日銀の黒田総裁が発言を撤回した。
「国民は物価上昇を許容している」と発言し、
SNS上で【#値上げは許容していません】と炎上。
国会でも追及され「発言は適切でなかったので撤回します」となった。
黒田発言の根拠は、東大教授のスーパーにおけるアンケートの結果からとか。
そのアンケートとは「あなたは値段が上ったら、お店を変えますか?」という設問。
回答として「他の店で買う」と「引き続き同じ店で買う」を選択させるもの。
アンケート結果は、「引き続き同じ店で買う」が過半数(60%ほど)を占めた。
従って、人々は値上げを許容しているという次第となった。
そもそも、東大教授のアンケートが、どこか子供騙しのような設問でもある。
私達はスーパーで買う時、現下のコロナ禍と円高で値上げは仕方ないと諦めている。
だとすれば、馴染の同じ店で買うのは当然のことで、特別な購買行動でもない。
しかも、その円高の要因は、黒田総裁のゼロ金利政策がもたらしたもの。
自ら物価上昇の片棒を担いでおいて、国民は値上げを許容しているとは、とんでもない。
そんな黒田総裁だから、安倍元総理をして「日銀は政府の子会社」と言わしめている。
現状は無策のツケの現れです。
米国と金利差は広がるばかりで、円安も止まりません。
彼が辞めない限り、ゼロ金利政策は続くので、日本経済はメチャクチャでしょう。