今日は大みそか
一年の締めくくりの日
今年はサラリーマン卒業という大きな変化の年だった
でも周りが心配するほど退屈はしなかった
土地の名義変更も自分でやってみたし、家のこまごましたDIYもやった。
それと、何よりも本を沢山読むことができた
中には2年越しになっていた英語の本もこの冬読み終えた
その中でも、やっぱり夏目漱石はすごいと再認識
文豪というだけあって普通のしょうもないことを
つらつら名文で書き綴っている
例えば「草枕」の最初のほうに、こういう一節が出てくる
”与の考えがここまで漂流してきた時に、予の右足は突然座りの悪い
角石の端を踏み損く(こ)なった。平衡を保つために、すわやと
前に飛びだした左足が、仕損じの埋め合わせをすると共に、予の腰は
具合よく方三尺程な岩の上に降りた。肩にかけた絵具箱が腋の下から
躍りだしただけで、幸いと何のこともなかった。”
この情景は。ただ右足が石につまづいて転びそうなった瞬間の描写である。
くどいと言ってしまえばそれだけだが、私は好きだ。
現代の作家では、ここまで細かい描写を織り交ぜながら、一瞬の文章を
組み立てられる者は少ないと思う。
テレビでは年末恒例の「紅白歌合戦」をやっている
内容的にあまり好きではないが、やっぱり大晦日の匂いがする
来年は穏やかな年でありますように......
「ブログ書いて 年振り返る 大晦日」
一年の締めくくりの日
今年はサラリーマン卒業という大きな変化の年だった
でも周りが心配するほど退屈はしなかった
土地の名義変更も自分でやってみたし、家のこまごましたDIYもやった。
それと、何よりも本を沢山読むことができた
中には2年越しになっていた英語の本もこの冬読み終えた
その中でも、やっぱり夏目漱石はすごいと再認識
文豪というだけあって普通のしょうもないことを
つらつら名文で書き綴っている
例えば「草枕」の最初のほうに、こういう一節が出てくる
”与の考えがここまで漂流してきた時に、予の右足は突然座りの悪い
角石の端を踏み損く(こ)なった。平衡を保つために、すわやと
前に飛びだした左足が、仕損じの埋め合わせをすると共に、予の腰は
具合よく方三尺程な岩の上に降りた。肩にかけた絵具箱が腋の下から
躍りだしただけで、幸いと何のこともなかった。”
この情景は。ただ右足が石につまづいて転びそうなった瞬間の描写である。
くどいと言ってしまえばそれだけだが、私は好きだ。
現代の作家では、ここまで細かい描写を織り交ぜながら、一瞬の文章を
組み立てられる者は少ないと思う。
テレビでは年末恒例の「紅白歌合戦」をやっている
内容的にあまり好きではないが、やっぱり大晦日の匂いがする
来年は穏やかな年でありますように......
「ブログ書いて 年振り返る 大晦日」