新城(小池徹平)は、第一志望ではない業界5位のNEOビールに入社する。
かつて“冷麦”という大ヒット商品を飛ばしたが、今は阪神タイガースの応援だけに執心する
課長・中西(生瀬勝久)を筆頭に、何かと不条理な目に遭う川上(沢村一樹)など、
一筋縄にはいかないメンバーが揃う営業一課に配属された新城は、
量販店まわりや接待など、絵に描いたようなサラリーマン生活を送り出す。
しかし1カ月経っても営業契約件数0で、社内のOLたちからは総スカン、
合コンでも女の子の鈍い反応に、新庄は早くも転職を考え始める。
そんな折、全国酒類協会ゴルフコンペで、業界1位の大黒ビールの布袋社長(大杉漣)とラウンドをして
惨敗したNEOビールの梶尾社長(伊東四朗)が、大黒ビールを抜いてシェア1位を目指すと宣言、
新商品のアイデアを出すよう全社員に厳命する。
さっそく営業一課でも企画会議が開かれ、無重力ビールや枝豆ビールなど斬新かつ珍妙なアイデアが
次々飛び出すが、中西はピンとこない。
ところが新城がその場しのぎで口にしたある企画にGOサインが出てしまい、
事態は思わぬ方向に転がり出す。
(goo映画より)
鼻すすりながら観てきました
(ギャグだから許されるよね。ガラガラだったしw)
まさに劇場版(笑)でしたよ
駄作レッテル貼ってる方も多数いるみたいですが、
NEOだもん、こんなもんでしょw
自分、NHKのくだらない番組はけっこう好きで、アルクメデスなんかも見てました。
(またやってくれないかな~QUBEは面白かったなw)
NEOではお馴染みのコントをうまく繋いで、長編ストーリーにしてたんじゃないかな。
我が家ではあんまり笑えなかった『がんばれ川上くん』、目立ってましたね。
セクスィ部長とくっ付けて、色香恋次郎がどっかいっちゃってて、
コンドルズと華々しく登場してました~w
TV版のNEOを見てないと、面白くないかもね。
戦国の世は終わり、平和が訪れたかのようにみえた江戸時代初頭、徳川の治世。
その下では大名の御家取り潰しが相次ぎ、仕事も家もなくし生活に困った浪人たちの間で
“狂言切腹”が流行していた。
それは裕福な大名屋敷に押し掛け、庭先で切腹させてほしいと願い出ると、
面倒を避けたい屋敷側から職や金銭がもらえるという都合のいいゆすりだった。
そんなある日、名門・井伊家の門前に一人の侍が、切腹を願い出た。名は津雲半四郎(市川海老蔵)。
家老・斎藤勘解由(役所広司)は、数ヶ月前にも同じように訪ねてきた若浪人・千々岩求女(瑛太)の、
狂言切腹の顛末を語り始める。
武士の命である刀を売り、竹光に変え、恥も外聞もなく切腹を願い出た若浪人の無様な最期を……。
そして半四郎は、驚くべき真実を語り出すのだった……。
(goo映画より)
地元の映画館2D上映しかやってなくて2Dで観賞。
重い…重過ぎ…誰も救われないよ…
観終わったあと腹が痛くなりそうなくらい重かった。
市川海老蔵の所作は流石ですが、その部分に酔う気分にならないくらいでした。
千々岩求女(瑛太)の竹光切腹シーンは下を向きたくなりましたよ。
(ちゃんと最後まで観ましたが…)
斎藤勘解由(役所広司)がどうにも武士の体面ばかり気にする、イヤなヤツに見えないんですよ。
なもんで、津雲半四郎(市川海老蔵)の言い分に今一つ納得がいかず、
ええ~、斎藤さんいい迷惑じゃないか。
玄関先貸せと言われ、貸してやって、介錯もしてやって、
なぜ事情を聞かなかった!なぜ止めなかったと言われてもね~。
そりゃあ、竹光と分かっていながら、そのまま切腹をさせたり、
さっさと介錯してやりゃいいものを、「まだまだぁ!」と引き延ばす辺りは
非があるけど、それは沢潟、松崎、川辺の髷を切り落としたところで、終わってるでしょ。
津雲半四郎もいろいろと悔しいかもしれないけど、
元はといえば、狂言切腹という手段を選んだ求女が浅はかだったとしか思えません。
内容はちょっと…という感じでしたが、美術は目を惹きました。
斎藤勘解由がいる部屋の襖、墨色で重苦しくどこか禍々しい。
切腹場所となるお白州も威圧感十分。暗い赤が映えます。
