AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

浅井先生の想い出 そのご

2006年04月06日 | どーでもいいこと
まだ暑かったので、多分秋口の土曜日だったと思います。
当時、浅井先生は官舎に部屋をお持ちでした。官舎といえば、そうです、草むしりだのゴミ当番だのがあります。

その週の授業の時だったんですが、浅井先生が、バイトをしないかとおっしゃったわけです。そのアルバイトが官舎の住人総出での草むしり。

朝9時過ぎの集合時間に軍手を持って集まって、「浅井さん」と呼ばれた声に「はい」と返事をして出席を確認してもらい、それから草むしりを2時間くらい。知っている人もいませんから、草むしり中も話をすることなく黙々とはかどっていきます。

お昼前に終わって、缶ジュースをもらって、浅井先生から預かってるという人からバイト代をもらって帰りました。いくらだったかなあ。結構いいバイトだったように覚えています。

草むしりといえば、韓国に住んでいたときのこと。
前にも書いたと思いますが、何かの手違いで46坪もあるうちがあてがわれたのです。一人暮らしですよ、46坪に。二つバスルームがあります。20階建ての20階です。(←僕は高所恐怖症です)

ここも住人一斉の草むしりがあるということで、出かけました。日本人は働かないなんていわれたくなかったですし
すると、その団地の人たちにどういうわけか、すでに面が割れていて、おまえが日本人か、とおばさまたちに囲まれ、いろいろ聞かれました。結婚してるのかとか、仕事は何かとか、韓国の食べ物はどうかとか。
結婚していないと答えたとたん、その中で一番恰幅のいいおばさんが、「うちの娘と会ってみないか、私に似て美人だ」といったんですよ。「私に似て」がなかったり、「私の若いときに似て」だったら、「はい」と返事をしても良かったのですが、聞き返すわけにもいかず、「婚約者が日本にいるから」と嘘を並べて断りました。

このおばさん、その後もいろいろ気にしてくれていたようで、ある時なんか、エレベーターで一緒になったら、うちまで着いてきて、なおかつ上がり込んで、冷蔵庫の中を見て「独身の冷蔵庫だ」と笑い、ソファーはあっちに置いた方がいいとか、テレビはこっちだとアドバイスをしてくれて帰って行きました。

親切なのだろうと思って、ほかの韓国の友だちに話したら、




警察を呼んでもいいくらいだ

といわれました。
難しいですなあ。
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