箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ52号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的171『夢』

2007-11-26 00:34:20 | 雑誌[J]
今週は、上の階から響いてきたと思われるドオンという音に驚く
修行中の山本からスタート。
休憩がてら他を見にいこうというリボーンの言葉に乗って、先ずはツナのところへ向かいます。
「ちース」と言いつつ修行部屋に入りますが

山本:『あ』
リボ-ン:『お』
山本:『なんだあれ!!?』

二人の目に飛び込んできたのは、壁に大きく開いたツナの形の穴でした。
逆さまについてますが、まさか先週のあの状態から吹き飛ばされたのでしょうか;

驚いている二人の耳にツナの「いっつ~」という声が届きます。

山本:『あ』
リボ:『お』

その声の方に目をやると、穴の下のほうでツナが頭を抱えてます。

ツナ:『お~~いててて…』 『柔と剛の炎の出し方のバランスがこんなに難しいなんて…』

やっぱり先週のあの状態から吹き飛ばされたようです;
着眼点はよくても、やはり微妙な出力調整は難しいということなのですね。
そう簡単に技完成とはいかなかったのか…。意外ですが、うん、よい展開かと。
って、なんかツナの痛がり方が14歳とは思えな(略)。
「ツナ!!大丈夫かよ!?」と駆け寄る山本がよいです。

新技を試してみたというツナに、リボーンが問います。

リボ-ン:『おい ツナ。モノにできそーなのか?その技は』
ツナ:『うーん どーだろ………』

と次の瞬間、「むにゃ」と倒れこみ眠ってしまうツナ。
山本は慌てますが、リボーンはさすがわかってます。
そして、今のツナは、リボーンも認める成長が伺えるようです。

(いつも「ダメだ」 が真っ先に出てくる奴が「どーだろう」とはな。
 それに袖が焦げてやがる。Ver.V.R.になって初めて本気の炎を使ったのか…
 こりゃあツナの新技 ひょっとしたらひょっとするかもな)


こういうところを見ると、ツナの家庭教師だと実感できるのですが、
そんな生徒を放って、今現在は山本を鍛えているのですよね;

場面変わり、睨みあう了平とヒバリ。
何故突然…!?と思いきや、どうやら了平は、ヒバリが自分の屋敷に
チビ達を出入り禁止にしたことに怒っているようです。
草壁が間に入っていますが、なかなかに苦労しています(笑)。
ヒバリや了平が守護者だと分かっているあたり、草壁もかなりこちらの世界に
浸かっているのですね。
イーピンやランボに 『さあ、向こうでおいちゃんと遊ぼうね』 と声をかけるのが
なんとも素敵です。

ここで了平がイーピンへ渡したお土産として、彼女の師匠の人形がでてくるのですが
ほんとだヒバリそっくり。
胸元にはおしゃぶり…ということは、アルコバレーノなんでしょうか。
イーピンの師匠登場する日が楽しみになってき…ましたが、もしや
10年後ではお亡くなり遊ばしているのか??(←聞くな)

場面変わり、ボンゴレ日本アジトの医療室。
眠っているクロームと、その様子を見守るビアンキとフゥ太。
この時代のツナが医療室にこだわっていたお陰で、クロームは一命を取り留めたようです。

そしてそのクロームの夢の中。
彼女は(コ…コ…ニ…ア…ル)という骸の声を聴きます。
夢の中、骸の姿を探すクローム。彼が残った力で伝えようとしたことに涙する彼女の目の前で
大きな歯車が無数に集まってきます。
そしてそれは、ひとつの大きなモニュメントを形作ります。
これは、ミルフィオーレの入江の部屋にあったものと同じ形ですね。

そのモニュメントの前に佇むクローム。
と、歯車が回り、その内部が彼女の目に映ります。

クローム:『何…これ…何でここに…いるの…?』

驚き、思わず手を伸ばすクロームですが、
「近づくな!!」という声と共に、突き飛ばされてしまいます。
彼女の手を払ったのは、10年前中学生の入江でした。
「誰…?」といぶかしむクロームの問いに応えることなく
マーレリングを手にした入江は、10年後のミルフィオーレの制服姿へ変貌します。

ベッドに横たわったまま「ボス…!」と呟くクローム。
それと同時にツナも目を覚まし、ガバッと起き上がります。

ツナ:『今の…入江正一…?…変な夢…………』

ツナもクロームや骸と一緒で夢を渡れるのでしょうか;
それとも、ボンゴレの超直感の成せる業?
超直感の発動にはかなりムラがあるようですね。振り回されっぱなしです。

ところで、眠っているツナに上着をかけたのはリボーンかな山本かな??

寝てる間にリボーンが残したメモに気付くツナ。
そこには「休憩がてら獄寺の修業を見に行く。おまえもボスなら部下の状況を把握しろ」と書かれていました。
脳裏に閃く「大丈夫っス!」と笑顔でキラーンとしている獄寺がなんとも…。

『そーいえば獄寺君!ビアンキの修業さぼってんだった!!
 リング争奪戦の時も平気そうな顔して無茶してたし!!きっとまた修業うまくいってないんだ!!』

また修行うまくいってない…獄寺…(泣)。
獄寺のことが俄然心配になったツナは、獄寺を探して走り回ります。

(大丈夫かな獄寺君…こういうことになると頑張り過ぎちゃうんだよな…)

山本には安心感を抱くのに、獄寺には不安感を抱くというのがちょっと悲しいですが
ツナが放っておけないと思える相手ではあるわけですよね。そこはよかったなと思います。

初めて来た階で、廊下に座り込み、そっとドアの隙間から中の様子を伺う山本とリボーンを見付けるツナ。
あの部屋に獄寺がいるのかと足を止めて二人を見つめるツナに気付いた山本が
慌てて首と手をぶんぶん振ります。
意味が分からず、笑顔で「?」を浮かべるツナが可愛いですが、
次の瞬間、ツナの周りの空気が揺らめきます。ツナの元へ駆け寄る山本とリボーン。

ツナ:『え!?』
山本:『逃げろツナ!!』
ツナ:『ギャ』

叫びながら、ツナを庇うように抱えてその場から離れる山本。
リボーンはツナの頭を踏み台にしてます。

途端、激しい閃光と爆発音に包まれ、ツナが立っていた付近の壁が破壊されます。
煙幕の向こう佇む影の下へ戻っていく何か。それは、腰に無数に装着された
匣の中へと吸い込まれていきます。

『よし SISTEMA C.A.I(スィステーマ シーエーアイ)の完成は見えたぜ。
 あとは10代目に…こいつをどう説明すっかだな』

影はもちろん獄寺。そして、彼の頭の上には、尾の長い気性の激しそうなネコが乗っていました。
引っかかれたであろう傷だらけの腕と、何故か眼鏡スタイルの獄寺で以下次号!

ここのところ鳴りを潜めてましたが、そういえばポ○モン大戦だった今シリーズ。
猫…ヒバードやムクロウ、山本のツバメの天敵ですね。うわぁとことん仲悪そう(笑)。
って、そう考えたら、結構鳥モチーフが多いですね。

獄寺が、ちゃんと修行を進めていたようで安心しました。しかも、一番成長率高そうです。
ビアンキの立場を考えると少し微妙ですが;
にしても、今号はツナの寝顔がとても可愛かったです。
山本との時間も久々多かったのも嬉しかったなぁ。

とりあえず獄寺は、猫の存在よりも、あんなに派手に壁を壊したことと
下手したらツナを巻き込んでたことについて説明するべきだと思います。

なにはともあれ、次号も楽しみです!
# もう2008年号か…!


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