ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

先週の「尻取り川柳」から(92)

2010-10-16 06:39:00 | 時事・雑感
近頃は予期せぬ奇妙な事件がよく発生するが、
今週始めにわが県でも幼稚で笑わせる事件が発生した。
M町で高齢者のゴルフ大会に参加した70歳の男が、
いっしょにコースを廻っていた男性3人の水筒などに、
睡眠導入剤を入れて飲ませたとして傷害の疑いで逮捕された。

警察は犯行の動機を中心に調べているが、恐らくゴルフ大会で勝ちたい一心からだろう。
たかが趣味のゴルフ大会とは言え、老いて益々競争心が増幅されたのだろうが、
人の性は何時に成っても変わらず考えさせられる。

さて先週に投句した「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
今週は尖閣関係を詠んだ句が多くなりましたが、
特にウイットに富んだ秀句はマンネリ化して見当たりません。
私が比較的満足している句を◎印で選んでみました。笑読ください。

●常識が 通らないのが 共産圏
●危ういね 右往左往の 菅政権
●議員たち 嘘と本音を 使い分け
●紛争だ 領土問題 根が深い
●付け上がり 弱腰外交 中国が
●中国は 大国意識 むき出しに
●なすり合い 与野党間で 責任を ◎
●これ不思議 二人もノーベル 化学賞
●二日酔い 恋慕虚しく ヤケ酒に ◎
●少しなら 我慢しようか 夫婦なら
●止められぬ 酒は悪いと 知りつつも
●皆同じ 終着駅は 黄泉の国 ◎
●白を切る 今は検事も 被告人
●憧れた 都会生活 夢破れ
●快適と 旦那の膝で 耳そうじ
●癖になり カッパエビセン 止められぬ 
●休みとり 子育て励む イクメンが
●通り過ぎ 引き返せない オイ・お前 ◎
●かけ流し 秘湯に映る ランプの灯
●地球規模 百花繚乱 纏まらぬ


地底から奇跡の生還

2010-10-14 06:59:00 | 時事・雑感
チリ北部のサンホセ鉱山で落盤事故が起こり33名が生き埋めに成り救出活動が行われていたが、
69日目の昨日から地上生還の瞬間を全世界にテレビで生中継され歓喜の渦が巻いている。

日本でも生中継され日本時間の正午(00:10)、
地底から救出用カプセルに載ったアバロスさんが奇跡の生還第一号として映し出された。
カプセルは赤白青のチリ国旗で彩色され、不死鳥を意味する「フェニックス」と名付けられていた。
地底700mから15分で地表に帰還できるそうだが、
チリ大統領らが見守るなか歓喜のカプセルをテレビ各社が中継していた。
同時に中継していた国会中継が、何故かしら霞んで見えた。
これら救出作業に使用した費用は20億ペソ(日本円で約3.4億円)だそうだが、
33名の尊い命と交換なら、これほど安い買い物はなかろう。

それにしても極限状態の中で69日間も33名もの男たちが、
争いも無く仲良く共同生活を送って来た事自体に驚く。
現在(Am:700)までに26名の救出に成功したとNHKニユースが流れてるが、
今年の世界の10大ニユースの上位に、ランクされることは間違いなかろう。
とにかく正午までに全員が奇跡の生還を果たす事は確実で、お目出度い限りである。


快晴の体育の日

2010-10-11 11:27:00 | 時事・雑感
今日は3連休の最後の「体育の日」で、快晴の秋日和だ。
昔の「体育の日」は「東京オリンピック」の開会式の10月10日と決まっていたが、
近頃は変動相場制ならぬ、ハッピーマンデー制度の導入で、
10月第2月曜日が「体育の日」の祝日になる。

東京オリンピックの開会式といえば秋晴れの国立競技場で、
原爆投下時に広島で生まれ育った酒井義則君が聖火ランナーに選ばれ、
青空に栄えた聖火台で高々と点火した姿を思い出す。

開会式に選ばれた10月10日は、
気象観測記録から一番晴天になる確立が高い日に決められたようだ。
開会式の前日は台風が接近し関係者はヤキモキさせたが、
当日は絶好のオリンピック日和の秋晴れとなった。

当時田舎者の私は京都・山科で、
朝夜2食付きの家族同然の下宿生活をしており、
自転車で15分かけ学校に通っていた。

その為か下宿人は家主の居間の掘り炬燵を囲んで談笑するのが常だったが、
特にオリンピックは白黒のテレビを囲んで家族と熱中して見たものだ。
なかでも「女子バレー」の東洋の魔女といわれた日本とソ連との息詰まる熱戦は、
今も忘れる事はできない。

