九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

真二つの結婚

2018年07月18日 | 日記
 Eテレ『ヨーコさんの話』から引いた。
                □ 
 「私は世の中を全部真二つに分けて考えている」で始まる。

 まず、男と女、けちと気前のいい奴。
 自分に夢中な人と、人の目ばかり気にする人。
 くよくよ考えてばかりいる奴と、
 そのときの事しか考えない奴。

 ありとあらゆる事を二つに分けて、
 それが色々組み合わさって、
 一人の人間が出来上がっていると考えるのである。
                □
 結婚というものに対して、
 イメージを生きる人と、現実を生きる人というジャンル分けもする。
                □
 学生時代、「すごく結婚したい」と言ってた女友達がいた。
 「あんた、結婚して何が一番したいの」
 友達は、いきおい込んで確信に満ちて答えた。

 「朝ね、クロワッサンとコーヒーと綺麗なお皿やカップに入れ、
 お盆にお花を一輪のせたいの」
 私は驚いた。
 そーいう事が結婚なのか
                □
 私は、やがてミカン箱の上にパネルを敷いたものがテーブルという
 貧しい結婚生活をスタートさせた。
 男にのぼせ、離れたくないという現実を生きる事が結婚だったのである。

 やがて年月を経て子供が生まれた。
 現実を生きるのは容易ではなかった。
 やがて現実に破れ、
 現実を生きる結婚であれば、
 当然、結婚に敗れて次なる現実を生きねばならなかった。
                □
 イメージは強い。
 朝の花一輪の友達は大きな家に住み夫を娘達を持った。
 私には彼女の家庭は偽善と嘘で固まっているような気がするのである。
 真実が一体どれ程のものであるのか

 現実を直視する事は、現実に敗れる事でもある。
 しかし、イメージは死なない。
 イメージの前に現実や真実は、
 踏み潰せば、よいのである。
                □
 現実や真実は、ちょいと丸めて目をあわさない様にして、
 イメージに忠実に我が身を励ます事も、
 一生かけた大事業だある。

 それにしても、花にまみれイメージに忠実であった我が友は、
 なかなかアッパレな奴であった。
 真実をほじくり返して、
 ひっくり返ったのは、私である。

     
            
 
 
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