どうこれ?
誕生日にもらった小指の先程の招き猫
小さくてもちゃんと焼き物である
世田谷の豪徳寺が招き猫発祥の地だとはつゆ知らず~通院時にいつも通り過ぎていた
謂われを読むとその昔豪徳寺はたいそうな貧寺だったらしい
その中にあって、猫好きの住職は自分の少ない食べ物を分けてまで猫に食べさせていたそうな
ある日住職は「汝我が愛育の恩を知らば何か家宝を招来せよ」と猫に言い聞かせたとか
そんなある夏の夕暮れ、鷹狩りの帰りと見られる武士五十余騎が豪徳寺前を通り過ぎようとした
外の騒ぎを聞きつけて和尚が出てみると「我等当寺の前を通行せんとするに、門前に猫一疋うずくまり居て我等を見て手をあげ頻りに招く様あまりに不審ければ訪ね入るなり、しばらく休息致させよ」あいなった
えらいこっちゃぁ~
折しも雷鳴と夕立、武士を招き入れた和尚はいろいろと説法を説いたそうな
それにいたく喜んだ武士は「我こそは江州彦根の城主井伊直孝なり、猫に招き入れられ雨をしのぎ貴僧の法談に預かることこれ偏へに仏の因果ならん、以来更に心安く頼み参らす」
てなことで貧寺豪徳寺は井伊家の菩提所となったとか
和尚は後にこの猫の墓を建て、猫の姿形をつくり招福猫児(まねぎねこ)としたそうな
今度寄ってみよ~っと