在を通して見せてくれました。
神木くんのヘタレな映画オタクっぷりは、なかなか可愛かったですよw
でも最後の宏樹(東出昌大)の涙の意味がちょっとわからなかった。
何事にも懸命になれず、桐嶋の親友という立場だけの自分に対する涙だったのかな?
まあ、なんでもいいんだけどね。
おばあちゃんが亡くなって、お年寄りばかりの葬式だして、
自分も人生後半に入ってて、ちょっと滅入ってたけど、若い人の映画観たら、
気持ちまで老けたら病気になっちゃうぜ、いかんいかんと気合い入りましたww
富豪のひとり娘で天使のように純真無垢なお嬢様・早乙女愛(武井咲)は、
復讐を誓い単身上京した、額に一文字の傷がある不良の誠(妻夫木聡)の
鋭い眼差しを一目見たときから恋に落ちる。
身の上も性格も何もかも違う二人。
境遇の違いをまざまざと感じさせるような出来事や
命を賭して彼女を愛するという岩清水(斎藤工)の存在もあるが、
愛は決して一途な心を曲げない。
己の拳以外誰も信じない頑なな誠に、全身全霊をかけて愛する愛の心は通じるのか?
(goo映画より)
ええっと、全体的には面白くなかった( ̄‐ ̄;)
(そうだよ自分、ミュージカルあんまり好きじゃないんだよ)
一生懸命作り込んでるのもわかる。
俳優陣も頑張ってるし、どう見せたいのかもまあ伝わってくる。
懐かしい歌謡曲が次々出てくるし、パパイヤ鈴木の妙な振付も楽しい。
(フルコーラスはちょっと飽きたが…w)
市村正親が歌って踊りだした時はさすが見栄えするなぁと思ったし、
キャラ的にはオッサン病に悩む座王権太(伊原剛志)とガムコ(安藤サクラ)が好きだったかな。
伊原剛志の「オオカミ少年ケンのテーマ」はもう1回観たいくらいだ。
でも、なんだかなぁ。
こんなの「愛と誠」じゃない!なんてヤボな事を言うつもりは毛頭ないけど
これは映画を作ってた方々が一番楽しかったんじゃないだろかww
古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、
生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず、職を失ってしまう。
落ち込んだ彼は、友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、
そこで突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。
そこで出会ったのは、漫画家志望の真実(上戸彩)たち“平たい顔族”、つまり日本人だった。
日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻ると、
そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。
タイムスリップを繰り返すルシウスは、ローマで浴場技師としての名声を得ていくのだが……。
風呂を愛する2つの民族が時空を超えて出会った時、世界の歴史が大きく動き出す。
(goo映画より)
『宇宙兄弟』のあと続けて観たのがこれ。
こちらはNASAならぬイタリアチネチッタ、古代ローマの巨大セットでの撮影だそうで。
同じようにコミックの映像化ですが、
長い話をギュッと詰め込んだわけではないこっちの方が、上手かったかなぁw
原作にないキャラの上戸彩が不安だったんですが、これは難なくクリア。
なかなか可愛かったですw
他のローマ人キャラの方々は予告を観た時点で、かな~り笑えたし、
(忘れちゃならない北村一輝w)
おじいちゃん達はカワイ過ぎ~。
ああでも、悔しいかなあんまり笑えなかった
原作コミックを読んでなければ、いっぱい笑えたんだろうなぁ。
