箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ18号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的187『囚われ』

2008-03-30 00:51:13 | 雑誌[J]
額にでっかく「スペア」と書かれたモスカに跨り、頬杖を付くスパナが表紙の今号。

本編は、日本茶の匂いに、まどろみながら母の夢を見るツナからスタートです。
笑顔でお茶を入れてる奈々が可愛いですが、にしても若いですねこの方は;

(今からリボーンと宿題やるから) と思ったところで目が覚めたツナの
涙が切ないです。そんな彼の目に飛び込んできたのは『酢花゜』の文字。

ツナ:『す…はな…?』

ぼんやりしたまま文字を読み上げたツナに、緑茶の入ったコップを片手に
その紙を差し出しているスパナが訂正します。

スパナ:『パ。スパナ』
ツナ:『ハハッ 本当だ…○がついてる…ゴメン寝ぼけてた…』
スパナ:『気にするな』

「○が付いてる」とかそういう問題じゃないですが、
なんだかほのぼの加減がよいので、気にしないでおきます(ぉ。

まだぼーっとしているツナは、スパナの声についての記憶を探ります。

(?…この声どこかで…大人ランボ?いや… )

と、部屋に置いてあるモスカに気付き、一気に覚醒し身を起こすツナ。

『モスカ!!!』 『お!おまえが!!』

サッと身を翻すツナに『その格好では風邪をひく』と声をかけるスパナ。
久々にツナがパンツ1枚になってます。マグロ柄?
自分の格好に気付いたツナが『わわっ』っと声を上げ、慌ててかけられていた布を
掻き抱きますが、男の子もこういう反応するんですかわお。

スパナ:『これを貸してやる。茶を飲め』

と差し出されたスパナと同じ作業着(ツナギ)を見、次に自分の服が部屋に干されている
のを見つけたツナは、自分が身に着けていたもの全てがひとまとめに置かれているのを見つけます。

ツナ:『お守り!!』

叫んで手を伸ばそうとしたツナは、自分の右手に手錠が填められているのに気付き
思わず硬直します。そんなツナの即頭部に静かに銃を突きつけるスパナ。

スパナ:『騒ぐなボンゴレ10代目』 『あんた今行方不明ってことになってるから』

長い鎖で繋がれ、動けずにいるツナにスパナが告げた言葉は、
彼が入江に予め報告しておいた情報のようです。
その報告に従い、モスカとツナが戦闘した用水路を探索するミルフィオーレのフリージア部隊。
モスカと相打ちとなったツナは用水路に落下し、ボンゴレリングと共に行方不明になったことを受け、
捜索隊を増員することを命ずる入江。

入江:『……ついに…』 『………やったのか…』 『10年前の沢田綱吉を』

うぅーん、ほんの10年前まで平凡な一般市民だった彼が
何故にこうもマフィアの世界の裏の裏にどっぷり浸かってしまったのかが気になります。
しかもこの口調では、最初から10年前のツナの抹殺が目的のようにも思えます。
確かに、ツナたちが10年前から来ることを知っていましたし、
それを待ち望んでいたようにも思えますが…

リング争奪戦のときのランボの角の落書きの連続性から、この作品では
「パラレル世界は否認」と思っています。
となると、前述しましたが、10年前のツナが消えた時点で10年後のツナは存在しなくなってしまいます。
結論として、「10年前のツナがやられることはあり得ない」となってしまうのですが、
入江はそうは認識していないということなのかな。

場面変わり、スパナの部屋。

ぶかぶかのツナギを着たツナは、先程とは違い、鎖が短めの手錠を両手に填められています。
真正面に立っているツナを見下ろし『……Sサイズでもでかいな』と呟くスパナは
構えてこそいませんが、右手に銃を持ったままです。
一方ツナは死ぬ気丸もグローブもとりあげられている状況に、危機感を募らせます。

と、持っていた銃を棚に置いたスパナは、ツナに『未完成なんだろ?』と話しかけます。

スパナ:『最後のアレ…………』 『見た感じバランスが悪くてフルパワーで撃ててないように見えた』
ツナ:『え…?』 『撃つ…?もしかして…X BURNER(イクス バーナー)のこと…?』
スパナ:『X…BURNER…』

