天気図
台風14号が日本列島を縦断しました。九州各地では大きな被害がもたらされました。
昔は気象情報といえば一般の人は新聞の天気予報、天気図と電話177番だけが頼りでした。
少し詳細な情報となると、今でも放送されていますが、NHKラジオで気象通報の時間があり、全国各地の気象台や日本周辺を航行している船舶からの通報による天候、温度、気圧などの情報を聴き、天気図を作っていました。沿岸漁業、農業、屋外イベントや山登りの人などに広く活用されていたようです。
私も高等学校の通信実技の時間に作成したことがあります。しかし最新の天気図が得られるだけで、予報は各自で推測しなければなりません。
それでも最新であるため新聞に掲載された予報より精度が高いと一生懸命になって作った覚えがあります。
(もっとも当時でも短波ファクシミリによる天気図の放送はありました。しかし装置が高価のため一般には使われていませんでした)
その後、数十年を経てパソコン通信なるものにより、一般の人でもすぐに最新の天気図を手に入れることができるようになりました。ただ、電話接続のため通信費と天気図1枚につき50円の経費がかかりました。それでもずいぶんと便利な世の中になったものだと思ったものです。
それが今では、
テレビのdボタンを押すとすぐに全国各地の最新情報を確認することができ、スマホやパソコンでさらにきめ細やかな情報を得ることができます。
実際の雲の動き、雨 風の予測まで瞬時に得られます。
今の若い人はこういうものだ、当然だと思っておられるでしょうが、昔のことを知っている私たちにとっては素晴らしい情報世界の恩恵の享受にあずかっていると思わされるを得ません。
今朝は今シーズン一番の低い気温でした。