ノイタミナで放送したFROGMANのアニメも楽しんじゃってるしなぁ。
唯一「プッそう来たか!!」と面白かったのは
タイムスリップして倒れたルシウスを漫画家志望の真実が覗き込んで
「ケンシロウ!?」と呟いた一言。
これは原作にはないシーンですからね~。
とは言え、アベール王子のおしりは惜しげもなく披露されてるし、
よくここまで映像化したなと感心。
時々挟まってたオペラも妙に合ってて面白かったです。
(竹内力は平たい顔族の方だったんですねw)
西暦2025年。幼い頃に兄弟で交わした「二人で宇宙飛行士になる」という約束通り、
弟・ヒビト(岡田将生)は宇宙飛行士となったが、
兄・ムッタ(小栗旬)は、会社をクビになり無職となってしまう。
大きく異なった運命を歩んでいた二人の兄弟。
そんなある日、ヒビトからの1本の電話をきっかけに、ムッタは再び宇宙を目指し始める。
夢を追い続けたヒビトと、夢を思い出したムッタ。いま、二人の壮大な夢が動き出した……。
(goo映画より)
水曜日にコミック原作の2本を観てきました。
まずは『宇宙兄弟』。これは読んでないんですよね~。(画があまり好きじゃなかったもんで^^;)
1、2巻平積みされてる頃から面白そうだなと思っていたら
どんどん話題になってましたもんね。
4月からは日テレ朝アニメでも放送中だし。こっちはサラッと見てます。
で、映画は小栗旬と岡田将生…なんかちょっとイメージと違うかも。
でもまあ、こんなもんかぁ!?とか思って見てたんですが、
原作コミックをしっかり読んでた友人は
「なんじゃこの湿っぽい兄弟愛映画は!!!!
原作の面白いところを全部潰してる!!」と 激怒してましたww
細かいエピソードを一つ一つやってたら2時間映画枠には収まらないわけで
それはしょうがないとしても、
この話の面白さは事故った弟を助けられる兄でありたいってとこじゃないだろうな
というのは想像が付くかなw
JAXAやNASAの協力を得ての撮影はなかなか本物っぽくて、
宇宙を題材にした日本映画にしてはチャチッぽさが無く、
そこんところは良かったですね。
のぞみ地所の社員、小町圭(松山ケンイチ)と
コダマ鉄工所の二代目、小玉健太(瑛太)は、ともに鉄道を愛する者同士。
ふとしたきっかけで出会った2人は、すぐに仲良くなる。
住まいにも、鉄道が見える景色“トレインビュー”を追求する小町は、コダマ鉄工所の寮に入居したものの、
やがて九州支社に転勤することに。
転勤先の九州では、大手企業の社長(ピエール瀧)をなかなか口説き落とせず、
のぞみ地所は苦戦していた。ところが、社長も鉄道ファンだったことから、
小町や小玉と意気投合。事態は一気に好転する。仕事も趣味も順調そのもの。
これに対して、恋の方は思ったように進展せず、2人は途方に暮れていたが……。
(goo映画より)
水曜日に観た2本目。
こ、これは…鉄ちゃんはもちろん鉄以外のヲタクも楽しめる映画でした。
なんだかずーっとニヤけた顔で観てたような気がしますww
あ~気持がわかるぅ、その反応がわかるぅ。
人がなんと言おうとっていうより、人目なんか気にしてたら
ヲタクなんかやってられませんよね。
話の合う人を見つけるとうれしくなっちゃいますよね~。
森田監督は自身が鉄ちゃんなんですね。じゃなきゃこんな映画撮らないかw
何鉄だったんでしょうね。
松山ケンイチと瑛太のぬる~いマイペースが
気分をゆったりさせてくれました。
時々くっついてた妙な効果音は邪魔な時もあり、面白かった時もありw
たいして起伏のない映画なので、
ヲタクの心情を理解できるかどうかで
面白がれる度合いが違ってくるんじゃないかな。
音楽を聴きながら電車に乗るきっかけになったというジェットコースター。
