🌵 墨西哥 古代メキシコ展 09

2024-09-05 13:18:16 | 大阪春の陣 ₂₀₂₄ +メキシコ展




Maya region




アステカ マヤ インカ
滅亡
それは スペイン人の 侵略
略奪 殺戮 奴隷

私は 1492年の アヤツを 称えたりはしない





展示室の壁に投影された マヤ文字



マヤ数字

 と ● で 表される
6からは 組み合わせとなる

はじめは 五進法 だと安易に思った
なので 5までしか 撮らなかった
が… 実は 二十進法のようで
ものすごく 複雑

右側の絵文字は 頭字体
これも 数字を表す




では マヤの至宝を見てみましょう



047-1



支配者層の土偶

土製 彩色
高さ 21.8㎝  幅 9.5㎝
マヤ文明 600~950年




047-2




大きな口を開けた蛇の冠
壮麗な服
円形の王座  or  椅子

豪奢な服装    大きな祭祀の装い
王ないし それに次ぐ高位の男性
であろう


左手に持っている 袋
コーバル
樹脂を使った香を入れている
かもしれない






テオティワカン文明よりも 一気に リアル感満ちてる


日本は
聖徳太子 大化の改新 壬申の乱
飛鳥 奈良時代  平安前期の頃
平家の栄えた頃… 大陸では 唐





048



吹き矢を使う狩人の土器

土器 彩色
高さ 7.7㎝  直径 36.8㎝
 マヤ文明 600~850年


体を黒く塗った 狩り神
or
その姿を真似た狩人

吹き矢
粘土玉を詰め 鳥を撃つ
吹き矢の狩りは 神話上の英雄


吹き矢の先  発射の描写が マンガチック




049




セイバの土器

土器 彩色
高さ 7㎝  直径 37.3㎝
マヤ文明 600~830年

セイバ
熱帯雨林の中で高く真っ直ぐにそびえ
白っぽい色の幹をもつ木

神聖な木
地下世界と 地上の世界
天上界をつなぐ

御神木やね!




050



星の記号の土器

土器 彩色
高さ9cm、直径35cm
マヤ文明 700~830年頃


中央の十字形と4つの円
金星 などの 星
尾を引く図像は流星

金星
太陽と月と並ぶ重要な星
崇められ 観測された
テオティワカンでも 度々 出てきた

天体の動きを観測し 精緻な暦を作成している
マヤ数字で 正確に計算されているようだ


地上から見えない期間含めて
明けの明星、宵の明星
金星の周期が584日
正確に記録


金星と地球
金星の方が 公転が速いために 地球から見ると
近づいたり 離れたりする
これが 追いかけっこの原理は 習った
動くのは 太陽 月 そして 金星 流れ星
解明されていない時代 世界各地 不思議なできごと


 金星は戦争 狩り 破壊などを象徴する
金星の周期などと対応し 複数の男性神が金星に関連する
マヤや他のメソアメリカの神話で語られる

ということらしい




051



夜空を描いた土器

土器 彩色
高さ 9㎝  直径 24.5㎝
マヤ文明 600~830年

半分は中央に月を描いた夜空
あとの半分の文様の意味は不明
夜行性の鳥の羽かと…推定


う~ん
月が 未確認飛行 みたい
夜空
地上
としたら 群衆か…死者か





052-1




金星周期と太陽暦を表す石彫

高さ 74㎝  幅 70.5㎝
マヤ文明 800~1000年

チチェン・イツァ
金星の基壇
と呼ばれる建物を飾っていた彫刻
 



052-2

 ⇧      ⇧
    金星     太陽暦の年


縦の棒が数字の 5
8つの丸印が   8

584日の金星の周期 5回分
365日の太陽暦の  8年分

どういうこと?

  金星の公転周期 224.701
  地球の公転周期 365.2425…

🌞 水   火 木 土

金星は 地球のインを オーバーテイクする

で その 
地球と金星の会合周期は
583.92日(約1年7か月)

え~~~

584 

ん? なんか 納得できない

金星の 周期 5回分 = 2920 (584x5)
地球の 周期 8年分 = 2920 (365x8)

合ってる!


まてまて 金星の 周期が ちがうじゃん!!
どういうこと?

ほぼ 金星:地球 = 13:8

つまり

225x13 = 2925
365x  8 = 2920

マヤ 584日
現在 225日

マヤの人たちは 地球との会合周期が
金星の公転1回 だとしていたわけ?


余談だが
金星は 太陽系の中で 唯一 自転が 逆回転
そこまでは マヤの人も 知らなかっただろう
もう一つ 言っておけば
自転周期は 243.0187 公転周期より遅い
つまり ほとんど 同じところを 見ている


なんか 頭が こんがらがらがってきたので
落ち着いて 考えてみよう
チガウチガウ



053-1



トニナ石彫159

砂岩
 高さ 58㎝  幅 73㎝
マヤ文明 799年頃


こういう ことだそうだ

トニナの王8 名称不詳 に捕らえられた ポボイの捕虜
戦いに長けた王8が多数の捕獲者という称号をもっていた
西暦799年に先祖の墓に火を入れる儀式
行なったことなどが記されている

先祖の墓を開け松明を持って入り
骨や副葬品を取り出したりすることがあった
祖先とのつながりを強め
現世の王の権威を確認する意味

中央の捕獲された人物
チフの都の者の捕獲者
高名な戦士

マヤの戦争
高名な高位の人を捕虜にすることが重要
捕らえられたポモイの人が
衣服を剥がされ 縄で縛られ
ヒスイの耳飾りの代わりに
紙の帯を耳に付けられる
辱められた姿で描かれている


3マニク0ムワーンの日
799年10月31日
トニナの王1の墓に2度目の火を入れる儀式
トニナの王8によって執り行われた
その3758日前
2ムルク12チェンの日
789年7月13日
"チフの都の者の捕獲者"
という称号を持つポモイの
都の者が捕らえられた 
 


053-2



別の訳

先祖の墓を開け松明を持って入り
骨や副葬品を取り出したりする霊を祀ることをしていた
 10年前に成し遂げた戦果
200年以上前に在位した先祖の墓
開けるという重要な功績を記することで
王と王朝の権威を維持

トニナ王朝
 800~830年頃
バレンケを含む多くのマヤ都市が放棄されるが
トニナ王朝は909年頃まで繁栄した

位置的には ユカタン半島の 低地マヤから
太平洋側の 高地になる地域 



わからないことだらけ
ちょっと見たぐらいで わかるわけが無いし
わかった なんて 言ったら
生涯かけて 研究してる人にも 失礼だわ





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