くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

内弁慶にもほどがある!

2010-09-29 23:21:03 | 政治経済のことも考えよう
今さら手遅れです。

海上保安庁巡視船への中国漁船の体当たりビデオを公開しても、
中国は「日本政府はビデオを都合のいいように改ざんしている」とか、
「日本に都合の良い部分だけしか公開していない」などと言われるのが、
明らかに目に見えています。

相手は、北朝鮮の親玉国家です。
拉致被害者の遺骨鑑定問題と同じように、「捏造だ」と言われるのがオチです。
自分たちが「捏造国家」「情報操作国家」だからといって、
他の国も同じ事をしているとは言われたくないものですが、
日本は、あまりにも対応が遅すぎました。

「改ざんしていた」と言われるに充分な時間を中国に与えてしまいました。

そもそも、政府もマスコミも国民も、
一致団結して日本の国益を守らなければならない時に、
「やれ、誰の責任だとか」「自分には責任がないだとか」「誰が売国奴だとか」
内弁慶にもほどがあります。

まるで黒船が来航し、
日米和親条約や日米修好通商条約を締結させられた時の
江戸幕府の重臣たちの大騒ぎぶりを見ているかのようです。

国内で政治家たちがそんな罵りあいをしている間にも、
尖閣諸島近海には、中国の監視船や調査船がぞくぞくと出没しています。
そして、示威行為をかける中国の漁業監視船に並走し、
必死に牽制をかける海上保安庁の巡視船の映像が公開されました。

現場の緊張は議員同士の論戦の比ではありません。
正真正銘、まさに文字通りの命がけです。
政治家が選挙でよく口にする「命を賭して」の言葉が
軽々しく思えてしまいます。

会社でもなんでもそうですが、
「現場」のみなさんの仕事には、本当に頭が下がります。



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