AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

AOTS中部研修センター見学

2008年11月05日 | 日本語教育
「日本語教育実習Ⅰ」で受講学生を引率してAOTS中部研修センターに見学に行きました。
お世話くださった先生方、どうもありがとうございました。

2~3人ずつに分かれてクラスに入れていただき、授業を見せていただきました。午後は、会話練習の相手になって、いろいろ工夫してコミュニケーションをとっていたようです。

日本語教育を専攻していたり、日本語教育の仕事についていると、どうしても語彙や文型のコントロールをしがちです。今日の学生の様子を見ていると、あんまりそんな感じはしなかったような。日本語学習者にとっては、教室で学んでいる日本語ではまだまだだという実感を与えるのには役に立ちますが、一方で、学んできた日本語があまり役に立たないのではないかという不安も与えかねないのですよね。
そのあたりのさじ加減が難しいところです。
明日の【日本語教授法】でもう一度そのあたりの話をしてみようかなと。

他に気がついたのは、中国の学習者だと、静かなんですよ。見に行くと、完全な筆談モードに入っていたりして。
日本語の学習が目的なので、習った文型や語彙で話をする練習が第一。

私の日本語の授業で、学習者の週末の行動、食事のメニュー、家族の仕事などなど、プライベートな話を突っ込んで聞くこともありますが、それは既習語彙、既習文型で、どれだけ話せるかを確認するため。筆談をしてまで知りたい情報ではないのですよ。

まあ、今日は、本当に筆談をしてまで知りたい話しだったのかもしれません。
でも、そこを何とかコントロールしてほしかったなあと思ったり。

ま、ぼちぼちと。でも確実に、そういう距離感というか、考え方を見につけてほしいと考えています。
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