クニ舛田のパシフィックコーストライフ

古希を過ぎた海好きオジさんのいきいき生活!
人生を楽しむコツが絵日記を中心に!

17年前、あいつは逝ってしまった。ネス君

2012-01-17 17:46:24 | Weblog

阪神淡路大震災、その日のことを覚えているかい!

早朝だった。このあたりでも相当の揺れだった。

寒くても飛び起きたのを覚えてる。その惨状を知ったのは

会社に行ってからのこと、テレビの映像は街が燃え、黒い煙が

立ち込めるヘリコプターからのそれだった。

あれから17年が過ぎたのか。僕はこの日がくるたびに

彼のことを想う。

「スコット・ネス君」

あいつは20年以上前、この町に来て英語の先生をしていた。

この町と姉妹都市であるオーストラリアのケアンズ市から

英語教師として来ておった。

詳しくは覚えていないが、PTA関係で友達になったと思う。

20代前半の若さ、金髪、明るい性格、子供たちに慕われ

父兄にも、そして町の誰もが知っていた外人さん

今思えば、ハリウッド俳優の誰かに似とったな!

僕はあいつと腕相撲したり、酒を酌み交わしたり

外人友達1号としておおいに友好を深めた。

 

ある年、彼はその任務を終えてこの町を離れた。

この写真はその時のかも知れない(送別会)!??

 

あの大震災が起きて何日後、ある人から彼が亡くなったというのを

聞いた。

神戸に住んでたらしい。

本国に帰ると言ってたが、勉強家の彼は日本語を極めるため

アパート暮らしをして滞在しておったのだ。

倒壊した家屋の下で圧死してたとも聞いた。

 

国に帰ってたら助かっていたのに・・・・・

残念だった。

生きていたら50歳前後、かっこいいオジさんになってただろうに!

スコット・ネス、あいつはがっしりした体に似合わず

腕相撲は僕に負けてばかり、でも、顔を真っ赤にして

耐えてる彼の顔を今でも忘れない。

 

コメント (2)
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