津雲半四郎の貧乏長屋、求女と美穂のあばら家。
坂本龍一の音楽を聴くだけで鬱々とした気分になります。
ひこにゃんでも見たいなぁ。
バイトして、コンパに行って、ベンキョーして……不満はないけど、なんだか物足りない。
これが医大に通う2年生・コータこと田中甲太(向井理)の現実だ。
そんなある日、コータは郵便局に置かれた海外支援案内のパンフレットを手にする。
そこには「あなたの150万の寄付でカンボジアに屋根のある小学校が建ちます」と書かれていた。
頭の中で何かが弾けたコータは「カンボジアに小学校を建てよう」と知り合い全員にメールを送信。
ところがコータのもとに集まったのはたったの3人。
いつもの仲間の芝山(柄本佑)と矢野(窪田正孝)、そして合コンで知り合った本田(松坂桃李)だった。
それでもコータは学生サークル“そらまめプロジェクト”を立ち上げ、チャリティーイベントを開催。
早速、人集めのために慣れないナンパをしてみたり、地味にビラを配ったり……。
本田のおかげで一回目のイベントはなんとか成功するが、
カンボジアという国のことさえ知らないコータたちはスタディツアーと称してカンボジアへと飛ぶ。
ところが到着したのは東南アジアの最貧国。
地雷の眠る村で生活する人たち、HIV感染者の現実、そして学校に行けない子どもたち……。
想像もできないような世界や現実を目の当たりにし、うなだれるコータたち。
さらに日本に戻ると、思わぬ災難が待っていた。
イベントに協力してくれていたIT企業の社長が違法取引の容疑で逮捕され、サークルの評判はガタ落ち。
せっかく集まった仲間たちもボランティアに疑問を持ち始め、遂には仲間割れ。
しかも大学の単位もギリギリアウト。「本当は何がやりたかったのだろう」と絶望の中、
カンボジアの子どもたちのピュアな笑顔を思い出すコータ。
果たして、子どもたちの笑顔はコータをどこへ導くのか。
そしてコータは子どもたちのために小学校を建てることができるのか……。
(goo映画より)
一人だと観に行かなかったであろう映画です。
「向井理とゲゲゲのメンバーだよ!評判いいから観ようよ。」と誘われて行ってきました。
「僕たちは世界を変えることができない」
銀杏BOYZの楽曲と同じこのタイトルは原作者の葉田甲太氏がファンだったのでパクったとか。
長ったらしいタイトルがラノベようでももあります。
(ラノベの場合、間違っても後ろに
But, we wanna build a school in Cambodia.は付かないとは思いますがw)
水木しげるや徳川秀忠のように作り上げたイメージとは違う向井理が見れました。
特に現地カンボジアでのドキュメンタリー風のシーンですね。
深作監督が大事にしたというライブ感は、成功しているのではないでしょうか。
でもこの手の映画に素直に泣けないおばさんであります。
こんなんで泣かされてたまるものかと思いつつ、泣かされてる自分が悔しい( ̄^ ̄)
生きている手応えの感じられない大学生を
向井理、松坂桃李、柄本祐、窪田正孝ら若い俳優さんたちが、
自然体でいい演技をしていたと思います。
なぜカンボジア?なぜ学校?とは思いますが、要は一生懸命なれるものなら何でも良かったんでしょう。
たまたまボランティア活動だったというだけ。そして、その活動に募金しておしまいじゃなく、
恥をかきながらも体でぶつかっていったというのが大事だったんではないでしょうか。
裸になって演説ぶちかますのはイタ過ぎ~。
打ちのめされてデルヘリ嬢呼ぶのはリアル過ぎ~。
うわっ出た!リリー・フランキーw
クサっ!と思いながら、泣けちゃうのは年だなぁ
家に帰ると目の前には、リアル大学2年のお姉がゴロゴロしてる。
“誰かのために何かをする”なんて、死んでも考えない女が、
楽しそうにゲームしてました。
31歳の藤本幸世(森山未來)は、金なし夢なし彼女なし。
派遣会社を卒業し、ニュースサイトのライター職として新しい生活を踏み出そうとしているが、
結局のところ新しい出会いもないまま。だがある日突然、“モテキ”が訪れた。
