ぷくとニュースを見ていた時、「工場で、ある薬品が漏れた」というニュース。
お父ちゃんは、大変だ、と口走ったんだけど、ぷくは、「あの物質は、時間がたてば分解するから、実はそれほど怖くない」という。
その後、化学物質の話を少ししてくれた。すまんな、父はBGMのように聞いていただけだ。
「時間がたてば分解するから」という知識を持っている人間は騒がないんだよな。騒いでも、冷静さが残っていて、対応がき . . . 本文を読む
ぷくの模試の結果の一部。
お父ちゃんは、高校時代、数学が足を引っ張って引っ張って、0点を取ったこともあれば、共通一次では放物線の軸をプラスとマイナスとを聞間違えて大問をまるまる落とし、平均点にならなかった数学。
自分の息子が数学が好きでこんな成績を取ってくるなんて夢にも思わなかった。
お父ちゃんとな、きっと見えている世界が違うんだよ。
楽しく生きていってくれ。
18歳、おめでとう。 . . . 本文を読む
生活者としての外国人向け 私らしく暮らすための日本語ワークブック深江 新太郎アルク
地域日本語教育、という視点では外せないよなあという内容が盛り込まれています。
対訳もあり、指導者用のマニュアルもあります。
ただ何というか、これが読めるレベルなら、あらかた問題が解決しているような気がしないでもない。
指導者側が何を取り扱うか、どう取り扱うかという事を整理するにはとてもいいものだと思い . . . 本文を読む
外国人の子ども白書──権利・貧困・教育・文化・国籍と共生の視点から荒牧 重人明石書店
来年度初開講の授業準備の一環で読んだ本。
要点がまとめられていて、資料も盛り込まれていて、いい本でした。テキストにしようかしら。
読んで改めて思うのは、在住外国人の問題は、役所や学校といった公的機関の対応ではとてもとても解決できなくて、どれだけ地域の、外国人の隣人となる人たちの関わり方、理解の仕方に負 . . . 本文を読む
新 多文化共生の学校づくり――横浜市の挑戦山脇 啓造明石書店
いろんなことを考えるネタをいただいた。
愛知県や名古屋市でもそうだけど、母語支援のスタッフの皆さんの活躍は素晴らしいのだけれども、母語支援のスタッフさんがコミュニケーションをとれなくなってしまう程度の母語能力の子どもたちもいる状況で、さて、何ができるのか、ということ。
僕は教員研修の中では、子どもたちの母語を使わない、直接法での日 . . . 本文を読む
「発達障害」とされる外国人の子どもたち――フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たち...金 春喜明石書店
外国にルーツを持つ子どもたちの支援をしていると、この問いにはしばしば、たびたび、頻繁に出くわす。
思考を支える言語の発達を阻害されてしまっていたら、表面的には発達障害ではないか、という疑問がわいてくるのも仕方がないことだと思っている。
で、だ。「発達障害である」ことがわ . . . 本文を読む