くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

「ため息」で逃げるのは・・・

2012-01-11 23:11:25 | これが会社で生きる道
短期間で全国を転勤している後輩社員がいます。
そういう仕事を担当しているのではありません。
着任してもしばらくすると、その部署から出されてしまうのです。

理由は「ため息」です。
彼には、ことあるごとに大きな「ため息」をつくクセがあるのです。

たかが「ため息」などとあなどってはいけません。
「ため息」は、周りにいる人にとって耳障りであるだけでなく、
暗い気持ちにさせて、仕事へのモチベーションを大きく低下させます。

以前、彼が私とに同じ部署にいたとき、
他の何人もの後輩から「なんとかしてほしい」と相談を受け、
本人に注意したことがあります。

本人も「気をつけます」とは言うものの、
染みついたクセはなかなか直るものではありません。
その後も、彼が異動した先の部署から、同じ評判をときどき耳にしました。

結局、赴任先の上司が不快に感じたのかどうかはともかく、
彼自身の仕事の能力の如何にかかわらず、
職場全体のモチベーションが低下し、職場の雰囲気の悪化するという理由で、
どこへ行っても、真っ先に「転出要員」となってしまうようなのです。

「ため息をつくと幸せが逃げる」
とよく言われますが、あながちウソではないようです。

もちろん、本人にとって「ため息」をつくことは、
ストレスを発散させ、気分を転換させるという精神的な効果があると言われます。
無理に我慢して、精神を病んでしまうのでは元も子もありません。

せめて、発散は職場以外でしましょう。