金融政策の元締め日本銀行総裁・福井俊彦氏の任期満了に伴う後任人事が、
二転三転しながら決まらす、今日から戦後初の空席になった。
衆参のネジレ国会で民主党等が主張する「財政・金融分離」を建前に、
総裁候補の元財務事務次官の武藤敏郎氏は参議院で不同意、
再度提出された元財務事務次官の田波耕治氏も、同様の趣旨で不同意に成った。
現在の世界経済は不安定な円高ドル安、株価も下落して、先行き不透明な日本経済が懸念され、
金融の舵取り役としての日銀総裁が、戦後初の空席では困ったものだ。
今までは政府の提出した人事案件は、殆んどすんなり決まっていたのだろうが、
ネジレ国会ではそうも行かず、国会論争が活性化して、なかなか興味深い。
といっても政府も野党も、日銀総裁の建前論ばかり展開して、
官僚の書いたシナリオ通りとも思える総裁候補の事務事務次官を、
それほど人材不足でもないだろうに、たびたび提出している。
そこまでして元財務事務次官出身者を、なぜ必用に推薦するかと疑えば、
財務官僚にとって日銀総裁のポストは最高の天下り先なので、
是非とも死守したいのではなかろうか。
一方野党の民主党も衆議院解散風が吹くなかで、
次期政権獲得の為にも党利党略を最優先させ、与党との対決姿勢を強めている。
まあ与野党逆転のネジレ国会では、いろんな面で思わぬところに波及して、
政治に大きく影響しても致し方ない。
今まで見えなかった暗部が露出して見え、
我々国民には良い結果がもたらせているのかもしれない。
ともかく今しばらくは日銀総裁選任劇を見ているが、
与野党共に党利党略の駆け引きは程々にして、
日本の金融政策の司令塔を早く決め、物価や国民経済に真剣に取り組んで欲しいものだ。
二転三転しながら決まらす、今日から戦後初の空席になった。
衆参のネジレ国会で民主党等が主張する「財政・金融分離」を建前に、
総裁候補の元財務事務次官の武藤敏郎氏は参議院で不同意、
再度提出された元財務事務次官の田波耕治氏も、同様の趣旨で不同意に成った。
現在の世界経済は不安定な円高ドル安、株価も下落して、先行き不透明な日本経済が懸念され、
金融の舵取り役としての日銀総裁が、戦後初の空席では困ったものだ。
今までは政府の提出した人事案件は、殆んどすんなり決まっていたのだろうが、
ネジレ国会ではそうも行かず、国会論争が活性化して、なかなか興味深い。
といっても政府も野党も、日銀総裁の建前論ばかり展開して、
官僚の書いたシナリオ通りとも思える総裁候補の事務事務次官を、
それほど人材不足でもないだろうに、たびたび提出している。
そこまでして元財務事務次官出身者を、なぜ必用に推薦するかと疑えば、
財務官僚にとって日銀総裁のポストは最高の天下り先なので、
是非とも死守したいのではなかろうか。
一方野党の民主党も衆議院解散風が吹くなかで、
次期政権獲得の為にも党利党略を最優先させ、与党との対決姿勢を強めている。
まあ与野党逆転のネジレ国会では、いろんな面で思わぬところに波及して、
政治に大きく影響しても致し方ない。
今まで見えなかった暗部が露出して見え、
我々国民には良い結果がもたらせているのかもしれない。
ともかく今しばらくは日銀総裁選任劇を見ているが、
与野党共に党利党略の駆け引きは程々にして、
日本の金融政策の司令塔を早く決め、物価や国民経済に真剣に取り組んで欲しいものだ。