ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

イチロー9年連続200本安打の快挙

2009-09-16 06:29:00 | 時事・雑感
テレビ、新聞は「イチロー」選手の108年ぶり9年連続200本安打の新記録と、
「のりピー」こと酒井法子被告の仮保釈金500万円という、
明暗を分けたニュースで賑わっている。

スーパースターで「安打製造機」の異名を持つイチロー選手(35)については、
ここでも幾度となく書いてきたが、
今日もイチロー選手の快挙について分析してみたい。
その前に彼の概歴を列記してみると、
 
1991~2000  オリックス・ブルーウェーブ入団  日本プロ野球界で活躍 
        MVP(3) 、7連続首位打者、シーズン200本安打などの記録多数
 2001    米大リーグ シアトル・マニナーズに移籍  
        新人賞、首位打者、MVPなど タイトル、記録多数
 2004     ● シーズン年間最多安打記録 262安打 
 2009      日米通算安打新記録(張本:3085抜く)
        ●9年連続  200本安打の新記録

イチロー選手がスーパー・スターとして注目されるのは大リーグでの活躍によるのだが、
歴史に残る世界的超スーパースターとして注目されるのは、
ジョージ・シスラーの年間最多安打記録を84年ぶりに破ったこと、
108年ぶりにウィリー・キーラーの持つ8年連続200本安打記録を更新したからである。
このようにイチロー選手は類まれなる能力と実績に起因しているのは勿論だが、
それ以上に人には言えない陰の努力で自分を高めていったのだろう。

今年に目標としていた9連続200本安打新記録の重圧は推して知るべきで、
シーズン初めには日本が優勝したWBCの疲れから胃潰瘍に成り、
後半には疲労から左脹脛の痛みで試合を全16日間も欠場を余儀なくされる。
従来にないハンディキャップを背負いながらのスタートだったが、
目標通り簡単に200本安打の新記録を達成した。

NHK「スポーツ大陸」でイチロー選手が記録達成後に語っていたか、
その第一声は自分との戦いに「ようやく開放された」だった。
その中で今年の記録への挑戦の重圧に耐えられたのは、
日の丸を背負って戦ったWBCの優勝戦でヒットを打ち韓国に勝った経験が、
今年の想像を絶する重圧を撥ね退ける力に成ったと語っていた。
このWBCの一打こそが今年のモチベーションを更に高め、
何が起こっても恐い物がないという自信に変わったとも語っていた。

WBCの優勝戦を思い出すためにブログを再掲載すると、
「・・・シーソーゲームの同点で負けムードも予感された延長10回表、
日本の攻撃で二死二・三塁という見せ場にイチロー選手の出番が演出される。

そこで決まったように逆転打を放ち5対3で日本が優勝を果たす。
それまで不振だったイチロー選手にとっては名誉挽回のチャンスだっただろうが、
そう簡単に檜舞台で打てるものでもなく至難の技であっただろう。
それを成し遂げたイチロー選手は、まさにスーパースターの面目躍如といったところであった・・・」

二度にわたる「国民栄誉賞」をも研鑽途中を理由に拒否した35才のイチロー選手が、
「野球が好きなので最高の状態にモチベーションを高め、これからも臨む」と語っていた。
それらを推察すると50歳近くまで200本連続安打記録を更新し続けたいという、
限りなく不可能とも思える目標を設定して挑戦しているかのようでもあった。

先週の「しりとり川柳」から(42)

2009-09-13 06:16:00 | 時事・雑感
先週の「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
「しりとり川柳」は相手の下句(既定)を使って作る、エンターテイメント化した言葉遊びです。
ですから上句は既定されています。

私の川柳は経験と言うよりは創作で詠んだ句も多いのですが、
今回も政権交代絡みの政治関連が多いようです。
特に個人的に上手く作れたと思う川柳を◎印で選んでみました。

