AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

先生方に対する研修

2022年06月11日 | 日本語教育
今年度も、外国にルーツを持つ子供たちに対する日本語指導をテーマに、教員研修の講師のご依頼をいただき、務めさせていただくことにしました。

名古屋市の方は、すでに作成した動画コンテンツが公開されています。

7月に対面で伺い、11月に対面で伺う3回です。

愛知県の方は、10月に2回、伺う予定です。

これに加えて、名古屋市の方のお仕事を一つ、愛知県のお仕事を一つ、お引き受けしました。

コロナ以前、南山大学に移ってから、学校現場を覗く機会がほとんどなく、自分の中で時間が止まってしまっているので、自分でも勉強しないとと思うのですが、研修を受けてくださる先生方が毎回、ほぼ総入れ替えの状態なので、基本となる部分はそうはいってもきっちり押さえておいた方がいいよなあと毎回、お話しする内容を考えています。

一年無駄に過ごせば、子供は1学年進んでしまうわけで、受験や就職という短期の視点だけでなく、この日本社会でその子供がどう生きていくのか、という視点を持った指導が重要だといつも考えています。その長期的な視野を持った上で、じゃあ、卒業までどうしようか、今学期はどうしようか、今月は、今週は、今日は、この時間は、としていくのがいいと僕は思っています。

数年前、愛教大で教えていた最後の年に、教員養成の学生から、「こんなこと(外国人児童生徒にどう対応するか)を勉強するくらいなら、教科教育の方法をもっと学びたい」と言われてから、ずっと自問自答しています。

自分が学生だった時、まあ、中学高校生だった時ね、確かになあ、三角関数をもっとわかるように教えて欲しかった、というのはあるんだよなあ。だから、教科教育の方法をしっかり学びたいという気持ちを否定するつもりはないんだけどね、学校の教員の仕事ってなあ、子供の未来を作る手助けをすることだと思うんだわ、だから、そのために教科が理解できるようにするというのがあるのであって、教科が理解できたらそれでいい、じゃないと思うんだよなあ。

自問自答は続いてます。「こんなこと」なんかなあ。
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