きょとんとした顔で受け答えするツナの、技の名前を聞いた瞬間、
嬉しそうに身震いするスパナ。
X BURNERが安定していないのは右手の炎と左手の炎の力のベクトルにズレが生じているからであること、
左右を完全なシンメトリーになるように工夫を施せばいいことを告げますが、
言われたツナは戸惑うばかりです。
そんなツナに、スパナはため息を一つ吐き、全然関係ないことを話し出します。

スパナ:『ウチは日本人(ジャポネーゼ)も日本(ジャポーネ)も好きだ。ロボット工学が進んでるから。
     カタカナや漢字もクールだし 緑茶の香りも神秘的』
ツナ:『………』『はぁ…』
スパナ:『でも一番興味あるのは ボンゴレ10代目の技だ』
ツナ:『へ…?』
スパナ:『あんたの完璧なX BURNER見たくなった。ウチが完成させてやる』
ツナ:『なっ』(何…?なんなんだこの人?)

笑顔で宣言するスパナに対し、意図が読めず困惑するツナ。
思わぬところで家庭教師エンジニア登場です。
本当に技術畑の人間なんですねスパナは。振り回されている形の入江の腹痛が心配です。
にしても、この身長差がまた…!

場面変わり、本隊サイド。
嵐蛇と対峙する了平。後で控えてる火トカゲ(違)はメスなんですね。

了平:『漢我流はオレをサポートする匣兵器。貴様を砕くのはこの拳だ』

折角のカンガルータイプの匣兵器を活かして欲しかったという気がしますが、
それだけ相手の嵐蛇が強いということなのでしょう。
お腹からグローブ出して、後で控えてるだけではあんまりなので、
他にも了平の闘いをサポートしてくれないかなと思います。

一方、余裕のバイシャナ。
嵐蛇に少しでも触れた時点で、その対象が分解されることに絶対の優位性を持っているようです。

了平:『ごたくはいい。かかってこんか』

いいながら、ボクシングの構えのまま華麗なフットワークを見せる了平。
それは、ルッスーリアがかつて見せたものと同じです。
ヴァリアーの皆さんは、ボンゴレ10代目ファミリーの守護者にそれぞれ技を
伝授しているようですね。ツナもXANXUSに手解きを受けたのかな??

スピードで翻弄するつもりだと判断したバイシャナですが、嵐蛇は素早い相手をも餌食に
してきたそうです。その言葉どおり、意外な程のスピードで了平へと突っ込む嵐蛇。
その嵐蛇の鼻面目掛け、了平は真正面から拳を叩き込みます。

触れたらどうなるか分かっててのあまりの行動に驚く山本と獄寺。
そして、勝利を確信し笑みを浮かべるバイシャナの目の前で嵐蛇に傷が入ります。
驚愕するバイシャナ。
血のようなものが吹き出し奇声を上げる嵐蛇に向かい、

『おっと 言い忘れておったな』 『この拳には触れぬ方がいい』

と宣言する了平で、以下次号!

了平の強さが炸裂していますが、なんせ見せ場のページが少なくて
印象が薄まってしまったのが残念です。
といいつつ、ツナとスパナのやりとりがとても楽しかったので大満足ですが。

そういえば、ツナが寝ていた布団はガッツリ布団でした。
生活感が溢れていますから、ここで寝起きしてるんですね。
前の職場の上司が、会社の机の引き出しに寝袋を忍ばせていたのを思い出しました。

アニリボも、最近は作画がぐっと安定して綺麗です。
太猿と野猿の声もあってたのが嬉しいですね。
新しいNDSゲームも発売されましたが、おまけでついてきたファイルが面白かったです。
すごろくのマスに、キャラとそのマスでの指示と、キャラのコメントが
書かれているのですが、
レヴィのマスの指示が『大声で歌を歌う』、コメントが『ボス、オレを見てくれ』だし、
クロームの場合は指示が『全コマをこのマスに集める』で、コメントが『召集されてるの…』。
千種のマスは指示が『誰か一人を一回休みにする』で、コメントは『めんどい』。
ルッスーリアのマスに止まったら、1ターンオカマ言葉だそうです。

いろいろな展開を見せるREBORN。来週も楽しみです!

