ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

今年の「紅白歌合戦」雑感

2012-01-05 07:00:00 | テレビ・雑感
今年の年末年始も、あっという間に終わったが、我が家の年末は年越しうどんを食べ、紅白歌合戦を見て新しい年を迎える。正月の雑煮はサヌキでは珍しく、丸もち、澄ましの京風雑煮と決まっている。その第62回紅白歌合戦は、かつては視聴率80%以上のお化け番組だったが、今では40%台に落ちたと危機感を持って、しきりにNHKでは宣伝に努めていた。 今年は関東地区で前半35.2%、後半41.6% で、前年より0.5~0.1%減だったが、最高視聴率は49.7%で紅組の勝利が決まった瞬間、司会者の井上真央さんが感涙に咽んでいた時だった。歌手の最高視聴率はSMAPの「世界に一つだけの花」の時で48.2%だった。なお震災の遭った仙台や福島地方では47%台と高い視聴率だったが、悲しかった一年を忘れたく、元気が貰える紅白歌合戦を視聴したのだろう。 多数の民放が熾烈な年末の視聴率競争をしているなか、4年連続40%台で、今年最高視聴率50%近くとは立派なものだ。日本人の人口は約1億2千万として、その3分の1がテレビを見ていたとして約4千万人、最高視聴率は約50%だから、単純計算で最高2千万人以上の人が紅白を見ていた事になる。しかも視聴者の思考も多様化し、テレビ離れの時代に入り、熱心に視聴する人、録画してみる人、見ない人、色々変化している中での事だから驚く。まさに紅白歌合戦は日本の大晦日を飾る、今も変わらぬ国民的イベントに違いない。 ちなみに紅白歌合戦の私の視聴方法を、屁理屈を交えて書いてみると、若い頃は「紅白」から「行く年来る年」を見て寝るのが習慣だったが、近頃は後半を録画して暇な正月の三ヶ日に見る事にしている。というのも戦中生まれのお爺さんには、日常生活のリズムが狂うのが嫌いで、若い子や韓国歌手のポップスとかいう歌に、4時間余りも付き合えない。 まあ紅白歌合戦の勝敗はお遊びに過ぎないが、今年は真央ちゃん率いる紅組が、7年ぶりに勝って対戦成績を紅組の29勝33負にしたと騒いでいた。 抜擢された真央ちんの起用は、朝ドラ「おひさま」の論功行賞だろうが、まだ若い真央ちゃんには、当初は不安で重荷に覚えた。しかしなんの女優魂を発揮して、素晴らしい司会ぶりを見せていた。さすが朝ドラの主人公を張る一流タレントは、違うものだと感心させられた。 お遊びとはいえNHKも6連敗の紅組みに、何とか勝たさんがためか、AKB48のように210人を出演させたり、審査方法も色々指向を凝らしていた。その為か紅組343,045票 白組323,767票で7年ぶりに勝利した。ちなみにNHKが発表した今年の得票数を見れば、紅組の勝利はデジタルTV審査員による部分が大きいが、今後は熾烈な競争に成りそうだ。。まあ視聴者も交互に勝敗が決まる方が面白いだろうが、さて来年は?ケータイ審査員   紅組  17,821 票 白組   28,711 票 合計  46,532 票 ワンセグ審査員   紅組  40,504 票 白組  46,377 票 合計  86,881 票 デジタルTV審査員  紅組  284,129 票 白組  246,905 票 合計  531,034 票 会場審査員      紅組    591 票 白組   1,774 票 合計   2,365 票 (ゲスト審査員含む)