般若心経

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般若心経

2019-02-23 | Weblog
2029

 90歳

 いつも登る山の中腹に観音堂があります。少し前18日の夕方のことです。お堂まで降りてくるとおじいさんが一人で幟を降ろしていました。以前、いつもお昼前にもう一人のおじいさんと一緒に来ていた方です。いつもお堂に上がりお経を唱えておられました。
最近はお見掛けしなくなったなと思っていました。
 お久しぶりですというと、今は毎朝6時に登っているとのことです。その日18日は観音様の縁日なので幟を揚げたのですが、翌日が雨模様のため幟を降ろしに登られたとのこと。
毎朝6時ちょうどに鐘の音が聞こえますねと尋ねると「毎朝私が打っている」といわれました。
 麓まで一緒に下りました。途中いろいろなお話しを聞かせてもらいました。聞くと今年90歳になられるそうです。
「90歳、お元気ですね 。私もあやかりたいです」
「いや九十がいいというものではないのですよ。同級生で多くのものが亡くなっている。若くして死んだものいる、七十、八十で死んだのもいる。みんなその年まで一生懸命に生きたんだ。一生懸命に生きるから一生というんだ。毎日一生懸命に生きればいいんだ。それでいいんですよ」
いいお話を聞かせてもらいました。

 朝6時では会う機会はないと思いますが、四月の春季大祭ではまたお目にかかることができると楽しみにしています。