WJ17号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的186『VS.バイシャナ』

2008-03-23 18:32:46 | 雑誌[J]
今週は、どうしたことか手書きのロゴでのスタートです。
立っているミニキャラが可愛くてよいですが、珍しいですね。

さて、本編。
前回相見えたボンゴレ潜入部隊、了平・獄寺・山本とバイシャナ。
絨毯で浮いたまま『我 汝らの血と肉を所望す』 と告げるバイシャナですが、
ボンゴレ側は状況把握にいっぱいいっぱいです。

バイシャナにやられたのは鬼熊使いのニゲラ・ベアバングル。
熊の匣兵器を使う猛者として有名だったようです。
と突如部屋の片隅、壁で区切られた向こう側から「ゴキュボギッ」といった音が響き、
下の方の隙間から千切れた熊の手が落下するのが見え、驚く3人。
次の瞬間には、その壁をぶち破り、匣兵器である大蛇が姿を現します。

その正体は、匣職人ケーニッヒの新作である嵐蛇(セルペ・テンペスタ)
他の匣兵器を捕食することで成長し、戦闘力を高める能力を持っているそうです。
と、何故かうずうずしている獄寺に気付いた了平が『どうしたのだタコ頭!?』 と問いかけますが

獄寺:『ど……どうしたじゃねぇよ……!
    気付かねえのか!?あのフォルムはただの大蛇なんかじゃねえ!!
    俺の遭遇したい生物ベスト8!!日本が誇る幻の聖獣!!
    ツチノコだ!!!

…力いっぱい叫んでおります獄寺。残りのベスト7が気になるところですが
いつのまにツチノコは「聖獣」になったのですか(←聞くな)

了平:『ああ ツチノコなら3年前に発見されたぞ』
獄寺:『マジかよっ!!!』

マジですかっ!!!
しかし、了平が『やはり最新の匣か』 と言っていますが
何故「やはり」なのか根拠が気になるところです。
バイシャナの『我 汝らの血と肉を所望す』 という台詞に、戦闘態勢をとる獄寺と山本。
ですが、彼らには釈然としないものがあるようです。

山本:『理屈はわかったが なぜ仲間の匣兵器を食わせる』
獄寺:『仲間割れでもしたのかよ』

その言葉に大笑いするバイシャナは、自分の所属するホワイトスペルとブラックスペルとは
同等ではないと言い切ります。

バイシャナ:『我らは未来を掴む優れた選ばれし光 あれらは腐った過去の愚かな遺物よ!!
       劣る者が優るる者に搾取されるは世の理 古く黴臭い貴様らボンゴレもまたしかり』

その言葉に憤りを隠さない山本と獄寺ですが、一番憤っていたのはこの人のようです。

了平:『どうやらミルフィオーレ内部も相当イザコザってるらしいな…
    だが いかなる理由があろうと 共に戦う者を食いものにしようなど許されることではない』

背負っていたラルを降ろし、壁にもたれかけさせる了平に、同じ嵐属性である獄寺が
『ここはオレにやらせろ!!』と叫びますが

了平:『悪いなタコ頭』 『もう遅い』

匣が光り、獄寺と山本の間を駆け抜けた何かが嵐蛇に飛び掛り、頭部に強烈な一撃を食らわせます。
吹っ飛ぶ嵐蛇。華麗に着地した後、尻尾をくゆらせるその何かの元に歩み寄る了平。
了平がもつのは、アニマルタイプの匣兵器。

了平:『こいつこそが我が道を貫く漢の匣兵器。極限無比なその名を!!』
    漢我流(カンガリュウ)!!!!』

はい、カンガルーでした。
獄寺に言わせれば(思ったより)ノーマルなネーミングなカンガルーポ○モンは、
目つき鋭く体中傷だらけで、まさしく百戦錬磨の猛者のいでたちです。
尻尾の先のみ炎が見えますが…ヒ、ヒ○カゲ??

了平:『貴様の相手はこの笹川了平だ!!バイシャナ!!』

了平の視線を受けても、バイシャナは嵐蛇は技をくらったのではなく受けたのだと余裕です。
そして不意に倒れる我流。うん、我流が呼び名のようですね。

嵐蛇のウロコからは嵐属性の炎が吹き出しているそうです。
嵐属性の特徴は【分解】。
そのため、嵐蛇のうろこに触れただけで、その物質は砕け破壊されるとのこと。

バイシャナ:『ミルフィオーレには『晴は引いて照らすが徳なり』という格言がある。
       晴の匣は 活性などという およそ攻撃的でない能力のために
       先頭に立って戦うなという意味よ 晴では嵐には勝てぬ』
山本:『まずいぜ』
獄寺:『芝生!!下がれ!!おまえの匣は相性がわりーんだ!!』

