AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

夜間中学校を見学しました。

2012年07月23日 | 日本語教育
名古屋市の夜間中学校の見学に行ってきました。

五月に一度伺って、見学させていただきたいとお願いし、学習者の方の同意をいただいての今日でした。

一時間ほど、担当の方のレクチャーを受け、その後、国語の授業を見せていただきました。

夜間中学に関心を持ったのは、中学卒号資格が取れるということに注目したためです。虹の架け橋事業は、公立中学校への編入を目指しますが、過年齢の子供達の場合、
中学校への編入がなかなか認められず、中学卒業認定試験を受験しなければ高校受験ができないという現実があります。
日中は、弟や妹の面倒を見るということで学校にこれない子供達もいるのが現実です。
夜間中学校なら、週三回、二年間の在籍で資格が取れるのです。

で、お話を伺いました。

入学後は、普通の中学校の授業ということで、国籍による就学の許可というものはないのですが、日本語力や学力についてはチェックがあるとのこと。
今日はその中の、日本語力について伺ってきました。
ここのは書きませんが、最低限これだけは、という基準があります。

その基準に達していなければ、入学は許可されないということでした。

でも。

日本語が原因で入学できなかった方に対しては、秋に四ヶ月、日本語のブラッシュアップの講座を開設していらっしゃるとのこと。この教室を経由して入学なさった外国人の方もいらっしゃるそうです。

様々な形の支援策があり、それの有機的な結びつきと、必要としている方への情報提供がとても重要だと感じました。

リソースルームで、またスタッフのみなさんに話したいと考えています。
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