くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

内閣支持率下がるんじゃね?

2010-09-24 23:18:46 | 政治経済のことも考えよう

中国人船長の釈放の速報を受け、
石原都知事は会見で、「中国のやり方はやくざと同じ」と発言しました。

この人の発言は、いろいろと眉をひそめるようなものもありますが、
今回の「暴力団の縄張り拡張と同じ」という発言にはまったく同感です。

那覇地検は釈放を決めた理由について、
「日本国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」と発表しました。

理由が「嫌疑不十分」ならともかく、このような理由で釈放するということは、
那覇地検が独断で決められることではなく、
当然、政府からの指示や合意があったと見るべきでしょう。

今回の釈放は、店の前にやくざをたむろさせて営業妨害をしている暴力団に、
「言う通りにしますから、商売させてくださいと」言ったようなものです。

「外交と暴力団追放を一緒にするな」と聞こえてきそうですが、
人間の心理など、しょせん同じです。

一度、不当な要求に応じれば、
すなわち、「こいつは脅せば言うことをきく」と思われれば、
理不尽な要求は次第にエスカレートするということです。

「日本の司法手続きは、違法かつ無効」と主張する前提には、
「尖閣諸島は中国領土である」という主張があります。

したがって、日本が司法手続きを中途半端なままで終わらせたということは、
中国にとっては、「日本は中国の主張を認めた」ということか、
あるいは「脅せば屈する弱腰国家である」ということのいずれかであり、
長い目で見れば、いずれに転んでも日本の国益にはつながらないということです。

一度、不当要求を認めてしまうと、
両者の力関係を断ち切ることは至難の業です。

日本は目先の利益にとらわれて、大きな失敗を犯しました。
「損して得とれ」のまったく逆をやってしまったと思います。

せめて今回の中国の理不尽な対日政策を教訓として、
日本は、中国に頼らない経済政策へと舵を切るべきです。

ベトナムやインドなど、日本が手を組める国は中国だけではありません。


やっぱり似たもの同士だったか~

2010-09-23 21:32:55 | つれづれなるまま

とうとう国家首脳まで出張ってきて、恫喝をかけはじめた中国。

日本が法的措置を半ばにして船長を釈放すれば、次は、
「日本は中国の抗議に非を認めて釈放した」
「つまり釣魚島とその近海は、中国領であることを認めたということである」
と言い始めることは目に見えています。

中国漁船の船長逮捕とはなんら無関係の、
なりふりかまわない対抗措置やヒステリックな対応は、
まるで北朝鮮と同じです。

最近は、中国の姜瑜(Jiang Yu)報道官(眼鏡をかけた例の女性)が、
朝鮮中央テレビの看板アナウンサーのおばちゃんとダブってしまう。
(チョゴリ姿で怒ったような口調で、勇ましく報道する例のおばちゃんです)

 


モノマネ中国の仰天理由

2010-09-21 23:33:13 | 政治経済のことも考えよう

世界三大発明である火薬、羅針盤、活版印刷術は、
11世紀、宋の時代の中国で発明されました。

これが西欧に伝播され、ルネサンス期に改良・実用化されました。
そして14世紀以降のヨーロッパ諸国の大躍進につながったのは、
世界史の授業でも必ずとりあげられるところです。

つまり、中国人に言わせると、
「西洋文明は、中国の発明によってもたらされたものである」

「その中国は、これらの発明について、
 西洋諸国に一度も特許料や使用料を求めたことはない」

「したがって、中国の発明によってもたらされた技術を、
 中国が無償で使用するのは当然の権利である」
ということだそうです。

当然、日本に対しても、
「日本の文字や文化は、もともと中国から伝わったものである」
という理屈から、同様の詭弁を弄します。

「だから、いまの世界は中国がなければ存在しえなかった」
これが、彼らの先祖代々から伝わる「偉大な中国」の教えだそうです。

中国の盗作、贋作、モノマネ文化は、
知的所有権や特許権に対する意識の低さ故だと思っていたので、
この話を聞いたときには、仰天すると同時に、
そのあまりに壮大な屁理屈にあきれるやら、感心するやらでした。

とんでもない確信犯ですが、
基本的人権や所有権などの個人の権利を軽視する、
社会主義国家らしいやり方であるともいえます。

「日本人はもともと中国大陸から渡った民族である。
 だから日本は中国の領土である」

中国が強大な軍事力と経済力を手に入れたとき、
そう言い出さないとは限らないと思ったのでした。



NPOと反社の見分け方

2010-09-20 22:23:50 | 総務のお仕事(反社対応)

会社の総務にはいろいろなセールスのほか、 
さまざまなNPO法人やNGO法人を名乗る団体がやってきます。

多くの場合は寄付や協賛、物品の購入や取り引きの依頼ですが、
彼らの中には、非営利団体の仮面を被った反社会的勢力もいます。

行政に登録(認証)された非営利団体だからと言って、
すべてが公益活動を目的とする善良な団体であるとは限りません。

このような団体は多くの場合、きわめてありきたりな団体名を名乗っています。
たとえば「経済」「産業」「行政」「環境」「労働」「教育」「人権」「問題」「研究」
などといった一般的な単語を組み合わせ、
最後に「~会」とか「~研究所」というような名称にしている具合です。

だからインターネットで検索しても、
他のまっとうな同名団体が上位にヒットし、なかなか情報がつかめません。
グーグルの検索に団体名を入力すると、
自動で訪問者の名前が追加表示されることもあり、
「ああ、みなさんも苦労していらっしゃる」と思うこともしばしばです。

意図的に検索がかからないような名前にしているのか、
どんなことでも企業や行政への接近のネタにできるよう、
あえて特徴のない名前にしているのか。
あるいは、行政や政治団体の関係機関と錯覚させる狙いがあるのか、
その理由はわかりません。

まじめに活動している団体は、自分の団体が特定されるよう、
特徴のある団体名をつけているものです。

しかし、多くのNPOやNGOと名刺交換をしてきて気づいたのは、
胡散臭い団体の名前には、
「まったく特徴がない」という傾向があるということです。

これは入り口の部分で、判断のひとつとなっているものです。



「龍馬伝」がつまらない

2010-09-19 23:59:59 | つれづれなるまま

決意ばかりしている龍馬。
熱弁ばかりふるっている龍馬。

龍馬以外の男は、女性といい仲になるとみんな死んでしまう。
岡田以蔵しかり、近藤長次郎しかり。
今日の、池 内蔵太のお元への告白などまったく意味不明。

女性の気持ちを通して、志士の悲劇を伝えようという意図なら、
あまりにも短絡的で芸のない演出ではないか。

人間関係を掘り下げないから、登場人物が薄っぺらくなる。
残された女性や子どもの気持ちが伝わってこない。
龍馬とお龍が互いにどこに惹かれあったのかすらよくわからない。

武市半平太の死も、彼が龍馬とは遠戚の幼馴染で、
龍馬が彼を「アゴ」とあだ名で呼んだほど親しかったことを
ふたりの子ども時代を通じて描いておけば、
また違った意味を視聴者に伝えられたのではないかと残念至極。

今年の大河ドラマは、なんだか歴史の講義を受けているよう。

たぶん、多くの人の興味の対象は、
「史実がどのように描かれているか」だけになってしまったのではないか。

今回の大河ドラマは説明が多すぎ。
加えて、主人公も自分の想いばかりをしゃべりすぎ。。。では?