そんな久しぶりの秋晴れの今日、所用で山間の親類へドライブしたが、
ここ四国の紅葉前線は未だ早いようだった。
しかし気温22度前後のカラッとした空気は快適そのもので、
今年の猛暑日が22回もあり、観測史上最高に熱い夏を忘れさせた。


二人のノーベル化学賞

2010-10-08 06:27:00 | 時事・雑感
このところ暗い報道が続いていたが、一昨夜のNHKトッブニュースに、
嬉しい「二人の日本人にノーベル化学賞」のニュースが放映されていた。
マスコミは受賞した鈴木章・北大名誉教授と、
根岸英一・米パデュー特別教授の周辺報道で持ちきりだったが、
化学を学んだ者として喜ばしい限りである。

ノーベル賞は1895年に創設され現在までに総計800余人に授与されているが、
第1位は米国が断然多く305人、第2位は英国で106人、第3位は独国で80人、
以下④仏⑤スウェーデン⑥スイス⑦ロシアと続き8位に日本18人・・・と続く。
日本の18人のうち化学部門で7人、物理部門で6人、文学部門2人・・・と、
殆んど科学分野で占めている。

これらを世界的に見れば米国が断然トップで、続いて欧州や創設国のスウェーデンが多いが、
当初は欧米中心に授与されていたから致し方ないことかも知れない。

二人の研究は不可能と思われる有機化合物を金属(Pd,Zn,B)を触媒に、
新しい有用な化合物を容易に作り出すクロスカップリング反応を確立した。
現在は医薬品や次世代照明の有機ELなど広範に用いられ、
今の社会に大きく貢献しておりノーベル賞に選定された。

今年の日本の下馬評では文学部門で「ノルウェイの森」や「1Q84」の作家・村上春樹氏や、
生理・医学部門で万能細胞を発見した山中伸也教授らが上がっていた。
しかし残念ながら何れも授与されなかったが、
文学賞は川端康成、大江健三郎氏が受賞しているとは言え、世界では受賞対象者が多く、
しかも日本語や東洋思想がハンディーに成っているのだろうか。
山中教授のiPS細胞の大発見は2006年と日が浅く、今後の医療分野への症例次第で、
必ずや何時の日かノーベル生理・医学賞に結びつくような気がする。

とは言ってもノーベル賞の選定ともなれば、甲乙付けがたい斬新なものばかりで、
どうしても人の性として選考には欧米の人脈や嗜好に影響され易い。
その上に社会の貢献度が重要視されているようで、
何処の世界にも在るように、紙一重で「泣きを見る不運な人」も居るようだ。 


先週の「尻取り川柳」から(91)

2010-10-05 06:57:00 | 時事・雑感
このところ内外で大きなニユースが流れているが、
昨日は豪腕小沢一郎・元民主党代表の政治資金規正法違反事件で、
東京第5検察審査会は「起訴議決」の激震が走った。
これで小沢氏は東京地裁が指定する弁護士によって、
政治資金規正法違反(虚偽記入)で強制的に起訴される。

先週は尖閣列島近海で中国漁船と日本の巡視船の衝突で中国が取った態度に、
日本国民の大多数は大国中国の横暴と日本政府の屈辱外交に非難が集中した。
民主党の枝野幹事長代理も講演で中国とは、
「戦略的互恵関係なんてありえない。悪しき隣人でも隣人は隣人だが・・」と批判した。
またフランスのル・モンド紙は中国が取った一連の対応に、
「粗暴な大国の顔をさらした」と批判する社説を掲げていた。

さて先週に投句した「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
今週も社会生活を詠んだ句が多くなりましたが、
特にウイットに富んだ川柳らしい句はマンネリの為か見当たりません。
私が比較的満足している句を◎印で選んでみました。笑読ください。

●圧力で 日本外交 弱腰に

●政治家は 言行不一致 代名詞

●中国は 粗暴な大国 ご都合主義 ◎

●最近は 裁く検事が 逮捕され  

●左遷され 悔しき道真 大宰府に

●しておこう 動けるうちに 好き放題

●元気なら 江戸生まれとは これいかに

●逃がしたら 大魚だったと 太公望

●今日限り 最後の一本 吸い収め ◎

●同じ趣味 ネットの小径 川柳で ◎

●大食を せずに満足 腹八分

●恥をかき 成長してきて 今がある

●先生に 成って見返す 落第生

●泣いてます 嫁とのバトル 姑負け

●チトおかし 裁く検事が 逮捕され ◎

●落ち着いて 考えて見れば 馬鹿なこと 

●行水を してる美人画 見てみたい

●ヤケ酒を 飲んで済むなら それでよし 

●道具類 巧みの技の 命です ◎

●落ち着けと 言い聞かせてる 初舞台