箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ35号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的203『雲雀恭弥VS.幻騎士』

2008-07-27 19:30:07 | 雑誌[J]
今年は猛暑ですね。暑さにヤラレたのと土曜日発売だったということで
前号の感想をすっ飛ばしてしまいました。

今週は、ハリネズミポケモンを従え
トンファーを構えたヒバリが扉です。
『最強』 を見せよう。」というアオリはかっこよいのですが、
ヒバリの髪がなんだか剛毛になってそうなのが気になります;

プロフィールを見ると、
 所属…風紀財団、ボンゴレファミリー(?)
 階級…風紀財団委員長、ボンゴレファミリー雲の守護者(?)
となっていますが、ボンゴレファミリー所属に「(?)」が付いているのはよいとして
財団トップの肩書きが委員長なんですねわお。
匣は、トンファーとハリネズミとハリネズミ(レプリカ)が2体だそうです。

さて本編。

幻騎士とヒバリが相対する部屋が、幻騎士の幻術により
樹海へと変貌を遂げていきます。
それを、笑みを浮かべたまま微動だにせず見ているヒバリ。

ヒバリ:『ふうん』 『どうやら君は 霧の幻術使いのようだね』
    『君に個人的な恨みはないけど 僕は術士が嫌いでね』
    『這いつくばらせたくなる』

指にリングを通し、炎を点しますが…あの近距離で死ぬ気の炎は
熱くないのでしょうかとか余計な心配をしてみたり。
久々ドS発言をしてます。術士嫌いなのは、やっぱり骸の一件が響いているのでしょうか。

幻騎士:『雲雀恭弥…ボンゴレ最強の守護者だという噂は聞いている。それが真かどうか 確かめよう』

互いにぶつかる両者。
ヒバリの動きが人間離れしてるのは今更ですかそうですか。
「ボンゴレ最強の守護者」という言葉を、どこで区切るべきかいつも悩みます。
「ボンゴレで最強」なのか、「ボンゴレ守護者の中で最強」なのか。
いざというときの最後の砦は、やはりツナであって欲しい反面、
ツナに負けるヒバリが想像できないのも事実です。

幻騎士の攻撃をことごとく弾くヒバリ。
「見えている!?」と驚く幻騎士ですが、ちょっと後ろの百太郎みたくなってます。

頭上からの幻騎士の攻撃を、片手で止めるヒバリは

ヒバリ:『幻術には詳しいんだ。嫌いだからこそね』

と言いつつハリネズミの針球体に幻騎士を封じます。
創竜伝だったかな。尊敬する始が孟子の性善説が好きだからと、
荀氏の性悪説から勉強を始めたという続のことを思い出しました。
にしてもヒバリにとって、よっぽどトラウマになってるのでしょうか幻術は。

リングが壊れ、ハリネズミに「行こう」と声をかけるヒバリの耳に
ハリネズミの叫び声が届きます。
針球体を突き破った幻騎士は、幻術で自らの足を天井から生えた蔓に絡ませ
逆さ状態で話しかけます。血を吐くハリネズミが痛々しいです。

幻騎士:『なるほど できる。貴様ならオレの好敵手になりえるかもしれんな』
ヒバリ:『それはどうだろうね』
幻騎士:『?』
ヒバリ:『僕の好敵手にはそう簡単にはなれないよ』
    『君にその資格があるかは まず その横行な霧の幻術を解いてからだ』

ヒバリは、新たに2つを開匣し、部屋を攻撃します。
幻騎士の幻覚は、頭の中の想像を映像化したもの。ゆえに
映像処理が間に合わないほどの負荷を与えてみると言い、
幻騎士本人に攻撃を仕掛けるヒバリ。

大きな力がぶつかり合った結果、部屋の幻覚が綻びはじめます。
姿を現した幻騎士の匣兵器。それは幻海牛(スペットロ・ヌディブランキ)。
ウミウシっウミウシでしたひぃーーーっっ(泣)。

