今日は午後から南陽酒米研究会の圃場巡回に同行させていただきました。
葉色、茎数、幹長などから、米になったとき、酒造りにあまり必要としない蛋白質等の含有量や収量に大きく関わる肥料(穂肥)の与える時期と量を判断する為の巡回です。
南陽酒米研究会は、他県では減肥栽培と呼ばれるくらいの窒素成分しか与えない米つくりをしています。量より質をです。
しかし、昨今の米価を見るとき、食用うるち米と酒米との価格差が少ないことで、農家として酒米を作る魅力が無くなっているのも事実です。でも酒米には、酒米から日本酒へ変わっていく物語が生まれます。自分の作った米から酒が出来上がり、それを飲む歓びを知っています。農家の方々は、だから酒米作りはやめないとおっしゃいます。
そんな言葉に報いるためにも、良い酒をたくさん造り、もっともっと売っていけるよう頑張らなくてはと思い帰ってきました。
蔵人S