余裕の態度を崩さないバイシャナのその言葉に、危機感を募らせる山本と獄寺ですが
流石に「芝生」はいかがなものかと…。「芝生頭」ならまだしも草ってどうなんですか;

そんな二人に、了平は静かに言葉を返します。

了平:『何を勘違いしている。何年経とうがオレはボクサーなのだ。
    トレーナーをリングに送り出すボクサーが どこにいる』

手にテーピングをしつつ歩みを進める了平。

了平:『第一 ミルフィオーレの格言など オレには無駄な説法だ』
   『ボンゴレにはボンゴレの 守護者の使命があるんでな!!』

眼光鋭く宣言する了平。闘う男の気迫に圧倒される獄寺と山本。

了平:『獄寺…山本…いつ何時も忘れるなよ。
    リング争奪戦で体現し初代ファミリーより脈々と受け継がれてきた オレ達のその使命を』
   『行くぞ 我流』

ネクタイを緩めつつ発した了平のその声に応えるように起き上がった我流が
激しく咆哮します。
次の瞬間、我流の腹の袋が光り、了平の『射出!!』の声にあわせ
2つの何かが飛び出します。

了平:『我が匣 漢我流は 二段式の支援型匣』
    そして ボンゴレ晴の守護者 笹川了平…その使命は…
    ファミリーを襲う逆境を自らの肉体で砕き 明るく照らす日輪!!!!』

上着を脱ぎ捨て、晴のエンブレムが甲に付いたロケット噴射付きのグローブを装着した了平が
戦闘準備完了したところで以下次号!

誰よりもボンゴレの守護者らしい了平がとても格好よかったです。
しかしこの匣兵器を使用したバトルは、前々からポケ○ン大戦だと思ってましたが、
やっぱりポ○モン大戦ですね。
あの漢らしい漢我流が、了平のグローブを産んだときにはどうしようかと思いましたが;

噴射機能の付いたグローブでのバトルとなると、ツナと戦闘スタイルが同じですね。
【分解】の嵐属性に対し、【活性】の晴属性がぶつかるとなると
分解スピードを上回る活性でしか対抗し得ないのかなと思います。
ただ、バイシャナの匣の多さから、嵐蛇を倒してもそれで終わりとは思えませんし、
幻騎士もこの場所に向かっているとの事で、これからどういう展開になるかが読めません。
とにかく、次週も楽しみです!

WJ16号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的185『決着』

2008-03-16 19:43:49 | 雑誌[J]
 前回X BURNER AIRを放ったツナと、キング・モスカのバトルの
続きからスタートした今号。
圧倒的な攻撃の炎を受けてなお向かってくるキング・モスカに驚くツナ。
双方の火炎がぶつかり、やがて起こる大爆発に吹き飛ぶモスカの腕。
やがて、辺りが収束したとき、キング・モスカの胸のハッチが開き
そこからスパナ登場。ってちょっと待て。

遠隔操作じゃなかったんですか!?
ずっと乗ってたんですか!!?最初から!!?
ツナは、モスカの中に人がいないことを前提にフルボッコにしてたハズですが…
動力源ではないにしても…人いたんだ;
あんだけ吹っ飛ばされたりツナも驚くスピードで移動したりしたら、
かなりの重力がかかったでしょうに(←そういう問題じゃない)。
いやちょっと、これは流石にびっくりです。

出てきたスパナは手に銃を構えてます。

スパナ:『負けた』
    『キング・モスカをここまで破壊するなんて 何てすごい技だ…』

と、ふと壁の上部に目をやるスパナ。
そこにはツナが壁に激突した跡が…え、ここ笑うところですか?(←聞くな)

スパナが余裕な態度の理由、それはツナが気絶して正体不明になっているからです。
目の前に横たわる、口の端から血を流し傷だらけの小さな体に向かい
しゃがみ込み銃を向けるスパナ。引き金に指をかけつつ

『任務は迎撃…』 『さいなら』

『聞こえたか?』

場面変わり、本部隊。獄寺がインカムでどうやらリボーンの声を拾ったようです。
耳がよいという設定が活かされてます。
ただ、地下12階ということが災いし、ほとんどノイズだったようです。

