般若心経

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四国八十八ヶ所

般若心経

2019-06-05 | Weblog

 免許証返納

 運転免許証を返納しました。
まだ自分では安全運転ができるつもりですし、有効期限も半年余りあります。今度の更新時には受けることになる認知機能検査についても模擬検査をクリアし準備万端。また現在歩きとバスツァーで周っている四国八十八ヶ所を打ち終えれば、今度はワゴン車を借りて2週間をかけて周ってみよう、歩いたり、バスでは立寄ることのできなかった博物館、美術館などにも足を延ばしてみようなどと思いをめぐらせていました。



 しかし、昨今の高齢者によるいたましい事故のニュースを見るにつけ、万一事故を起こしてしまえば悔やんでも悔やみきれない、一生後悔することになると思うようになりました。
自損事故であればあきらめもつくでしょう。しかし万一他人を傷つけるようなことがあれば、その人の生涯を左右するダメージを与えることになります。保険で償えば済むというものではありません。そのことに責任を負えるだろうか。その責任に加えて自分自身毎朝毎晩、いや余生のすべてを慚愧の念とともに過ごすことになります。
事故を起こしてしまった方もその瞬間までは事故は絶対に起こらないと思っていたに違いありません。
 将来の事故を未然に回避し、もっとも簡単ですぐに実行できること、それは免許の返納です。損得を考えて決める問題ではありません。必要なのは自分の決断だけだと先月22日、思い切って警察署の門をくぐりました。
手続きは簡単で書類を一枚書くだけでした。
免許を返納すれば運転経歴証明書と愛カードをもらえます。
運転経歴証明書は免許証の代わりとして本人確認の書類として使用することができ、愛カードはバスやタクシー、その他スーパーなどでの割引が受けられるそうです。
愛カードは即日交付されましたが、経歴証明書の方は時間がかかるとのことで、昨日受け取りました。



 免許を返納してやはり一抹の寂しさのようなものはあります。しかし将来の事故による損失と憂慮を払拭したというすがすがしさもあります。