天井からボトボトと落ちてきた幻海牛ですが、空中で動きを止め
ヒバリ目掛け一斉に襲い掛かります。
とっさに新たなリングをはめ、その場を飛び退ったヒバリの位置で
大きな爆発が起こります。海牛自体も強力な兵器だそうです。

この一連のヒバリの行動で、幻騎士はヒバリがリングの炎を
レーダーの代わりにしているのだと気付きます。

その言葉を聞きながら、現状を確認するヒバリ。
(残るリングはCランクが2つにDランクが1つ)(あれをやろう)

幻騎士:『だがタネさえわかれば恐くはない。対処すればいいだけの話だ』
ヒバリ:『いいや もう その必要はないな。君は かつて味わったことのない世界で
     咬み殺してあげる』

3つのリングを、人差し指に1個、中指に2つ装着し、
ドSモード全開のヒバリの笑みで以下次号!

というか、いくら幻騎士のレベルが高いからといって
ここまでで持ってきた全部の指輪のうち、既にほぼ半分を使い切っちゃって、
おまけに「あれ」で全部使い切っちゃったりしたら、この後どうするんでしょう;
常に箪笥いっぱいにリングを詰め込んで、持ち歩かないとダメなのでしょうかこの方は。
「ご利用は計画的に」って言葉は、恐らく辞書にないと見ました。

ヒバリは、その強さ故に、なにかと枷を付けられるキャラですから、
リングの数もその制約なのかもしれません。
しかし、7^3は影が薄いですね。

そういえば、前回「雲以外のボンゴレリングが揃った」と書きましたが、
揃っていないのは、雲と晴のリングの2つでした;

謎は多々ありますし、ツナサイド・獄寺サイドの動向も気になりますが、
割と何も考えずに展開を見守る方向でいます。
暑さで頭が働いてないなんて言ってません。

40周年を迎えたジャンプですが、最近の作品では『ダブルアーツ』が面白いです。
読みきりのときから注目していた『ぬらりひょんの孫』、そしてちょっと低迷してましたが
ここ2~3週間で怒涛の展開を見せた『D.Gray-man』、『銀魂』も目が離せないです。
ちなみに『One Piece』は単行本派だったりします。

更には最近読み始めた漫画や知った曲も多々あり、
紹介がてら書きたいなと思っています。
そろそろ週1回のリボ感想オンリーから抜け出さなければ。

とにもかくにも、次回も楽しみです!

WJ33号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的201『侵入者』

2008-07-13 02:23:10 | 雑誌[J]
 詳細は後程として、とりあえずざっくり感想参ります。

今週は幻騎士の前に倒れ伏す山本と、それをモニター越しに見る
入江とチェルベッロからスタート。

先ず、幻騎士と山本との勝負において、幻騎士の勝利が確定的に
なったこと、そしてツナとスパナがジンジャーとアイリスに
追い詰められている状況が入江に報告されます。
チェルベッロの口調は、リング戦を彷彿とさせますね。
しかし、アイリスがつれている部下達のマスクは一体何なのでしょう…;
アフロの姐さんは仕草がいちいち色っぽいです。

γと獄寺が闘っている部屋の外にも、突入部隊が集結。
突入の判断を入江に仰ぎますが、γと獄寺が決着をつけようとしているため
入江は一旦待機させます。

ウリと狐は実力差は互角。相打ちとなり力を失った動物型匣兵器はそのままに
互いにケリをつけようとします。避ける力はなく、正面からの真っ向勝負。

γ:「最後だ 聞かせろ」「なぜそこまで変わった?」
  「オレと匹敵する覚悟の炎を作らせるてめえのボス
   ボンゴレ10代目ってのはそれ程の男なのか?」
獄寺:「ったりめーだ」「10代目を過去に帰すまでオレは負けねぇ!!」
γ:「ほう」 (汚れなき忠誠心か…)

うん、これでこそ獄寺って感じですね。
この後γによって、嬉しい事実が発覚します。

γ:「なめちゃいないさ。正直 見直したぜ」
  (さすが この時代にボンゴレの右腕と恐れられることになる
   嵐の守護者だけはあるってな)