●裏話 聞いてみたいな 議員秘書

●政治力 あるか民主の 試金石

●金バッチ 肩で風切る チルドレン

●人気者 小沢ガールズ 今が華

●すり合わせ 連立ありきの 猿芝居

●待っている 政権交代 我が家でも ◎

●思い出し 昔の栄華 走馬灯 ◎

●息抜きは 川柳詠んで 憂さ晴らし

●えもんかけ 鴨居につるす 独り者 ◎

●江戸っ子は 気も早いが 手も早い

●移ろいて 日本の四季は 美しい

●老夫婦 肩寄せ合って 杖と成り ◎

●ボヤですみ 夫婦の絆 強くなり ◎

●戦前っ子 物はなくても 忍耐で

●子も育て 姑を介護 旦那捨て ◎

●ついつられ 買わされました バーゲンで

●フタをする しかし洩れ出る 艶話

●つねりたい 気持ちにさせる 色男

●後引けぬ 男の面子 安く買い ◎


新型インフルエンザの感染拡大とワクチン接種)

2009-09-09 06:26:00 | 時事・雑感
WHOは新型インフルエンザウイルスが拡大し、
世界180ヶ国で感染し3,000人弱の人が死亡したと発表していた。
またWHOの高官は世界人口の3分の1の人が感染する可能性があると警告していた。

日本でも随所で新型ウイルスの感染で社会的影響が発生しているが、
この「新型インフルエンザウイルス」の経緯を列記する。

●平成21年4月21日  メキシコ、アメリカで感染確認、多くの死者も・・・
      4月27日  WHO警戒レベルをフェーズ4に引き上げ。 感染国 5、疑いの在る国10ヶ国
     4月30日  WHO警戒レベルをフェーズ5に引き上げ。 感染国 12、疑いの在る国16ヶ国
          世界の確認感染者241人、死亡者9人
      5月08日  国内初の感染者確認成田空港。 カナダから3人
      5月16日  国内初感染者 神戸高校 8人確認
      5月19日  国内感染者 179人 、世界42ヶ国、感染者 9,828人
      6月12日  WHO警戒レベルをフェーズ6に引き上げ。 感染国 73ヶ国、3.6万人以上
           国内感染者566人、死亡者0人
      6月21日  香川県初の感染者確認1人
     6月25日  国内感染者1,004人、 38都道府県
     7月24日  国内感染者 5,000人 、48都道府県
     8月06日  世界の感染者18万人以上死亡者1,466人
     8月20日  日本の感染者12万人以上、死亡者3人 集団感染者の増加・・・
     9月05日  世界の感染国180ヶ国、死亡者2,8376人

このように4月にメキシコで発見された「新型インフルエンザウイルス」は忽ち世界中に広がり、
WHOの警戒レベルは最高の「フェーズ6」、世界の感染国180ヶ国、死亡者2,8376人(9月5日現在)に成った。
日本でも瞬く間に全国に広がり図表「発生段階と方針」(厚生労働省HPより引用)の通り、
新型ウイルスの感染は「第二段階」の集団感染が増加している。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/images/phase_jp.gif

これから12月~3月のピークを向かえる冬場の感染被害を最小限に食い止めるに為にも、
計画的な予防接種などの早期対策が急がれる。

これらに基づき国は「新型インフルエンザウイルス」のワクチン6,000万人分を確保したとして、
国産1,800万人、輸入の4,200万人のワクチンの接種計画を示した。
まず最優先的に国産ワクチで医療従事者、妊婦(100万人)、糖尿病、喘息等の持病のある人(900万人)、
1歳~就学前の小児(600万人)、1歳未満の乳児の両親(200万人)の計1,900万人を接種対象にしている。

次いで来年は輸入ワクチン中心で小中高学生(1,400万人)と続き、
最後は65歳以上の高齢者(2,100万人)を優先的に接種する計画が立てられている。

新型インフルエンザの症状は従来の季節型インフルエンザと同様に、
38度以上の高熱と咳や鼻水、全身のだるささ、頭痛筋肉痛等を伴う。
国の発表によるとワクチンの接種は実費負担とし、
医療機関の予約制で優先接種対象者から順に接種するという。

ちなみに私のワクチン接種の優先順位は65歳以上の高齢者(2,100万人)に該当するが、
ここ20年は風邪を引いた経験もなく、今までワクチン接種は殆どしていない。
今回の輸入ワクチンには未知なる部分も多くあり、
「新型インフルエンザワクチン」の接種を受けようか否か迷っている。

先週の「しりとり川柳」から(41)

2009-09-06 06:13:00 | 時事・雑感
先週の「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
「しりとり川柳」は相手の下句(既定)を使って作る、エンターテイメント化した言葉遊びです。
ですから上句は既定されています。