山本:『一体何の用だったんだろうな…?』
獄寺:『リボーンさんのことだから10代目に…………』

と、はっと気付く獄寺。

獄寺:『まさか10代目に何かよくないことが!!』
笹川:『待ていっ!!』
山本:『おっと獄寺!!』
獄寺:『ぐわっ』

顔色変えて慌てて駆け出そうとした獄寺を、力尽くで引き倒す笹川兄と山本。
どうでもよいですが兄、ラル・ミルチ背負ったままですよわお。

『沢田のことだ心配はいらん!!』『そーそー♪』という笹川兄と山本の信頼が嬉しいのか
過剰にでも心配してくれる獄寺の想いのが嬉しいのか複雑なところです。
ラル・ミルチは意識を失ったままですが、彼らの第一の目的は「白くて丸い装置」。
そこまではおよそ20分。
しかし、ミルフィオーレの迎撃準備も、着々と進んでいます。

入江正一が指揮を取るルームにて。
用水路での爆発の報告を受け取ったものの、戦闘中は連絡をしないという約束を守り
スパナからの連絡を待つ入江。
チェルベッロが行なった現状の把握と対策シミュレーションに従い
戦力を3つに分散し、警護することになります。

ボンゴレ側の侵入目的を主要施設の破壊と仮定した場合、
彼らの優先破壊対象は以下のように判断されるとのこと。
 1:メインコンピュータールーム、2:通信司令室、3:入江の研究室
ただし、入江の中での重要度は逆のようです。

選ばれた戦力は
電光のγ、嵐炎の太猿、妖花 アイリス・ヘプバーン、
魔導師の人形(マジシャンズドール) ジンジャー・ブレッド、
白の殺戮者 バイシャナ、鬼熊使い ニゲラ・ベアバンクル、そして幻騎士。

配置は、幻騎士とアイリスがコンピュータールーム、
司令室をγと太猿とジンジャー、研究室をバイシャナとニゲラ。
しかし、バイシャナに危険を感じる入江は、幻騎士を研究室へ向かわせるよう指示。
やはり研究室が第一なのですね。

場面変わりボンゴレサイド。

笹川:『フーっ ダクトは細くてかなわんな……』
山本:『お疲れっす。次に横切る展示室ってのは広いっスよ』

笑顔の山本がなんともいえませんが、敢えて一言呈するならば
そぉいう問題じゃないです。

と自分達の存在が気付かれていることに気付く笹川兄、獄寺、山本。
腹をくくり入り口に姿を現した山本・獄寺の目の前で
血を吹き出し倒れたのは鬼熊使い ニゲラ・ベアバンクル。
驚く3人にかけられた『待っておったぞ』 の声。
待ち構えていたのは、圧倒的質量(というか体積)のバイシャナ。
複数の匣を身につけたインド人風の彼と対峙する3人の姿で以下次号!

しかし、どうも10年後笹川兄の髪型に慣れません;
ツナはまたしても「射殺」の危機ですが、10年後の骸と違って
ここでは死なないだろうという確信がありますから、あまり緊迫感はありません。
# じゃないと、10年後に繋がりませんし。
そういう意味では、10年後キャラの生死の方が気になります。
といいつつ、スパナとツナの絡みはとても楽しみです。

アニリボも、OPが未来編に変わりました。
ツナの笑顔にクラクラしつつ、何故かちょっと身を屈める山本に
目が釘付けです。お兄さんっぽくてよいなぁと。

なにはともあれ、次回も楽しみです!!

WJ15号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的184『飛翔』

2008-03-09 16:37:34 | 雑誌[J]
 今週もツナとモスカのバトルです。もう1週くらい続くかな?
本編は、ツナの『とっておき』発言に反応するスパナと、圧倒的スピードを誇る
キング・モスカにいかにX BURNERを喰らわせるかを模索するツナからスタート。

スパナ:『零地点突破以外にも技があるとか?』
ツナ:『どうだろうな』
スパナ:『どのみちキング・モスカには勝てやしない。このスパナが造った最高の機体だからな』
ツナ:『やってみなけりゃわからないぜ』

ここの応酬はよいなぁ。
「○○が造った最高の機体」で先行者を思い出しました
あれがこの作品に登場しなくて本当によかったです(←当たり前だ)。

キング・モスカを墜とすためにツナが狙ったこと、それは
機体に取り付けられている推進装置(スラスター)を破壊し、身動きを取れなくすること。
モスカの攻撃を一発喰らいながらも、主推進装置(メインスラスター)を壊したツナに、
スパナは『キング・モスカの本領発揮はこれからだ』と余裕です。

