九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

北の『カックン戦略』

2020年07月06日 | 日記

 むかし北朝鮮を『地上の楽園』などと称賛する新聞社などがあった。

 そして、当時の北の金日成体制を信じ込む日本人も多かったのである。

 あの頃、北の『主体思想』や『千里馬運動』の政治スローガンに、かぶれた人も少なからず居た。

 そんな政治スローガンに『カックン戦略』というのがあるのを、最近、知った。

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 1997年、北から韓国へ亡命した黄氏(ファン・ジャンヨブ)がいた。

 彼は、元朝鮮労働党書記で金日成総合大学の総長まで務めた北の高官。

 金日成・金正日2代に仕え、『主体思想』の体系化を仕上げたエリートでもある。

 金王朝の実情を熟知する黄氏が北の対南政策の基本は『カックン戦略』だと明かした。

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 『カックン』とは、李王朝時代のヤンバンたちが被る帽子をさす。

 『カッ』が帽子で『クン』は紐のこと。

 飾り帽子には、右と左に垂れ下がる綺麗な紐が付いており、

 2本の紐をしっかり結ぶことで頭に固定される。

 この紐の片方がアメリカ、片方が日本で、帽子が韓国である。

 紐のどちらかを切れば帽子はぐらつく、もう一方を切れば帽子は頭から落ちる。

 金正恩は祖父・金日成、金正日の遺訓を受け継いできたと公言している。

 だとすれば、『カックン戦略』も当然、今でも手放すことはない。

 北へすり寄る韓国・文在寅だが、気が付いたら韓国が自らカックンとなっているかも?

 

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