その時聞いてた曲がレッド・ツェッペリンの「移民の歌」。
あああ~と絶叫しながら乗ってる松山ケンイチに「移民の歌」が頭を流れ、
かなり可笑しかったんですが、
春休みで若い人がいっぱいの映画館の中で笑ってる人が殆んどいなく、
みんな「移民の歌」知らないんだろうなぁと。。。
隣で観てた下の娘も、そこのギャグは分かってなかったと言ってました。
まあ、彼女はBL臭ぷんぷんの二人に目を輝かせ、
「カノジョなんかいらないじゃん!二人が結婚すればいいんだよ!!」と
言い放ってましたw
家電メーカー木村電器の窓際社員、小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人は、
いつもワンマンな木村社長(小野武彦)から流行の二足歩行ロボット開発を命じられる。
近く開催されるロボット博での企業広告が目的だった。
しかし、ロボット博まであと1週間という時期になって、
制作途中のロボット“ニュー潮風”が木っ端微塵に大破してしまう。
窮地に追い込まれた3人は、ロボットの中に人間を入れてごまかす計画を立案。
ロボットの外装にぴったり収まる人間を探すため、架空のオーディションによって、
仕事をリタイアして久しい独り暮らしの老人、73歳の鈴木重光(五十嵐信次郎)が選ばれる。
しかし、この鈴木さん、実はとんでもない爺さんだった…。
さらに、“ニュー潮風”に恋をしたロボットオタクの女子学生・葉子(吉高由里子)も巻き込み、
事態は思わぬ方向へ転がり出す……。
(goo映画より)
『ウォーターボーイズ』も『スィングガールズ』も『ハッピーフライト』も観てない。
矢口史靖監督作品は初めてでした。
なんとも貧乏くさい木村電器の3人。
いくつになってもオシャレな感じのミッキー・カーチスが新人俳優 五十嵐信次郎として
ジャージ、ステテコのジジイ鈴木重光
吉高由里子ちゃん演じる葉子はニュー潮風LOVEの時はこんなにカワイイのに
疑い出した時の顔!
眼の下のクマも凄まじく、ヤンデレ全開でよろしかったですよ~
まさに我妻由乃w
最後はまた普通の女の子に戻ってました。
窓際社員3人が大学に招かれての学生とのやり取りは、
理系の学生って自己中でオタクでこんなだろうなぁと面白かったですw
ストーリーのオチはちゃんとジジイが付けてくれたのに、
ロボット開発部の面々は(葉子も参入!)再びジジイに神頼み。
ありそうでなさそうで、ありそうな話。
EDは五十嵐信次郎とシルバー人材センターが歌い演奏する
「Mr.ROBOTO」
ミッキー・カーチス健在
孤高のバレエダンサー首藤康之の姿を追ったドキュメンタリー。
バレエとの出会いから、明日という未来への挑戦まで、今まで語られなかった日常と葛藤、希望を描く。
ダンスと美術のコラボレーション『時の庭』から首藤を追いはじめたカメラは、
『空白に落ちた男』『アポクリフ』では本番の舞台に加え、
中村恩恵、小野寺修二、シディ・ラルビ・シェルカウイというそれぞれの振付家の肉声によって
首藤康之とはなにものなのかに迫ろうとする。
その合間には、出身地である大分県に赴いての恩師のバレエ・スタジオでの指導ぶり、
懐かしい地元の劇場のひと気のない客席に座って、
あるいは川面の風に吹かれながら語る少年時代の思い出、生前のモーリス・ベジャールとのリハーサル、
東京バレエ団で長年の同僚だったバレリーナ斎藤友佳理が語る的を射た首藤像、
自身の主宰するスタジオや劇場の楽屋での素顔といった貴重な映像が挟みこまれる。
(goo映画より)
初日舞台挨拶に首藤さん自身がくるってんで、東京都写真美術館まで行ってきました ( ̄▽ ̄;)
まず先に本編上映。
これは首藤ファンなら観ねばならないでしょう!!
