ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

「肥満と喫煙は寿命を縮める?」と「尻取り川柳(189)」

2012-01-12 07:00:00 | 雑感・川柳
昔から万人の共通の願いは不老長寿であり、特に権力者はその願望が強く、秦の始皇帝が不老長寿薬を探したり、日本の「かぐや姫」の話は有名である。 最近では老化や寿命の科学が進歩して、新知見が判明してきた。先に細胞の死滅を防止して老化を遅らせ、若さを保つ働きのある、サーチュイン(Sir2)という長寿遺伝子が実証されている。この長寿遺伝子は通常は眠っているが、普通食べる食事を7割ぐらいに制限、いわゆる飢餓状態にすれば活動する。最近では赤ワインに含まれるレスベラトロールという物質が、長寿遺伝子を活性化するのが分かり、さしずめ現代の不老長寿薬と言ったところであろう。その為か欧米日では健康食品としして売り出され広まっている。 今週初めに毎日新聞を見ていると、今度は『染色体末端「テロメア」が長いほど長寿』と言う記事が目に留まった。染色体末端部の「テロメア」と呼ばれる部分の長さが寿命と関係があることを、英国・グラスゴー大の研究チームが小鳥の「キンカチョウ」を使った実験で突き止めた。 この道の第一人者、白澤卓二順天堂大学教授の説明を引用して書いてみると、健康長寿のカギとして注目されている「テロメア」とはギリシャ語で末端を意味し、遺伝子情報を持つDNAの格納庫の染色体の最先端部分を「テロメア」という。 このテロメアは細胞分裂のたびに短くなり、ある長さで細胞分裂ができ無くなる。つまり若い細胞が生まれなくなってしまうという事だ。このテロメアの長さが寿命の指標になっており、「細胞分裂時計」とも呼ばれているそうだ。しかし生きている限り細胞分裂は続けるので、テロメアが短くなっていくのを阻止するのは避けられない。英国の研究報告によると肥満の人は、そうでない人に比べてテロメアが約10年分も短かく、タバコを1日1パック、10年間吸っている人は、2年分もテロメアが短く成っていた。従来から「肥満と喫煙」が健康長寿の重要な改善ポイントとして指摘されていたが、このテロメア理論からも実証された事になる。 川冬木・京都大教授(分子生物学)は「人間の死因にはさまざまな要因があり、単純に寿命を予測することはできない。だが成人ではなく、子どものテロメアの長さを調べ、寿命を占うことがきることを明らかにした点で意義がある」と話している。 これからどれだけ生命、老化、長寿科学が進歩するか計り知れないが、余り寿命が予見される様になれば、人生が索漠としたものになり、科学の進歩も程々にしてくれと叫ぶ人が増えそうだ。さて先週の「しりとり川柳」ですが、貴重な朝1時間弱で15句前後を、朝ドラ「カーネーション」をバックに詠み、毎日お遊びの「頭の体操」に励んでいます。今週は日常生活を詠んだ句が多く成りましたが、マンネリ化して粗雑になり、川柳と言うより下句を使った直感の短文に成りました。努めてユーモアとウイットに富んだ句を心がけていますが、技術者だったので理屈ぽく、諸に心情が表れた気恥ずかしい句もあります。秀作はありませんが、創作上好きな愚作を○印を付けて見ました。笑読ください。 ●民主党 烏合の集で 分裂へ●あちこちに 吹いてきました 解散風○●強いられて 資金集めに 四苦八苦●候補者を 厳選してよ 政党は●このままで 進めば日本 どう成るの●白くなり 檜舞台の 挨拶で●ゆるゆると 定年後には 素浪人 ○●戦争は 二度としないで 日本は●追加する 酔いが来ないと 熱燗を●ここはどこ 蓮の花咲く 極楽か●しゃべってる 独居マダムが 愛犬と○●愛に燃え 女遍路を 繰り返し●あるように 見せて隠すは 手品師か○ ●輝いて 見せてください ロンドンで