箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ22・23号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的191『笹川了平vs.γ』

2008-04-27 03:24:32 | 雑誌[J]
久々扉絵がある今号。
リボーンがツナの、ツナがリボーンのコスプレをしていて、とても可愛いです。
死ぬ気の炎は、幼い子がよくやるように紙で造っているのですね。
リボーンはツナの髪色にあわせているのに、ツナはそのままなのがまたいいです。
ひょっこり顔を覗かせているイーピンやランボも可愛いです。

さて本編。

突如現れたリボーンに驚くツナですが、触れようと伸ばした手が宙を切り更に驚きます。
このリボーンはホログラムなのだそうです。納得。

ツナのヘッドホンが、他メンバーのインカムに比べて大きかった理由はこれなのですね。
リボーンの立体映像は、ジャンニーニが操作しボンゴレのアジトから送ってるとのこと。
入江がメローネ基地を操作した結果、部屋の位置が変わったために
電波状態がよくなり、クリアに受信できるようになったようです。

今のところ、リボーンサイドが無事だと聞き思いっきり安堵するツナですが、

リボ:『人のことより自分の心配しやがれ』
ツナ:『え?』
リボ:『スパナ。X BURNERの完成までにどれくらいかかるんだ?』
スパ:『ん…』

唐突に「いつできる?」と言われても…厳しいですねリボーン先生。

ツナ:『おまえ もしかしてこの人のこと知ってんのか?』
リボ:『知らね』

普通に会話を進めるので、知り合いかと思っていましたが違うのですか。
あっさりはっきり否定するリボーンにツッこむツナ。

ツナ:『そのわりにはさっきからなれなれしーな!』
リボ-ン:『まーな』
     『お前が捕まってからずっと音声は聞こえてたからどんな奴かはわかってんだぞ』
ツナ:『だからってなあ…!!』
リボ-ン:『それにおまえにまかせとくと いつまでたってもラチがあかねーからな』
     『いつまでもチンタラしやがって』
ツナ:『ひいっ』『待てリボーン!!タッタンマ』

教師と教え子のやりとりを静観しているスパナですが、銃を構えるリボーンの姿に怯えるツナの姿に、
(ホロなのに怖がってる…) と心の中でツッコみます。
そして、途切れ途切れの音声から各メンバーの状況を掌握したリボーンは
山本達が2組に分断されてしまったことをツナの告げます。

一方司令部では入江が、自分の狙い通りに事が進んでいる現状を再確認していました。

入江:『基地内の電波系統の全コントロールをこの部屋に移行し、監視カメラも復旧しつつある。
    よくも好き勝手やってくれたな侵入者(ボンゴレ)共』
   『今度はお前達が僕の手の中でおどる番だ』

…10年前まで普通の中学生だったのが嘘のように真っ黒です入江正一。
ほんとに何があったんだ;
どうでもよいことですが、入江のマント姿がスターウォーズを彷彿とさせます。
コスプレに見えて仕方ありません。

場面変わり了平・獄寺サイド。

γの攻撃をまともに喰らった了平は、辛うじて生きていました。

γ:『なかなかしぶといな。今 天国の扉を見せてやるぜ』
獄寺:『待ちやがれ!』

止めを刺すべく、攻撃の構えを取るγに対し、了平によって縛られたままの獄寺は
口を出すことしかできません。
と、不意に漢我流が身構え、その跳躍力を活かしγの側面へと突撃します。
女の子なのに、匣の持ち主である了平の危機に反応しての行動に
感動すると同時に惚れ惚れします。

しかし、それに気付いたγは表情一つ変えず、照準を我流へ向けます。
直撃を喰らい血を噴出しながら地面に叩きつけられた我流の姿に憤る獄寺。
縛られているこの状況下、開けられる匣は一つだけ。

獄寺:(今はおまえに頼るしかねぇ!!)
   『出てこい!瓜!!』

今まで散々似てるとかまさしくとか言ってましたが、
今回ほどそれを強く思ったことはなかったです。これはまさしくあれだ!
ポケモンだ!!
別の生物型匣兵器を開けるときに「君に決めた」とか言われたらどうしようかと
ドキドキしてますよわお。

『瓜!!この縄をかみ切れ!!そんくらいできるだろ!?』

叫ぶ獄寺ですが、獄寺の背中に乗った尻尾の長いネコは
その言葉を無視して顔を洗っています。
しかし、ふとなにかを感じ、いきなり毛を逆立ててγに向かい威嚇をする瓜の姿に
γも興味をそそられたようです。

突如獄寺の背中から飛び降り、γ目掛けて走り出した瓜に声をかける獄寺。

獄寺:『どこ行くんだ瓜!!まさか戦う気か!?』
   『バカ。殺されるぞ!!』
γ:『お前はミディアムレアだ』

跳躍する瓜。しかし、不意にその小さな体が『下がっておれ!!』 という言葉とともに
繰り出された拳により吹っ飛ばされます。
「ニャッ」という吹き出し部分に描かれた目を回した瓜の顔が可愛いです。
瓜の顔を殴って、強制的に獄寺の近くまで退避させたのは、晴のリングの特性を活かした
「高速治癒」を全開で展開させ立ち上がった了平でした。

