般若心経

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般若心経

2018-05-17 | Weblog
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 「お寺はじめました」





 お坊さんの多くは、お寺に生まれ、学校に入り僧侶の資格を取り、実家に帰って跡を継ぐという人たちです。しかし、著者は一般家庭に生まれ15歳で出家した少数派です。日蓮宗の総本山身延山久遠寺で修行に入るとともに身延山高校仏教コースに学ぶ。その後杉並区妙法寺で修業しながら立正大学に進学、卒業後都内のお寺での勤めを経て日蓮宗国内開教師に任命され、埼玉県越谷市に源妙寺を開堂しました。

  目次から
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  第一章 お寺を開く
  第二章 私はこうしてお坊さんになった
  第三章 仏様の教えを暮らしの中に
  第四章 源妙寺だより
  終 章 お寺を建てる
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 総本山での修行、高校生活、大学での僧階取得、信行道場の話などお坊さんになるためのきびしい過程を紹介しています。
高校では入学したとき20人いた同級生が卒業時には9人に、最後の関門である信行道場では50人のうち5人が途中で脱落。またお寺を建てるにも資金、場所、信者の確保のための宣伝活動、並大抵のことではありません。
もともとお寺は地域に根差し、学校、病院、役所を兼ねた人々が交流する場所でした。今の時代、お寺イコールお葬式というイメージがありますが、理想のお寺を目指している著者の活躍ぶりと思いを知ることができました。
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