よかったね獄寺!!!
これで紹介文に『「自称」右腕』と書かれなくて済みますね。

γの回想にて、白蘭との会合に臨む前のユニの言葉が明らかになりました。

『私 あなたのこと』『大好きです』『母がそうだったように』

頬を染めて幸せそうに、どこか切なそうなユニの表情が印象的です。
それがγに見えていないというのも皮肉な話ですが。

全力でぶつかった結果、部屋の中は爆発が起こり、温度計が振り切れるほどの
高温に包まれます。相打ちだと判断した入江は、ボンゴレリングの回収を
最優先する旨伝達。
そこへ、幻術を使うボンゴレの援軍が侵入したとの報告が入ります。
躊躇いなく「見つけ出して殺せ!!」と命じる入江。

一方、γと獄寺の部屋の外の突入部隊は、いよいよ突入する準備に入ります。
獄寺と笹川が生きていたら射殺しろという任務を確認すると、
隊員の一人の姿が崩れ、他の隊員を攻撃します。
幻術の炎を纏い現れたのはムクロウを右肩に乗せたクローム。

すぐさまクロームに銃口を向ける突入部隊ですが、次の瞬間
殴り飛ばされ意識を失います。
殴った相手は、なんと草壁。
ランボと胃^ピンを背中のリュックに入れての登場。
獄寺と笹川を「助けなきゃ…」と呟くクロームは、やはり本調子ではないようです。
彼女のサポートとして共にやってきた草壁の、戦局を憂う表情で以下次号!

これで、ヒバリ以外のボンゴレリングが集結した訳ですが、
雲のリングはどうするのだろう。
やっぱり本物隠し持っていたりとかするのでしょうか;

諸々の疑問点は後述するとして。
次号も楽しみです!!

WJ32号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的200『霧』

2008-07-06 03:14:23 | 雑誌[J]
前号の詳細もまだ書けていませんが、今週もとりあえずは
ざっくり感想参ります。

今回の表紙は山本。
ボンゴレリングに炎を点し、匣兵器である燕を操りつつ
鍛錬をする姿はとてもかっこよいのですが、
どう見ても中学生とは思えません;
ここまで和服と剣の似合う野球少年もそういないかと。

さて本編。

スクアーロが勝負の偽装に気づいていたと告げる山本に対し、
幻騎士はそんなことはあり得ないと相手にしません。
「貴様の刀は崩壊寸前だ」と、今一度現実を見るように言います。

幻騎士によってヒビを入れられた時雨金時に目をやり
「たしかにこれじゃあ 一振りで粉々になっちまうな」
「でもよ」
「あんたもわかってるはずだ!!」

リングに炎を点し、死ぬ気の炎を纏った時雨金時と共に
攻撃を仕掛ける山本。
彼の脳裏に浮かぶのは、スクアーロの100勝達成時のDVD映像。

今の山本と同じように、匣を使い剣に死ぬ気の炎を纏わせたスクアーロは、
幻騎士が倒れた後、「しかし口ほどにもねーなぁ!!」「ジッリョネロの幻騎士ってのは!!」と
言いつつも、スタスタと早足でその場を立ち去ります。
「ちょっとスク!!」「何で あんた早足なのよ!!」と聞くルッスーリアに
「ヤツの領域(テリトリー)から出る」とボソっと告げるスクアーロ。
要は逃げてるってことじゃ…? うん、何故か涙溢れる光景です。

明日になれば、粉砕した刀の一カケラも見つからないだろうと告げるスクアーロは
更に続けます。
リングの炎を練りこむことで幻術のレベルがあがり、
人の五感だけでなくカメラでも感知できなくなっていること。
それを見破るには、己の感覚を信じるのみであること。
幻騎士には闘争心を感じなかったため、これ以上相手にしないこと。

更には101戦目のおまけディスクが付いていたそうです。
…剣帝っていうのは、100人斬りの称号なんでしょうか?(←聞くな)

これらの情報から山本が導き出した答え。
それは、スクアーロが幻騎士との戦いをノーカウントにしたこと。
そして、時雨金時に入ったキズは、幻騎士の作った幻覚であること!