しかし獄寺。流石に『芝生!!』という掛け声はいかがなものかと;

γ:『ほう…思ったよりがんばるなぁ晴の守護者。だがあきらめな。
   オレとおまえでは何かと差がありすぎる』
  『リング一つとってもな』

言いつつ、リングの力を更に開放したγの雷に、再びダメージを受ける了平は
その状態で獄寺へ語りかけます。

了平:『い…いいか獄寺…オレが倒されればその縄は解ける』
獄寺:『!!』
了平:『オレと同じですぐに頭に血をのぼらせるのがおまえの悪いくせだ…』
   『あわてるなよ』

頭部と口元から多量の血を流しつつも、力強い目でしっかり獄寺を見つつ告げる了平。
その視線をしっかりと受け止める獄寺。
次の瞬間、γの手元のキューの先が閃光を放ち、再び強大な攻撃が了平を襲います。

獄寺:『芝生―――!!』

だからこのシーンで芝生は…;
まぁ他に呼び方も思いつかないですが。

獄寺の呼びかけも空しく、了平の纏っていた死ぬ気の炎が消えてしまいます。
『ダメ押しだ』と言いながら、キューを構えるγ。再度攻撃を仕掛けますが
放った球体は突如現れたバリアーのようなものに阻まれます。
怪訝な表情を浮かべたγの目に飛び込んできたのは、縄から解放され
複数のボックスとリングを身につけ、バリアーを編み出す媒体のようなものを
展開した獄寺の姿でした。

獄寺:『てめえだけは許さねえ!!』

γを睨みつける獄寺で以下次号!

早速感は否めませんが、完成したSISTEMA C.A.I.のお目見えです。
獄寺の戦闘形態、「唯一の中距離支援タイプ」というのが活かされていますね。
いや、実際問題接近戦タイプが多過ぎるんですが。

瓜の行動の謎も残ります。いまだにどんな能力を持っているのか不明なので
何とも言えませんが、γに向かっていったのもその本能故かと思うと
了平が止めない方がよかったなんて展開にならないことを願うばかりです;

了平は、本当に頼れるお兄さんなのが嬉しいです。我流もかっこよいですね。
しかし、10年後の世界体験有無によるレベル格差を考えると、骸とヒバリはともかく
了平とランボはかなりキツいですね。
このシリーズの終わり方も気になります。

合併号なので、来週はお休みなのが寂しいですが
次回も楽しみです!

WJ21号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的190『VS.γ』

2008-04-20 02:21:26 | 雑誌[J]
今週は、前回のラストで対面した了平・獄寺のボンゴレ組とγからスタート。
ヒバリにボッコボコにされたγですが、傷も回復しなかなかに男前に磨きがかかってます。

白い装置の部屋を目指してたどり着いた部屋ですが、その目的の装置が
部屋にないことに気付いたのは了平でした。
思わず「成長してる」と感動してしまいました素晴らしい(←失礼)。

γも目的地が移動してしまったことに驚いたようですが、
基地の構造から鑑み、この基地自体が立体のパズルのようなものだとあたりをつけたようです。
「まがりなりにも客だからな…」といいつつ説明するγがいいですね。

ここで明らかになったのは入江の属性。「晴」だそうです。
そして、γは決闘(バトル)する気満々です。目をぎらつかせ、吐いた台詞は
「あの方に報いられるってもんだ」

…どの方ですか?(←聞くな)

戦闘態勢をとる獄寺ですが、了平が匣から縄を出し縛ってしまいます。

「おまえ達中学生(ガキ)にはハンデがあってしかるべきだが
 オレが6弔花に複数でかかっては男がすたる。ここはまかせておけ」

「だったらオレにサシでやらせやがれ!!」と叫ぶ獄寺に
「ならん…成長したとはいえまだお前の勝てる相手ではない」と告げる了平は
少しタイプは違いますが、γ同様頼れる兄貴分ですね。
目の前に立つその男が、ボンゴレの晴の守護者 笹川了平であることは
γも気付いています。しかし

「今のオレには おまえら2人がいっぺんにかかってこようが
 雲雀恭弥を2人引っ張ってこようが勝てねえぜ」
「たいした自信だな。何を根拠に言っておる」
「女神が…微笑んだのさ」

いいながらそれぞれのリングに炎を点す2人。

一方ツナサイド。自分を部屋に捕らえたままのスパナが部品を探し、
自分から注意を逸らしているとき、後手に縛られていてもすぐ届くところに
死ぬ気丸とグローブが落ちていることに気付きます。
仲間のことが心配なツナは『今なら…逃げられる!!』とその2つのアイテムを掴みます。