私の川柳は経験と言うよりは創作で詠んだ句も多いのですが、
今回も政権交代絡みの政治関連が多いようです。
特に個人的に上手く作れたと思う川柳を◎印で選んでみました。

●宿題は これから民主の 実行力 ◎

●エコにする 国会議員の 議席数 ◎

●それなりに そこに座れば 総理の顔

●民主党 小鳩マジック タネが見え ◎

●した候補 捕まりますよ お中元 

●ボロを出し 自壊したのよ 自民党

●チルドレン 政界用語に 成りました 

●映し出す 庶民の鬱憤 議席数  ◎

●慣れっこに 日本国民 平和ボケ

●墓場まで 道は遠いが 彼岸には

●先を見る 老老介護の その先を ◎

●子供にも 意地があります お母さん

●疑問もち 今だに解けぬ 夫婦仲  

●居場所なし 嫁と姑に 挟まれて ◎

●イケメンに 嫉妬するのは オトコマエ ◎

●今しぼむ 絶倫だったよ 若い頃

●もう駄目か 諦め人生 まだ早い

●中傷を ネットで広げる 闇の顔 ◎


民主党新政権物語

2009-09-01 06:31:00 | 時事・雑感
日曜日の総選挙で国民の多くが望んでいた政権交代が実現した。
マスコミの予測通り民主党が戦後最多の308議席で圧勝し、
戦後50年続いた自民党政治に終止符を打った。

少し前までは民主党優勢とは言いながらも、
ここまでなだれ現象で勝利するとは想定外だった。

その要因のひとつは一度追い風が起きればドミノ倒しのように成る、
現在の「小選挙区比例代表制」に起因する。
その恐ろしさを知ったのは郵政解散による「小泉劇場」であった。
それを真似てか民主党が刺客を差し向け追い風を作り、
鳩山、小沢、岡田ら幹部のオールキャストによる「政権交代劇場」を展開し、
上手く国民を誘い込むことに成功した。

戦後から続いた長期自民党政治に国民は社会的閉塞感を感じるようになり、
その打開を「小泉改革」に期待して投票したにも拘らず一向に進展しなかった。
むしろ生活の安全・安心などは減少し、国民の鬱憤は自民党に集中していった。
それらの憂さを野党の民主党が吸収する為に、
ちょっと首を傾げる高速道路や教育費の無料化、子育て、農業などの一律支援等、
俗に「バラマキ」政策とも思えるマニフェストを掲げ国民を誘った。

一方劣勢といわれた自民党も政権維持を図るために、
解散時期や党の顔に腐心して総選挙の時期が二転三転する。
その間に3名もの党首交代、すなわち総理大臣の交代劇や、
人気者の東国原知事の擁立劇、中川財務相の酩酊記者会見などの醜態を演じ、
更に首相自身もブレと漢字の読めない総理のレッテルが貼られる。
こんな泥沼に入り自壊していく「自民党劇場」を見せられる中で、
この最悪の時期に切羽詰った今回の総選挙をむかえた。

日が経つにつれ民主党の「政権交代劇場」への期待感が高まり、
今まで政治に無関心だった無党派層の心までも揺り起こした。
その結果が投票率69.3%と高い数字となって現れ、
民主党議員308名という驚異的な当選数に繋がっていった。
この選挙の大勝利は政権交代と言うよりは、
むしろ革命といっても過言ではない出来事だったかもしれない。

それに対して国民の一部は民主党の未経験からか、
外交問題やバラマキ政策に不安を抱いているのも事実である。
しかし民主党の鳩山・小沢・岡田らの幹部は、
二大政党の実現を目指して15年前に自民党から離党した人達である。

それに代表の鳩山由紀夫氏は経験不足で不安だと言う人もいるが、
副代表の小沢一郎氏などは若くして元自民党幹事長で大臣経験者でもある。
民主党が掲げた「政権交代」で脱官僚政治や政治主導の予算編成を実行する為には、
政治・行政の裏表を知り尽くした豪腕で策士の小沢一郎氏の力が必要だろう。
それに呼応して勝利の立役者として小沢氏の発言力は益々強くなり、
鳩山代表を凌ぐ小沢院政が懸念されている。

ともかく民主党大勝利が日本にとって吉と出る事を願うものだが、
それは政治主導でマニフェストの「実行力」次第である。
もしできなかったら国民の期待が大きいだけに、その反動も又大きい。