最初と最後に、この映画のために作られタイトルにもなってる
『Between Today and Tomorrow』という映像用ソロダンス作品が映し出されます。
振付:中村恩恵 音楽:椎名林檎によるもので
パンフには―― 一瞬一瞬が重みと意味と美しさに満ちて、溢れるようにして次へと流れ込んでいく。
まさに首藤康之その人のような、そんなダンスである。と書いてありました。
なるほどね~、とにかく圧倒的な空気感で踊っています。
その後は日々の練習風景やインタビューが続き、
クラシック・バレエを離れてからの作品を、リハや舞台裏を含め順に追っていきます。
その中で唯一生舞台を観たのは『空白に落ちた男』です。
ベニサン・ピットでの初演時とパルコ劇場での再演時の両方観てるんですが、
またやってくれないかなぁ。この時、初めて小野寺修二という人を知りました。
『アポクリフ』という作品は男性3人によるダンス作品ですが、こんな舞台だったんだ!観たかったなぁ。
まるで人形浄瑠璃のような使い方をする人形と人間とのダンスのシーンが
ちょっと倒錯チックだけどあの滑らかな動きは生で観たい。
ドキュメンタリー映画ですが、首藤さんの私生活を暴いてるわけではなく、
あくまでダンサー首藤康之を捉えた映画で、常に張り詰めた静謐さを漂わせている印象が、
やわらかく自然に笑う首藤さん見ることができてなかなかよかったです。
いろんな方のインタビューではっきりしたのは本当に、ぶきっちょ首藤であるということかなw
でもこれはやっぱりな~、まんまぶきっちょだよな~、
だからこそ、40歳であの風貌かもと思いました。
しなやかな肢体、真っ直ぐな情熱。ずーっと踊っててほしいです。
上映終了後、監督の小林潤子さんと首藤さん登場。
お話はバカみたいに盛り上がるでもなく、和やかな感じで進み、多くは監督が話してました。
(やっぱりですw)
監督のお話を聞くと、これはファン根性の首藤さんLOVEで撮ったわけではなく、
エグゼクティブプロデューサーの甲斐真樹氏が首藤さんのファンであり、
パンフによると首藤さんの方から『時の庭』の創作段階を映像に残したい
という意向があって実現したらしいです。
監督自身は首藤康之というダンサーの存在を知ってはいたけど、観たことはなかったと言ってました。
撮る側のベタついた視点がなくて、いい映画でした。
東京都写真美術館では1月8日から首藤さんのサイン入りパンフレットを
数量限定で販売するそうです。
自分は初日の7日に行ったので、普通のを買ってきました。写真がたくさん載ってます。
また、8日と9日はバレエ評論家の長野由紀さんを招いての「バレエ入門講座」があるようです。
両日とも10:30上映後だそうです。
それから今回の半券を提示すれば同館でも銀座テアトルシネマでも
また観る時は1,000円で観ることができると言ってました。
時間があったらもう1回行こうかな~。
会場には大きな写真が
記事を集めたパネルも
絢爛豪華な平安王朝の時代。
一条帝の心を娘の彰子(蓮佛美沙子)に向けさせようと企む時の権力者・藤原道長(東山紀之)は、
紫式部(中谷美紀)に物語を書くよう命じる。その物語の題名は『源氏物語』。
主人公は今上帝と桐壺更衣(真木よう子)の間に生まれた光源氏(生田斗真)。
だが、帝の寵愛を受ける桐壺更衣は、
嫉妬心に燃える帝の正妻・弘徽殿女御(室井滋)によって殺害される。
光源氏は宮中の女性たちの憧れの的だったが、
桐壺に瓜二つの義理の母・藤壺(真木よう子:二役)への狂おしい思いを断ち切ることができずにいた。
その苦しさから逃れるため、正妻・葵の上(多部未華子)、
艶やかな大人の色香を放つ六条御息所(田中麗奈)、
はかなげでつつましやかな夕顔(芦名星)と、奔放に愛を求めて彷徨うのだった。
やがて、女の心の奥に潜む“嫉妬”という魔物に追いつめられてゆく光源氏……。
紫式部が綴る『源氏物語』は、たちまち帝の心を掴み、帝と彰子の間に男の子が生まれた。
これによって道長の栄華は確固たるものとなり、紫式部の役目は終わるはずだった。
しかし何故か紫式部は『源氏物語』を書き続ける。
そんな中、道長の友人で陰陽師の安倍晴明(窪塚洋介)は、
物語に没頭する紫式部に不穏な気配を感じ始める……。
光源氏に心奪われる女性たちに深く嫉妬した御息所の修羅の心が、
道長への思いを心に秘めた式部自身の心と重なり、
生き霊となって現実と物語の空間を越え始めていたのだ。
愛と嫉妬と憎悪にゆがむ時空を超えた紫式部、道長、光源氏の運命。
そして、陰陽師・安倍晴明がその生き霊を追う……。
(goo映画より)
東山紀之登場で、あ~似合う!若ければ彼が源氏か。榎木孝明も似合う~。
生田斗真は予告通り綺麗~
東儀秀樹もピッタリw(篳篥?なんか吹いちゃうし。でも天皇は楽器吹かないんじゃね?)