場面変わって、γVS了平のバトル。
漢我流を出し、足に死ぬ気の炎を点した了平が空中から攻撃をしかけます。
それを余裕でかわし、逆に攻撃を仕掛けてくるγ。
撃ち出した技は「ショットプラズマ」。しかし、獄寺と山本から
情報を得ていた了平は、部屋に点在するコンテナに身を隠すことで
その攻撃を避けます。

雷属性の匣の特徴は『硬化』。どう闘うかと思案する了平にガンマが声をかけます。

「誰の入れ知恵か知らねぇが その避け方じゃ間に合わないぜ」

疑問符を浮かべる了平。しかし、次の瞬間、コンテナにぶつかっていたボールが
浮上後連携し、強大な電撃が了平を襲います。
感電だけでなく、文字通り身を切り裂かれ、血飛沫を上げながら倒れる了平。
その圧倒的な力に驚愕する獄寺。

更に場面変わりツナサイド。
死ぬ気丸のフタが外れず焦っていると、スパナが探していた部品を見つけてしまいます。
思わずドキっとし動きが止まるツナですが、スパナはあまり気にした様子もなく
「じゃあハイパーモードになってよ」とにこやかに告げます。
あまりのことに「ええ!?」と驚くツナ。

「実際やって試すから」
「えっいや…でも!ハイパーモードになったら…オレ…逃げちゃえると思うんですが…」

…なんかもう、いくら戸惑っているとはいえ素直過ぎるのが可愛いです。

「逃げてどーすんの?うちの連中は強い。次は殺されるぞ」
「え?」
「スパナの言うことも一理あるな。X BURNERを完成させないと
 この先キビシイかもしんねぇ」
「わ……わかったって!!」「ん!?」

思わず返事をした後、不意に聞こえた声の存在に気付くツナ。
無言で見つめるスパナと、「え…?」と目を見張るツナの視線の先にいたのは
なんと、最近教え子を放置していた最強の家庭教師!

「ただし 時間はあまりねえがな」といいつつ、頭の後ろで手を組み
踏ん反り返っている姿勢のリボーンで以下次号!

最後、ツナがリボーンの声とその言葉には絶対の信頼を置いていることが窺えて
嬉しかったです。しかし、リボーンはどうやってここに来たのでしょう。
アジトから出られないんじゃなかったか?
また、リボーンがスパナの存在をしっているということは、スパナもそれなりに
有名なのでしょうか。スパナの反応が妙に薄いのは面識があるからなのか、
ただ単にビックリしてるからなのかが分かりません。

とりあえず、次回も楽しみです!


WJ19号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的188『笹川了平VSバイシャナ』

2008-04-06 23:24:45 | 雑誌[J]
今週は、全編了平とバイシャナのバトルでした。
ということで、あまり書くこともないのですが…;

先ず、嵐蛇に触れても平気だったのはやはり、高速自己治癒能力によるものだそうです。
それは我流から射出された晴(セレーノ)ブローブの特性とのこと。
バイシャナが新たに匣から嵐属性のクワガタ兵器を放出し、その小ささと素早い動きとで
了平を翻弄し追い詰めたかに見えましたが、再び我流から射出された炎を靴に灯し
バトルは空中戦へ。

って、あなたも飛ぶのですか!!?
フライングスタイルは太猿や野猿と同じなのですが、
どうして了平だとダメージがデカいのか自分で不思議です。

余裕のバイシャナは、嵐クワガタと嵐蛇に一斉に攻撃を仕掛けるよう指示します。
しかし、その目の前で爆発していく嵐クワガタ。
それは了平が予め仕掛けていた晴の属性攻撃、"活性"により炎が暴走、
自爆したためでした。
ここにきて初めて了平の強さを認め、焦りを隠せなくなるバイシャナ。

丁度その頃。
司令室の入江がバイシャナから通信が入ったとの報告を聞き、回線を開きます。
モニターに映し出されたバイシャナの顔は必死の形相でした。

『我 救援を所望す!!』

…!!
あくまで「所望」するんですねこの方は!
何が起こっているのか確認する間もなく断ち切られる通信。
更に、ニゲラと連絡が取れず、幻騎士も未到着の状態で直ぐには救援を送れません。

ゴロゴロとなる腹を押さえつつ、このままではボンゴレ実働部隊が
研究所に辿り着いてしまうと焦燥の表情を浮かべる入江で以下次号!

ツナとXANXUSは、それぞれ手にした武器に炎を灯し空を駆けますが、
それを考えれば両手が使える分、足に炎を灯した方が効率的なのですよね。
でも、ヒバリがトンファーで飛ぶ姿はあまり想像したくない気がします;
10年後の獄寺や山本も飛んで闘ってたんでしょうか。
にしても、同じ守護者のランボの成長の遅さが如実なのが悲しいです。

そういえば、ジャンプSQの6月号からはREBORN!の小説の連載が始まるそうです。
アニメのOP・EDも変わりましたが、ついでに絵のクオリティも変わりました。
ビックリする程よいです。素晴らしいです。

各メディアの展開も気になりつつ、兄の決着がつくのか、ツナサイドの話が進むのか、
次週も楽しみです。