キュートな雑誌編集者・みゆき(長澤まさみ)、清楚で素朴な年上OLるみ子(麻生久美子)、
ガールズバーの美人店員・愛(仲里依紗)、美貌のSキャラ先輩社員・素子(真木よう子)という
まったくタイプの異なる4人の美女の間で揺れ動く幸世。
「こんなの初めてだ……今まで出会った女の子と全然違う。冷静になれっ、期待しちゃダメだぁ……」
モテキの波を越えて、幸世は本当の恋愛にたどりつくことができるのか……。
(goo映画より)
驚くほどリアル臭プンプンの恋愛映画でしたw
もっと作り物っぽく、もっとフザケタ内容の映画だとばっかり思ってました
これは、おばちゃんたちがレディースデイに観る映画じゃなかったです。
若い人たちが二人で観たら、さぞ楽しかろうw
でも、おばちゃんは森山未來のダンスシーンが観たくて劇場に行ってしまいました。
舞台『R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~』のWOWOW放送を見たとき、
うわっ!何!?この森山未來!カッコ良すぎ~、生で観たかったわ~でしたもんでw
原作コミックは未読、ドラマも初回見逃したので、まあいいかと見てませんでした。
映画冒頭、幸世の心の声ダダ漏れ演出で、ドラマのその後の話なんだと理解。
公式サイト読んだら、原作のラストから1年後みたいですね。
原作者の久保ミツロウ氏がネーム上げてそれを大根監督が脚本に仕上げたらしいですが、
心の声ダダ漏れはまさにコミック感覚。
現実にはありえない妄想シーンもふんだんに盛り込まれているにもかかわらず、リアルですね~。
このリアルさは女性陣のそれかも。
どの女優さんも、女神でもなく、聖女でもなく、悪女でもなく、等身大でしたね~。
原作者が女性ですから、女の子はどうしても現実的に表現されちゃうのか。
幸世がどんだけアホでもコミカルでも彼女たちが絡むと、途端にリアル恋愛劇になってました。
それにしても恋愛引きずるのはやっぱり男の方だね。
るみ子見てると象徴的~と思ってしまいました。
リリー・フランキー余裕かましてましたねw
エンドロールも凝りまくり~。
あれ観てたら、最近サクサク動かない自分のパソコン思い出して
フン、Youtubeはフリーズだよ!とか思ってしまいましたw
札幌・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くした探偵(大泉洋)は、
いつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田(松田龍平)と酒を飲み、オセロに興じていた。
そこへ“コンドウキョウコ”と名乗る女から電話が……。
職業柄、危険の匂いには敏感なはずが、簡単な依頼だと思い引き受け、翌日実行。
だがその直後に拉致され、雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。
怒りが収まらぬ探偵の元に、再び“コンドウキョウコ”から電話が入る。
その依頼を渋々こなし、自力での報復に動き出した探偵と高田は、
知らず知らずのうちに事態の核心に触れていく。
その過程で浮かび上がる沙織(小雪)という謎の美女と大物実業家・霧島(西田敏行)の存在。
そして、探偵は4つの殺人事件にぶつかる……。
果たして“コンドウキョウコ”は何を目論んでいるのか。事件と事件のつながりは何なのか……。
(goo映画より)
推理小説が大好きなわけでもなく、
『相棒』も『ALWAYS 三丁目の夕日』も観ていない。
TVの探偵ドラマも殆ど見ていない(子供の頃はよく見てたんですけどねw)。
映画の予告を見た時、お姉が「大泉洋って、わりと好きなんだよね。」と一言。
自分としては松田龍平の方に興味が…そんなこんなで観てきました。
大泉洋はなかなか良かったです。二枚目ぶると笑っちゃいますがね。
ああ~役者さんだなぁと。
松田龍平はキャラが『まほろ駅前多田便利軒』の行天とかぶるけど
この雰囲気は好きなので(≧∇≦)b OK!!
