今日は、栃木県佐野市にある佐野日本大学中等教育学校を訪問してきました。
当塾は高校受験がメインの塾ですが、とあることをきっかけに、今後、中学入試が活性化するような気がしてきているので、先行投資的にご縁のある私立中学校には積極的に訪問するようにしています。
今日の佐野日大中等教育学校もその1つで、いつもは高校入試のほうでお世話になっていますが、そのご縁もあり、今回は中等教育学校のほうの説明会にも参加させていただきました。
私立中学校や中等教育学校の説明を聞いていて思うのは、2020年から始まる大学入試改革が、そう遠い未来ではないということです。現中2から新しい大学受験制度へ移行するといわれていますが、その対策を私立中学校側はすでに始めていて、具体的に動き始めているということです。
公立の中学校・高校は、正直なかなかそのあたりの出足が鈍いので、実際に2020年になったときに、公立出身者と私立出身者でどんな差が出てくるのか、非常に興味深いところでもあります。
佐野日大中等教育学校も2020年に向けた取り組みをいろいろと始めていました。
その中の説明であった言葉に「VUCAな社会」という言葉がありました。
VUCA(ブーカ)とは、主に経済分野で使われている言葉だそうで、
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
の頭文字をとった言葉だそうです。
簡単に言い換えれば「先の見えない、変化の激しい時代」いう意味で使われている用語だそうです。
恥ずかしながら、今日までこの言葉を知りませんでしたが、よく考えてみると日本は1990年代あたりから、このVUCAな社会に突入してきたのではないかと思います。
「大手」と呼ばれた銀行や証券会社が一夜にして破産したり、日本を代表する製造メーカーが海外資本の傘下に入ったりと、数十年前には全く想像すらできなかった社会の変動が起こりつつある、そのように感じます。
今後はグローバル化や経済のボーダレス化が進む中で、さらにそのVUCAさは色を濃くしていくことが確実になってくると思います。そのような中において、個人として何を武器にして世の中を渡っていくのか、それが今の中学生世代には求められる用件になってくると思います。
大学受験の変更は、そういった時代への布石ではあるのですが、まだそういった社会への実感も薄いせいか「大学入試が変わる」ということに対して危機感が薄い人も多いようですが、いざ変わってみて「こんなはずではなかった」とならないようにしておくことが大切なような気がします。
佐野日大中等教育学校では、そんな時代を見据えてアクティブラーナーの育成やグローバル人材の育成に力を入れていくとのことでした。具体的には希咲(のぞみ)プロジェクトを立ち上げ、キャリアプランの作成、アクティブラーニングの実施(学校行事・授業)、リベラルアーツ、東大プロジェクト、医学部プロジェクトなどの実施をおこなっていくとのことでした。
中等教育学校は、中学1年から高校3年までの一貫教育ですので、その分、そういった将来の備えた魅力のある授業が展開しやすいのもポイントかなと思います。途中に高校受験を挟まない分のメリットを生かし、どのように大学受験に対して対応していくのか、そのあたりが注目のポイントかなと思います。
従来の日本型教育の良さは、世界に誇るべき財産の1つだとも思います。ただ反面、時代が変わってくる中においてその方法に固執してしまうのも、変化に乗り遅れてしまうそのようにも感じます。
従来型の日本の教育の良さと新時代を切り拓く教育の実践、その融合が求められてきていることを痛切に感じた1日でした。
当塾は高校受験がメインの塾ですが、とあることをきっかけに、今後、中学入試が活性化するような気がしてきているので、先行投資的にご縁のある私立中学校には積極的に訪問するようにしています。
今日の佐野日大中等教育学校もその1つで、いつもは高校入試のほうでお世話になっていますが、そのご縁もあり、今回は中等教育学校のほうの説明会にも参加させていただきました。
私立中学校や中等教育学校の説明を聞いていて思うのは、2020年から始まる大学入試改革が、そう遠い未来ではないということです。現中2から新しい大学受験制度へ移行するといわれていますが、その対策を私立中学校側はすでに始めていて、具体的に動き始めているということです。
公立の中学校・高校は、正直なかなかそのあたりの出足が鈍いので、実際に2020年になったときに、公立出身者と私立出身者でどんな差が出てくるのか、非常に興味深いところでもあります。
佐野日大中等教育学校も2020年に向けた取り組みをいろいろと始めていました。
その中の説明であった言葉に「VUCAな社会」という言葉がありました。
VUCA(ブーカ)とは、主に経済分野で使われている言葉だそうで、
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
の頭文字をとった言葉だそうです。
簡単に言い換えれば「先の見えない、変化の激しい時代」いう意味で使われている用語だそうです。
恥ずかしながら、今日までこの言葉を知りませんでしたが、よく考えてみると日本は1990年代あたりから、このVUCAな社会に突入してきたのではないかと思います。
「大手」と呼ばれた銀行や証券会社が一夜にして破産したり、日本を代表する製造メーカーが海外資本の傘下に入ったりと、数十年前には全く想像すらできなかった社会の変動が起こりつつある、そのように感じます。
今後はグローバル化や経済のボーダレス化が進む中で、さらにそのVUCAさは色を濃くしていくことが確実になってくると思います。そのような中において、個人として何を武器にして世の中を渡っていくのか、それが今の中学生世代には求められる用件になってくると思います。
大学受験の変更は、そういった時代への布石ではあるのですが、まだそういった社会への実感も薄いせいか「大学入試が変わる」ということに対して危機感が薄い人も多いようですが、いざ変わってみて「こんなはずではなかった」とならないようにしておくことが大切なような気がします。
佐野日大中等教育学校では、そんな時代を見据えてアクティブラーナーの育成やグローバル人材の育成に力を入れていくとのことでした。具体的には希咲(のぞみ)プロジェクトを立ち上げ、キャリアプランの作成、アクティブラーニングの実施(学校行事・授業)、リベラルアーツ、東大プロジェクト、医学部プロジェクトなどの実施をおこなっていくとのことでした。
中等教育学校は、中学1年から高校3年までの一貫教育ですので、その分、そういった将来の備えた魅力のある授業が展開しやすいのもポイントかなと思います。途中に高校受験を挟まない分のメリットを生かし、どのように大学受験に対して対応していくのか、そのあたりが注目のポイントかなと思います。
従来の日本型教育の良さは、世界に誇るべき財産の1つだとも思います。ただ反面、時代が変わってくる中においてその方法に固執してしまうのも、変化に乗り遅れてしまうそのようにも感じます。
従来型の日本の教育の良さと新時代を切り拓く教育の実践、その融合が求められてきていることを痛切に感じた1日でした。