般若心経

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2023-01-27 | Weblog
 
 「トコトンやさしいトンネルの本」
   (土門 剛・三浦 基弘著 日刊工業新聞社 2018/2/28 p.159)



 青の洞門から黒部の太陽、そしてリニア中央新幹線まで、トンネルの建設にはドラマが伴います。
かってトンネル屋の世界では「KKD」(勘、経験、度胸)が幅を利かせていました。しかし、現在ではトンネル建設技術の進歩はめざましく、本州と北海道を結ぶ青函トンネル、谷川岳を貫通し日本海側と関東を結んだ関越トンネルは日本が世界に誇るビッグプロジェクトです。また世界のビッグプロジェクトイギリスとフランスを結んだ英仏海峡トンネルの工事には日本のシールドマシンが使用されました。
 本書はトンネル建設に関する技術と共にその文化や歴史の話もあります。一般の人が読んでも即、役に立つというものではありませんが、トンネルのニュースに接するとき、トンネルを通るときに思い出せば、トンネルの見方が変わるのではないかと思います。

目次より
  • トンネルを知るためのはじめの一歩
  • トンネルの歴史を振り返る
  • トンネルはどのように通す?
  • 様々な災害に備えるトンネル
  • トンネルの維持管理の秘訣
  • これからのトンネルと社会を考えよう

トンネルの話 あれこれ

・昔のトンネルに掲げられた扁額には「〇〇隧道」と書かれていたが、昭和40年頃以降は「トンネル」に統一されるようになった
隧道には墓の中の道という意味もある。

・日本で地上から一番深いところにある地下鉄駅
都営地下鉄大江戸線六本木駅  地下42.3m
・世界で一番深い地下鉄駅
ウクライナ キエフ地下鉄スヴャトーシノ・ブロヴァールスィカ線アルセスーリナ駅  地下105.5m

・トンネルに入口と出口がある?
外から見れば両側が入口、内からみれば出口。ではありません。
その路線の起点方向側が入口、終点方向側が出口

・トンネルの定義
OECDの定義断面積が2平方メートル以上
JTA(日本トンネル技術協会)の定義直径が0.8メートル以上