昨日の国会質疑で自民党(谷垣総裁)は、
マニフェストにない消費税増税を推し進める野田政権に対して、
野田首相のかつての「シロアリ退治」の街頭演説を引き合いに出し、
その言行不一致ぶりを激しく非難しました。
これに対し野田首相は、
「個人の発言と政府が優先すべき政策とは違う」
と言う趣旨の抗弁をしました。
それでは私たち有権者は、
選挙の時に何を信じて投票したら良いのでしょうか。
こんな馬鹿な発言がまかりとおったら、
議会制民主主義など大崩壊してしまいます。
最近、消費税増税の是非の議論以前に、
人間性に疑問符がつくような言行が目にあまります。
人間が信用できないから、発言も政策も信用されない。
こんな単純な理屈です。
「急がば回れ」
野田政権がまずやるべきことは、
一番面倒な議員定数や国家公務員給与の削減、
天下りの根絶などに、歯を食いしばって結果を出すことでした。
「悔い改めるに遅きなし」
多くの有権者がそう思っているのでしょうが、
やはりどうしても吐き出さずにはいられません。