この俳優がやったらピッタリだろうにと思われる方々が次々出てくるから
こりゃええわと思って観てたけど、安倍晴明だけは残念だった。
窪塚くん十分綺麗なんだけど、妖艶な知性が足りないってか無いw
まさかここに野村萬斎持ってくるわけにはいかないけど、別の人が良かったかな。
主人公は紫式部と光源氏の二人ってとこですね。
原作者の実人生と作品の世界が呼応してストーリーが展開していきます。
そのどちらの世界にも手出しできるのが安倍晴明。
なかなかいい役どころなんですよね~。
お話は紫の上が出てくる前で終わっちゃってますね。
女性陣はみなさんそれぞれ良かったんじゃないですか。
田中麗奈の鏡を使った演出が効いてましたね。
と偉そうに書いたけど、実はうつらうつらしながら観てしまいました。
超眠かった
映画館でクシャミ連発してたらマズイだろうと、アレルギーの薬を朝飲んで行ったのが…
WOWOWで放送したらもう1回見ようかな
あっ、でも佐久間良子さんは見逃しませんでした。
こんな所に!とちょっと驚きました。
実直な性格の片山輝彦(山田孝之)は、製薬会社の営業マン。
バイクで営業先を周りながら置き薬を補充する仕事をコツコツ真面目にこなし、成績はトップを誇っている。
だがある日、営業先のスケートリンクで転んで頭を打ち、気を失ってしまう。
目が覚めた後、なぜそんな場所にいたのかさえ思い出せないまま
鞄を開くと中から出てきたのは婚約指輪だった。
一過性の健忘症と診断された彼は病院から抜け出すが、
自分の頭から恋人に関する記憶だけスッパリと無くなっていることにまだ気付いていない。
そして彼の前にまるでタイプの違う3人の女性が現れ、それぞれが輝彦の彼女のように振る舞ってくる。
ひとりはクールな会社の先輩・智恵(小西真奈美)。
東大医学部出身、頭痛・生理痛薬研究室の若きリーダーで、
輝彦のお客さん用に漢方のアドバイスをくれたりもするよく気がつく完璧な才女だ。
もうひとりは営業先の“メルヘン風俗モンデルセン”の人気No.5、
巨乳でサバサバとしたグミことめぐみ(真木よう子)。
セクシーな人魚のコスチュームを着て輝彦を貝の形のベッドに誘ってくる。
そして最後は、公園で人形劇屋台をしている清楚で家庭的な和歌子(池脇千鶴)。
彼女の人形劇は子どもたちに受けが悪く、
生傷が絶えないために輝彦の会社の薬のヘビーユーザーだった。
なんとか記憶を取り戻そうと、最初のスケートリンクに通ううちに、
いつもいるスケート少女エミ(二階堂ふみ)に相談に乗ってもらうようになる輝彦。
手元の婚約指輪は一体誰のためのものだったのか。結婚相手に相応しい女性は誰なのか。
エミのアドバイスもあり、輝彦は悪いと思いつつも
その答えを探るべく3人の女性たちと日替わりでデートを繰り返す。
しかし会えば会うほどそれぞれに魅力的な彼女たちに目移りするばかりで、記憶が戻る気配もない。
究極の選択に頭を悩ませていたある日、3人の恋人が一堂に会するという事件が起きてしまう……。
(goo映画より)
いやいや、前半所々寝てしまった原作は未読です。
