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日本植民地教育史研究会年報第7号です

2005年04月02日 | 学会情報
 日本植民地教育史研究会の年報第7号が届いています。
 今回のテーマは「植民地教育体験の記憶」です。内容は以下の通り。

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はじめに 年報第7号編集委員会

1.シンポジウム――歴史の記憶と植民地教育史研究
  シンポジウム「歴史の記憶と植民地教育史研究」趣旨…井上 薫
  口述を植民地教育史研究にどのように生かせるか…宮脇弘幸
  植民地教育体験者たちの口述による歴史…斉紅深(劉麟玉=訳)
  まとめ…弘谷多喜夫
  日本植民地教育史第七回大会に参加して――閉会での斉紅深の発言

2.研究論文
  公学校修身書における軍事教材…白柳弘幸
  日本占領下「昭南島」における日本語教育――エスニシティ構造の変化に着目して…樫村あい子

3.研究ノート
  戦前の台湾・朝鮮留学生に関する統計資料について…佐藤由美・渡部宗助

4.研究の広場(研究動向)
  韓国留学中のことども…三ツ井崇
  人口センサスをいかに読むか――明治三十八年 臨時台湾戸口調査関連刊行物を中心に…冨田 哲

5.旅の記録
  台南・安平墓地の墓誌と公学校修身書教材(その2)…白柳弘幸

6.オーラル・ヒストリーを考える――私の体験
  貴重で切実な肉声をどこまで把握できたのだろうか…新井淑子
  パラオでインタビューを重ねてきて思うこと…岡山陽子
  オーラル・ヒストリー調査方法と課題――シンガポールでの体験…樫村あい子
  韓国・大邱での聞き取り調査…片桐芳雄
  語られた真実の重さ――台湾での採訪体験から…所澤 潤
  オーラルヒストリー覚書…竹中憲一
  私の聞き取り体験とシンポで考えたこと…弘谷多喜夫
  実務家日本語教師が聞き取りをすると…前田 均

7.書評
  斉紅深編著、竹中憲一訳『「満州」オーラルヒストリー――〈奴隷化教育〉に抗して』…山本一生
  山根幸夫著『建国大学の研究――日本帝国主義の一断面』…志々田文明
  山田寛人著『植民地朝鮮における朝鮮語奨励政策――朝鮮語を学んだ日本人』…三ツ井崇
  山路勝彦著『台湾の植民地統治――〈無主の野蛮人〉という言説の展開』…中川 仁
  百瀬侑子著『知っておきたい戦争の歴史――日本占領下インドネシアの教育』…佐藤広美
  P. Lim Pui Huen & Diana Wong 編  War and Memory in Malaysia and Singapore…宮脇弘幸

8.資料紹介
  『日治時期台湾公学校與国民学校 国語読本』…中田敏夫
  熊谷明泰編著『朝鮮総督府の「国語」政策資料』…北川知子
  『近代日本のアジア教育認識・資料篇』…渡部宗助
  「在満学校関係者手記目録」作成について…槻木瑞生

9.気になるコトバ
  「国語」…北川知子
  「満州語」「満語」…桜井 隆
  「内地」という言葉…佐野通夫

10.彙報…井上 薫
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 一般書店での入手も可能です。ネット経由で購入する場合は、下のアドレスをクリック。
http://www.libro-koseisha.co.jp/top03/rb1157.html

学会のホームページは、リンク集から見ることができます。
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