ケンカになると超強ぇってのは萌要素だしね。
小粒ながらお父さんに似てきたな~とか(身長はお父さんと同じみたいですがw)
脇に出てくる役者さんたちも達者な人がゾロゾロ。
みんないい味出しながら、豪華だなぁとか。
あっ!カルメン・マキだ!!好きだったよなぁとか。
ストーリーは“コンドウキョウコ”が何者かが分かっちゃうので、中盤ちょっと飽きたかな。
もう少しコンパクトにまとめても良かったかもね。
もし続編観に行くなら『探偵は~』より『まほろ~』の方かな。
27歳で独身サラリーマンのダイキチは祖父の葬儀で、祖父の隠し子りんと出会う。
わずか6歳の少女が親戚中から邪魔なお荷物扱いされるのに怒りを覚え、
両親や妹の反対を押し切ってりんをひとり暮らしの借家へ連れ帰る。
保育園探しに始まり、残業のない部署への異動や、おねしょ対策まで常に全力投球のダイキチに、
りんも心を開いてゆく。
ある日、りんと仲良しのコウキの母親が憧れの女性だったこと知りダイキチは驚く。
(goo映画より)
水曜日で1,000円の日とはいえ、地元の映画館、メチャクチャ混んでた
上の娘とギリギリに行ったら席は最前列しか空いてなく、おまけにバラバラ。
この映画って、こんなに人気あったんだ!?
中央よりの席は娘に譲って、一番右端の席での観賞。
原作好きの方々の評判が今一つだったので、
席なんかどこでもいいやってぐらい殆ど期待せず、
松ケンはどうだろうなってとこだけ観ようと思って行ったんですが、
親心にはけっこうホロッとくる、まとまった作品になってました
公式サイトの原作者コメントに「もうひとつのうさぎドロップが楽しみ」とあるように
あくまで原作とは別物ってことで。
作品のテーマが「親になると臆病になる」とか「子育ては一人じゃできない」とか
落とし所が「周りを見渡せば、世界は愛で満ち溢れている」ですから。
原作マンガは読んでないんですが、アニメの方を毎週見てます。
これが面白い!
画も原作に近く、たぶん雰囲気も変えてないと思います。
映画のように子育ての大変さが強調されてるわけではなく、
「世界は愛で満ち溢れている」と周囲がクサイくらい協力的なわけでもありません。
ほんとに小さなエピソードの積み重ねで二人の他愛ない日常、やり取りを見せてくれます。
ダイキチはもっと枯れてるしw、りんちゃんは年齢の割にはもう少し大人っぽい。
(コウキはもっとクソタレガキですw)
アニメはダイキチとおじいちゃんの墓参りをするりんちゃんを
母親である吉井正子が影からのぞいてるとこまできてます。
ダイキチがおじいちゃんにソックリなのと同じように、りんちゃんも正子にソックリ…。
この後、彼女がどんなふうに関わってくるのか楽しみなところ。
これを実写にしたら誰がやっても気に入らないんではなかろうかと思ってたんですが、
別物だと分かれば、松山ケンイチ×香里奈×芦田愛菜もありでした。
でもSABU監督の暴走ダンスシーンはいるかなw
(コウキのママがモデルってとこの前フリでしょうが…)
パソコンを前にして吉井正子とのやり取りは
松ケンのリアクションもノッててかな~り面白かったです。
保育園のお遊戯会のシーンを観てて、ひとつイヤな思い出が蘇りました
上の娘が幼稚園年少さんだった時の学芸会。
年長さんがクラスごとに分かれてヴァイオリンの演奏発表をしてる時です。
下の娘がまだ小さくて、暗がりの会場の中を
チョロチョロと走り回り、それを捕まえようと中腰で追いかけてました。
(座席は前の方だけで、後ろの保護者は全員立って見てました。)
今年で卒園という年長さんのパパさん方は
我が子の雄姿をビデオに収めるべく、早くから場所取りをしてカメラを構え、
余計な音は拾わないように、撮影してるわけです。
その足元を走り回る娘…。
やっと捕まえて、やれやれと思ったところで後頭部をゴツッと思いっきり殴られました。
どうやら自分、捕まえてホッとして中腰が少し高くなったらしく、
カメラの前に頭を出した格好になっちゃったみたいなんです。
でも、大人になってから頭をゲンコツで殴られるなんて…
それも暗がりで、後ろから、何の前ぶれもなく、無言で。
ビックリするやら、痛いやら、怖いやら、
娘を抱いたまま、その場にしゃがみ込んで動けなくなってしまいました。
演奏が終わって、恐る恐る後ろを見た時には誰もいませんでした。
自分はそんな親にはなるまいと心に誓いました
天下の大泥棒・石川五右衛門(古田新太)は女海賊のアンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)の
用心棒として、地中海で暴れ回っている。
ある日、アンヌが小国の王家継承者だと判明。
王亡き後の腐敗政治を聞いた彼女は、生粋の男気で女王就任を引き受ける。
最初の仕事は海賊の討伐。不本意ながら、アンヌの仲間を守っていた五右衛門と対立することに。
一連の出来事を不審に思った五右衛門は、アンヌを救い出すべく城に乗り込んだ。
そこで、五右衛門が見たものは……!?
