🌵 墨西哥 古代メキシコ展 17

2024-09-11 22:33:44 | 大阪春の陣 ₂₀₂₄ +メキシコ展




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トラルテクトリ神のレリーフ

玄武岩
高さ 73㎝ 幅 58㎝
アステカ文明 1325~1521年 


ラルテクトリ
大地の母 または 主

二重の役割

一つは 生殖機能
植物が育つサイクルの始まり
動物や人間さらには星の誕生に関わるもの

一方 貪欲な存在としての側面も持ち合わせ
神自身の体内から出た生き物の血や死体を貪る
大地は母の子宮であると同時に
あらゆる生き物の墓でもあった

ということのようだ

右上には ライオンのような…
ジャガー とか 羽毛の蛇 が 出てきたが
これが トラルテクトリ神 だろう
その下に 猿のような、、マヤの暦にも似ている
 その左に 羽がある…なんか 登場してた気がする
このレリーフは テオティワカンからの 流れを感じる




105-1





トラロク神の壺


土器 彩色
高さ 35㎝ 幅 32㎝
アステカ文明 1440~1469年

大地を人格化した 雨の神



105-2





雨神トラロク
太陽神ウィツィロポチトリ
共に大神殿に祀られ
多くの祈り 供物 生贄が捧げられた



105-3










105-4




ブルーが マヤブルーの流れなのか
キャラ的には 一見かわいくも見えるが
やはり 牙が あるのが おどろおどろしい
というのも 水を 入れたとは 思えない
となると 次は 酒 だが
私が思うには…コワイコワイ





106




テスカトリポカ神の骨壺
高さ 32.9㎝ 幅 17.5㎝
アステカ文明 1469~1481年

テスカトリポカ
煙を吐く鏡
不可視で あらゆる場所に存在する
万物の神創造神

槍 もしくは 2本の矢で射抜かれたときにだけ
その姿を表した

壺の内部には 部分的に焼かれた男性の骨が納められていた
戦死した指揮官と考えられている


日本で言う 八百万の神々…




107-1




ミクトランテクトリ神の骨壺

緑色岩
高さ 7㎝ 幅 9㎝
アステカ文明 1469~1481年





107-2




ミクトランテクトリ
死者の世界の主
痩せこけた骨のみの姿
火打ち石の斧 ナイフを持ち
生贄の心臓を抜き出す神
一方で生を与える役割も併せもつ


日本だと 死神 ってとこか



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シウコアトル

火打ち石 トルコ石 黄鉄鉱
長さ 36㎝ 幅 6㎝
 アステカ文明 1325~1521年

シウコアトル
火の蛇
太陽神ウィツィロポチトリ などの 神々が手にする武器
波打った形の固い褐色の火打ち石に彫刻を施したナイフ


神の武器…?




109-1



エエカトル神像

玄武岩
高さ 41.6㎝ 幅 20㎝
アステカ文明 1325~1521年




109-2




風を意味し 生と 豊穣を 司る神
カワウ ペリカン クイナ
   クチバシ   の形に似た赤い口


風?

109-3




あいつだ!





110-1



プルケ神パテカトル像

玄武岩
高さ 36.5㎝ 幅 23㎝
アステカ文明 1469~1481年


リュウゼツランの発酵酒プルケ
アステカの儀礼で重宝された





110-2



パテカトル
その発酵を促す植物 オクパトリ を発見した神
プルケ
テキーラ メスカルに並ぶメキシコを代表する地酒




テキーラ♪
リュウゼツランの蒸留酒




110-3



テノチティトランの大神殿の下で発見され
月の女神コヨルシャウキの石彫に関連した
埋納石室に納められていた



あいつだ!





111-1




ウェウェテオトル神の甲羅形土器

土器 彩色
長さ 21.5㎝ 幅 13.5㎝
アステカ文明 1486~1502年




111-2



甲羅形の供物
下の歯を2本突き出す表現
火の神ウェウェテオトルの特徴と一致


112-3


 

1990年代 メキシコシティの大聖堂
地盤沈下対策工事が行われた時
地下4.3mの建物跡から発見


これは ドキッとする 土器
赤く塗られているのが 意味深
心臓を 入れたか
 血を 入れたか




113


アウマドール
香炉

土器 彩色
長さ 63㎝ 口径 22.2㎝
アステカ文明 1325~1521年

丸い椀状の部分が香炉
熱くなった炭を入れ
その上に樹脂を置く
芳香を放つ白い煙が立ち昇る

三角形が4つずつ合わさった形の空気穴
世界の中心と四方を表現
柄とその先端の部分
芋虫と蝶
火の特性…変容する力のシンボル



アロマ って 近いね




114-1



テポナストリ
木鼓

長さ 20.5㎝ 幅 64㎝
アステカ文明 1325~1521年



114-2





横長の太鼓
音や振動がよく伝わるよう 上部や下部に銅が使われている
天然ゴムをつけた撥 オルマイトル  で
宗教儀礼や戦闘の場において演奏された


木魚
と 思ったが 
アフリカの戦士の 太鼓 だな




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土製 彩色

長さ 18.5㎝ 幅 5.2㎝     長さ 13.2㎝ 幅4㎝
 アステカ文明 1325~1521年

メソアメリカを代表する管楽器のひとつ



115-1




 穴が あるということは 音階がある


116-1



日本も 古くから 笛はあった
神楽の 龍笛 笙 篳篥
奈良 平安からだ



116-2



これは かわいい と思えるが…



115-2




これは

今回 特別展で ダントツ キモイ


夜中には よう見んわ






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エエカトル神像 (馬鹿琴)
2024-09-11 23:10:01
お猿さんに見えました(笑)

アウマドールは楽器に(笑)

奥深い多神教の世界。
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多神教 (栗八)
2024-09-12 11:34:07
飛鳥に似た石造がありませんでしたっけ?

2神とも股間の造形が同じですね(笑)

アウマドール、私も楽器だとおもってました。

どうなんですかね?
多神教の方が自然に思えたりします…(日本人ですかね?)
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