それを裏付けるかのように、幻騎士目掛け力いっぱい刀を打ち込んだ瞬間、
幻覚が破れ、無傷の時雨金時が姿を現しました。

「なぜ刀が無傷とわかった」
「毎日振ってんだ」「たとえ0.01gでも欠けたんなら感覚でわかる」

山本が打ち込んだのは、衝撃とともに雨の"沈静"の炎を
流し込んだ強化版の鮫衝撃(アタッコ・ディ・スクアーロ)。
腕が麻痺しただけでなく、全身の感覚も鈍くなった幻騎士に
山本は笑顔で告げます。

「どうやら あんた 相当 人をだますのが好きみてーだな 幻騎士」
「でも関心しないぜ」(←『感心』の誤植と思われます)
「ウソつきは泥棒のはじまりってな」

この台詞が出てくるあたり、山本らしいといえばらしいのですが
ちょっと唐突感は否めません;
でも笑顔が可愛いのでよしとします(マテ)。

「終わらせようぜ」と告げた山本に背を向け、ヨロヨロとその場を立ち去ろうとする
幻騎士ですが、山本は逃がすつもりはありません。
繰り出した技は、時雨蒼燕流 特式 十の型 燕特攻(スコントロ・ディ・ローンディネ)。
しかし、勢いよく突っ込んだそのままの勢いで、山本は壁に激突してしまいます。

驚愕する山本に「かかったな」と余裕の幻騎士。
「幻を生み出す霧属性の匣の特徴は『構築』
 オレの能力が刀にヒビを見せるだけの微弱なものだと思ったか」

山本が突っ込んだ柱こそが現実であり、今まで見ていた部屋の景色全てが
幻騎士が霧の匣兵器で構築したリアルな幻覚だったとのこと。
…え、最初に与えたハンデも、その気になればとっとと
取り去ることができたってことですか?

「欺いてこそ霧」
「これほどの霧の術士は ボンゴレにはいないだろうがな」

とりあえず。まぁ自分の企みに相手がまんまと引っかかってくれたので
偉そうな物言いには目を瞑りますが。
お前に剣技がどうこういう資格はないだろうとか言ってはダメですかそうですか;

その言葉を聞きながら崩れ落ちる山本。まさかの自滅。
しかし、幻騎士のこの台詞は、ボンゴレ霧の守護者の登場を示唆しているようですね。

場面変わり、ミルフィオーレ内部。
ボンゴレのアジトへ偵察へ行き負傷した偵察部隊のニコラ隊長が、
端末のマップが役に立たないのだがどうなっているのかと
見張りの隊員に声をかけます。
入江が基地自体に特殊な構造を施していたため、
基地内の施設の配置が変わったのだと告げる隊員。

新しいマップをくれという要求に対し、準備室のコンピュータで
静脈認証すればダウンロードできるとの答えを聞いたニコラは、
「困った」といいながら、不意に手にした武器で隊員を攻撃します。
驚く別の隊員の前で、砂のように輪郭が崩れるニコラ。
そして現れたのは、黒曜の制服を身に纏った彼女でした!

三叉槍を手に「…ゴメン」と言いつつも更に一人隊員を沈めたところで
以下次号!!

謝りつつもバッチリガッツリ攻撃する撲殺天使登場です。
骸の安否が気になっていますが、髑髏がここに現れたということは
大丈夫なのかなと安心してみています。
彼女がどうやってここまで来たのか、体の具合は大丈夫なのかという
心配以上に、彼女の参戦が嬉しいです。
しかし、ここで霧属性同士の幻術勝負になるのでしょうか。

了平が僅かでも復活したら、晴属性の活性により
一気に形勢逆転できそうだなと思いつつ、
今回はスクアーロが「スク」と呼ばれてることに驚愕しました(←遅い)。
結局、獄寺サイドも決着付かずのままですし、ヒバリと骸の動向も気になります。
ツナとスパナの修行と入江の追求もと気になることは多々ありますが、
今は髑髏の活躍に期待したいと思います。
# 何故か髑髏は好きなんです。

なにはともあれ、次回も楽しみです!!