記録すること
先日読んだ「ロジカル筋トレ」(清水 忍/著 幻冬舎)に「筋トレを行う際、“回数”にこだわることに意味はない」と紹介されていました。
筆者の言うとおりただ単に回数を延ばすためだけに筋トレを行うことは効果がなく必要もないということは納得しました。他人の回数にあこがれ、回数を積み重ねることを目的としていた身としては反省した次第です。
しかし、回数にこだわることなくとも、その回数やデータを記録することは意義があり、大切なことだと思います。
筋トレだけでなく、ウォーキング、ランニング、山登りなど日時と共にその距離、回数などを記録しておけば、励みになり楽しみになります。
以前NHKためしてガッテンで紹介され話題となった「計るだけダイエット」がよい例です。「計るだけダイエット」は、朝と夕方の1日2回体重を計ってグラフにつけます。体重が増えたり減らなかった場合は、言い訳というコメントを記入します。言い訳によって次第に体重が減らない理由を認識できるようになるため、ダイエットの成功率が高まるというものです。併せて記録しているという意識が食を含む日常生活の改善に心理的影響を与えているのでしょう。
私たちの周りには記録や成績を延ばすことが楽しみであり目標であり、中には生きがいであるという人が大勢います。その目的とするものは多種多様のジャンルに及び、無数にあります。スポーツだけではなく、レクレーション、趣味、家庭、学校、社会、企業、政治から経済など世の中のあらゆるものが記録をベースとし成績を向上させるために活動していると言っても過言ではありません。
回数にこだわるのではなく、日々の活動を記録しておくことは決して無駄なことではないと思います。