明日香を訪れたのは5年前。
柿が実っていた秋でした。
今はちょうどこの歌のころでしょうか?
といっても、万葉のころをイメージしてしまいますが、、、
ですが、
行ってみると、なんとなく、歌の意味がわかります。
権力争いで血なまぐささがあり、
謎の石造物や、仏教の伝承など、
大和の国が成り立つころの不思議なところです。
この、天の香具山は、
曽我馬子の墓ではないかと言われている、
石舞台古墳の向こうに見えます。
真っ白いシャツを干してたら、
洗剤のCMみたいになってしまいます。
どんな服だったのでしょうね?
小川で洗って干したのでしょうか?
鬱陶しい梅雨で不快になってたであろう服も
乾けば気持ちよく着れます。
ただ、持統天皇(天武天皇の皇后、天武天皇の死後、即位)
ですから、ご自分の服ではありません。
白い衣は、たぶん、仕える人の服または庶民。
ですが、庶民、農民が白い服を着ていたかは
疑問ものこりますよね。
万葉の季節は今とは違いますから、
年が新しくなると春。
夏というのは、もっと早い時期でしょうか?
ですから、ここで言う白は香具山の雪とか、
白い花を見たてたとも言われているようで
天武天皇のことを思っていたら、
気がつけば春が終わり夏がきていた。
と、いうところではないでしょうか。
学校のテストではありませんから、
解釈は人それぞれ想像しても良いのだと思います。
そうすると、
自分でも詠んでみたくなるのが、
私の悪い癖。
春過ぎて 夏待ちわびん イエローの
幌開けはなち 阿蘇の山々
お粗末
なお、持統天皇の句は、百人一首の二番です。