頭を打って担ぎ込まれた病院の医者が水森亜土だったり(カルテに両手描きでイラスト描いてる~w)、
会社の社長がマギー司郎だったり、なんか暇そうな人たちが出てるなぁなんてw
出だしは山田くんこれからどうする!って感じで面白かったんですが、
タイプ違いのカノジョ達に次々せまられってって辺りから、
『モテキ』かよwと思いながら、でも『モテキ』程のはじけっぷりも感じられず、
だんだん眠くなってしまいました。
ノリノリ、ワクワクの幸世とは違い、オドオド、ドギマギの輝彦ですからしょうがないんですけど…
訳も分からず3人のカノジョをグルグルしてる時より、
後半、だんだん分かってくる辺りから目を覚ましましたw
小西真奈美は見るたび白衣着てるなぁとか
真木よう子はいつもとイメージ違うけど巨乳なんだぁとか
池脇千鶴はやっぱり薄幸オーラビンビンだなぁとか
二階堂ふみは可愛いけど、スケートシーンはもうちょっとなんとかならなかったかなぁとか…
現実と妄想が綯い交ぜになった作りで、全編一生懸命な山田くん、まあまあかなw
妊娠9カ月、お腹の子供の父親であるアメリカ人の彼と別れ、
お金も底をついた光子(仲里依紗)は、行くあてもなくアパートを引き払う。
流れ辿り着いたのは、子供時代に両親と暮らした時代遅れの長屋。
そこには寝たきりになった大家のおばちゃん(稲川実代子)と、
光子の幼なじみで叔父の次郎(石橋凌)と食堂を営んでいる陽一(中村蒼)が住んでいた。
15年前に光子に告白して以来光子を思い続けてきた陽一は、再会を喜ぶ。
一方、次郎は近くの喫茶店のママに長年想いを寄せていた。
(goo映画より)
石井裕也監督作品を初めて観ました。
今一歩ハチャメチャになりきってない感があったんですが、どうなんでしょう。
ありえない妊婦に、ありえない時代錯誤の長屋を持ってきての騒動で、
それはそれで、マンガチックで面白いですし、俳優陣も良かったんですが、
最後に光子の言う「良かったぁ、あたしひとりじゃなくて。」が
あんまり生きてこないような…
“粋”というワードを寓話的に見せたいのであれば、
もっと現実離れしててもいいような…
仲里依紗ちゃんは劇団☆新感線の舞台を観たあとだったので、
ちょっと芝居掛かった感じも面白く、このストーリーで舞台にしたら
違った感じで良いかもなんてことも思いました。
3.11前に撮影が終了してて、編集に入る直前に震災だったらしいですね。
って事は、日本のあの空気の中での編集。
作品観た人を元気にしなけりゃ!っていう気合い入りましたよね。(たぶん)
無茶苦茶なこと言ってもどうにもならない現実が目の前で起きてしまって、
無茶言いながらも“粋”に生きるっていう突き抜け感が出せないままのような気が…
まあ、自分の独り善がり感想ですw
同時上映だった短編二部作『ウチの女房がコレなんで』と『娘の彼氏がコレなんで』は観れなかったので、
ムービープラスで見てみます。
WOWOWで録画した『川の底からこんにちは』も見てみます。
いっしょに観に行った高1の娘は
「普通に面白かったよ。蒼くんカッコイイじゃん」と言ってました。