五右衛門とアンヌ、ふたりの運命やいかに!!
(公式サイトより)
いやいやいやいや、メチャクチャ面白かった

劇団☆新感線、濃いなぁ~w
今回も『薔薇サム』生舞台を観賞した友人と観てきました。
『ゲキ×シネ 蛮幽鬼』の時も、うれしくなっちゃうくらい面白かったけど、
今回はさらに豪華さが加わり、映像にもかかわらずもの凄いパワーですね。
途中15分休憩が入り3時間、ちっとも長く感じなかったです。
これは生舞台ならリピートしながら観たいわ!
やっぱり、古田新太、高田聖子、橋本じゅん、粟根まこと、と揃っていると見応えが違いますね。
そして超目玉の天海祐希!
カッコイイ~(≧∇≦)キャー♪

ヅカだ!ヅカ


金髪&軍服はまさにオスカル様!
ああ~でもこの衣装での立ち回りシーンが無かったような…。
海賊ファッション決まり過ぎ~(゜・゜* ホレボレ

舞台やっててこれだけアップに耐えられる美しさって、
どこに汗かいてるんでしょう。
藤木孝、浦井健治、山本太郎、神田沙也加、森奈みはる、の面々も
それぞれ存分に魅せてくれます。
みんなホント楽しそうに演じてますね。
残念ながら『五右衛門ロック』は舞台もゲキ×シネも観ていないのですが、
『薔薇サム』観るのに何の問題も無し。
DVD欲しいかも。


1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌記者として働く沢田雅巳(妻夫木聡)は、
激動する“今”と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。
それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平武弘(古舘寛治)とともに
梅山(松山ケンイチ)と名乗る男からの接触を受ける。
「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」
沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、魅かれていく。
やがて、「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届いた……。
(goo映画より)
なんということでしょう。画面には自分が覚えている大人の世界がそこにありました。
舞台となっている1970年前後、自分は10歳でした。
東北に住む小学生にとって、大学紛争はTVの中のニュースでしかありませんでしたが、
驚くほどのリアルなディテールにクラクラしました。
70年前後というのは、その時自分がいくつだったかによって、
ずいぶんと印象の違う時代のような気がします。
子供だった自分のリアルは学校でアポロ11号の中継にはしゃぎ、
『8時だよ!全員集合』を見せてくれない親にブーブー言い、
夏休みに大阪万博に行ったか行ってないかで騒ぎ、和田アキ子の「笑って許して」を歌い、
尾崎紀世彦の「また逢う日まで」のEPレコードをお小遣いで買い、
『スター誕生』を毎週楽しみにしていた、です。
未来は明るく、成績はパッとしなくても呑気に学校に通ってたのです。
でも大人が見ているニュースには火炎瓶を投げる学生や棍棒を振り回す機動隊、
誰かが腹を切ったとかあさま山荘での鉄球を打ち込む映像が流れていて
子供の目にもすべて映っていたのです。
その頃の事件は高校生になってから連合赤軍関連の本で読み、
そういうことだったのかと何の温度も感じずに一応頭に入れといたといったところです。
映画の中にある灰皿、テーブル、ハイライト、
喫茶店も映画館も大人がいる所は煙草の煙でモクモク。
登場人物たちの服装やらいろんなモノが、子供の目が捉えていた時代を映していました。
安田講堂事件の傍観者だった者と間に合わなかった者、
共に渦中にはいなかった焦燥感、宮沢賢治やCCRと同じモノが好きという
ビミョーなシンパシーで繋がっていった二人。
あの時代だからこそなのでしょう。
はじめから胡散の臭いプンプンの松山ケンイチ、
どこまでも原作者の川本氏に近づいていったように感じられた妻夫木聡。
他のキャストの方々も素晴らしかったと思いました。
七夕の日。漫画家を目指す青年(中村蒼)が、アメリカンショートヘアーの猫・銀王号と出会う。
