「どんなものでも、従来のものに取って代わるということは、
並大抵のことではない。 同水準、同程度だったら代わることはできない。」
これは、ある町工場の社長の言葉です。
総務には毎日、いろいろなセールスが来ます。
いきなりアポなしで飛び込んできたり、
銀行や当社の得意先のコネを頼ってきたり、
なかには自社製品・サービスによほど自信があるのか、
得意気を通り越して横柄な態度だったりすることすらあります。
トイレットペーパーの仕入先を変えるくらいならいざしらず、
会社に従来からあったシステムを変えるということは、
多くの労力とコストの先行投資が必要になります。
この社長の言うとおり、「ちょっと程度のメリット」では、割に合わないのです。
ましてやこのご時世、
熱意や根性だけで商売できると思ったら大間違い。
電話一本でセールスしようなんて、
「おたくら、ちょっと甘いんじゃない?」というものです。