やがてふたりは心を寄せあい、友達になり、家族になっていく……。
楽しい時も、つらい時もずっと一緒だった、出会いから別れまでの10年間の軌跡が綴られる。
(goo映画より)
いやぁ~、マーヤさんで泣けた。゜゜(´ω`。)°゜。
銀王号の声を担当した坂本真綾さんの信奉者である下の娘と行ってきました。
元々は、やまがらしげと制作の感動系Flashアニメのこの作品。
最初に見た時はかなり泣けました。
セリフが全て文字で出るだけなので、見た人それぞれが好みの脳内再生ができる感じです。
バックにはずーっとパッヘルベルのカノンが流れてます。
映画は45分。てか、よく45分になったなぁ。
オリジナルと同様、パッヘルベルのカノンが流れてます。
青年役の中村蒼くん、娘は「カワイイ!」ってお気に入りですが、
自分はそれほどカワイイとは思えずw、まあいいけどぉ別に彼じゃなくてもよくね?くらいです。
とにかく子猫の銀王号が可愛い。そこにマーヤさんの声がかぶるわけで、
これはもう、たまりません
モノクロ画とセリフがすべて文字で想像力が働く余力のあるオリジナル版。
45分に引き延ばしたため、凝縮感も薄まりオリジナル版ほどはグッときませんでしたが、
やさしい気持ちになれる映画でした。
第一幕『アプローチ』
2009年5月11日、都内の稽古場で、主演のルイジ・ボニーノと草刈民代が
草刈の引退公演以来の再会を果たし、『街の灯』のパ・ド・ドゥの振り写しが行われる。
2人をはじめ、海外から集められたダンサーたちの60日間のリハーサルの日々がスタートした。
一方、監督の周防は、イタリアに滞在している振付家ローラン・プティを訪ねていた。
周防が提案した演出構想に、プティが拒絶反応を示す。
また、チャップリンの四男ユージーンへのインタビューを通じて、
映画では知ることのできないチャップリンの素顔が語られる。
本番まで10日と迫っていた東京では、『空中のバリエーション』のパ・ド・ドゥで波乱が起きていた。
草刈を支えるダンサーのナタナエルが、彼女を支えきれないのだ。
果たして、「ダンシング・チャップリン」は無事に完成するのか。
第二幕『バレエ』
1991年の初演時には全2幕20場で構成されていたバレエ作品を
、周防が13場に絞り、再構成して、映画として撮影した。
チャップリンの「ライムライト」、「街の灯」、「黄金狂時代」、「キッド」、「モダン・タイムス」、
「犬の生活」などの映画から着想された作品で構成されている。
チャップリンと盲目の花売りが恋に落ちる「街の灯」をもとにしたパ・ド・ドゥや、
チャップリンの映画に欠かせないドジな警官たちを想起させる『二人の警官』と『警官たち』、
「ライムライト」のヒロインであるバレリーナが舞台で踊っているような『空中のバリエーション』など、
チャップリン映画の名場面を、プティの芸術的解釈で新たに甦らせた作品が演じられていく。
シンプルな世界観のなかで7人のダンサーたちは様々な役に扮しながら、
チャップリンの世界を描いていく。
また周防は、屋外での撮影や、360度あらゆる視点からダンサーを捉えるという
自由な発想で演出を行っていく。
(goo映画より)
第一幕の『アプローチ』編での草刈さんの練習シーンは面白かったですね。
舞台で見せる完成された作品とは違う意味で見応えありました。
作品にはダンサーがいれば余計なモノはいらないというプティ。
外で撮るなら映画は中止とまで言ってましたが、
周防監督はあくまで公園で撮影することにこだわってました。
実際映画作品になった時、プティが嫌がってた屋外での撮影は、
スタジオ撮影ばかりの画面に開放感が感じられ、警官が踊るコミカルな演目が生き生きして見えました。
周防監督はよくプティのOKをもらったなあというか、
プティも映画は映画のプロの方がわかっているという見極めができる舞台のプロか。
それにしても周防監督~、どんだけ奥さん愛してますか~( ̄m ̄* )フフッ♪
ボニーノが主役の『ダンシング・チャップリン』だけど、
草刈さんの映画にしか見えませんでしたw
バレリーナはもちろん、酒場の女だろうが、花売りだろうが、ガキンチョだろうが、
実に美しい映像です。
最後にチャップリンがひとりのダンサーに戻り、現実世界へ帰っていくシーンで
これって、チャップリンの映画だったよなあと思い出しました。