しかし、ツナの作戦に気付いたスパナの『とっておきってコレのこと?』という問いに
『まあな』と応えるツナがかっこよいです。

攻撃の手を緩めないモスカは、炎の中にミサイルを潜ませツナ目掛け発射します。
不純物(ミサイル)が含まれているため、零地点突破改で炎を吸収できず、
避けるしかないツナ。
キング・モスカはツナを参考に造られているため、零地点突破改の長所も短所も
わかっているそうです。
…ボンゴレ奥義がここまで晒されてよいのだろうかとか言っちゃダメですかそうですか;

炎の推進力を利用し、モスカの攻撃を避け続けるツナ。
それを執拗に追うスパナとモスカ。
やがてその攻撃は、ツナがX BURNERを撃つときの足場にと考えていた用水路の氷を
破壊し尽してしまいます。

それを見やり、『しまった!!』と叫ぶツナの背後からモスカが迫り、
容赦なく攻撃を喰らわせます。
スピードは先程の倍。『これが正真正銘のキング・モスカMAXパワーだ』というスパナの言葉に
驚くツナ。しかし、次の瞬間、モスカの攻撃をまともに喰らって吹っ飛びます。
どうしたらいいんだと自問するツナ。

朦朧とする意識の中『X BURNERさえ…』と思考するツナのインカムに
突如響く声。

『撃ちゃあいいじゃねえか』
『!!』

『あるのは剛と柔の炎だけだ。地上も空中も関係ねえはずだぞ』
(この声…)

意識を現実に戻し、目を見張るツナに声は更に続けます。
もちろん、ここのところ生徒を放ってた 最強の家庭教師の声です。

『ダメツナが頭で考えてんじゃねえ。ダメもとでつっこんでこそダメツナだろ?』
(リボーン…)

その言葉を噛み締めるツナ。

(…ああ) (そうだな…)

そして、次には口元に笑みを浮かべ、X BURNERの構えを取ります。
ツナを中心に爆発するかのように集まる炎に目を見張るスパナ。

(決めて……やるぜ!!)

力強いツナの目が見開かれると同時に、空中から撃ち出された『X BURNER AIR』が
キング・モスカの攻撃を迎え撃ったところで以下次号!
エア○アみたいとか思ってません。

「今できることを精一杯やるだけ!!」というアオリがなんだか懐かしいような気もしますが…。

今回は久々、リボーンとツナの師弟の絆が見れてとても嬉しかったです。
というかリボーン先生、一体どっから見てたんでしょう;
インカムにはカメラも仕込まれてるんでしょうか??(←聞くな)
微妙だ微妙だと思っていたツナのポーズも、空中で上下逆さまに見ると
かっこよく見えるから不思議です。
推進装置を破壊したときの「見切った!!」というツナもかっこよかったですね。

流石に次週辺りには決着が付いて、メイン部隊にスポットがあたるかな?
スパナはよいキャラだと思うので、今後の扱いが気になります。
次回も楽しみです!!

WJ14号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的183『キング』

2008-03-02 02:05:55 | 雑誌[J]
 今週も、全編ツナとモスカのバトルでした。
先週に引き続き、あまり詳細に書くことはないのですが、
スパナとツナが絡んできたのがよかったです。
というか、キングがあまりに凄過ぎて、何もかも持っていかれました(笑)。

モスカから放たれたレーザーを「死ぬ気の零地点突破 改」で受け止め、
その炎のエネルギーを自分のものとしたツナ。
それを見て驚くスパナですが…10年間で、何故こんなにもボンゴレ奥義のことが
ダダ漏れになってるのかが不思議でたまりません;

『本当に…人体でやってる』と呟き、スパナはスピーカーを通してツナへと話しかけます。

スパナ:『なんでモスカのレーザーが死ぬ気の炎だとわかった?』
ツナ:『!』 『……………』

暫く口をつぐんでいたツナですが、やがてスパナの問いに応えます。

ツナ:『……零地点突破初代エディションを溶かすことができるのは
    死ぬ気の炎以外に考えられない…』
スパナ:『やっぱりそうだよな』
    『零地点突破で吸収したエネルギーを どれくらい戦闘力に変換してる?』

技術者らしいスパナの問いに、僅かに目を見張ったツナの応えは
『闘(や)る気は…ないのか?』 でした。
その言葉に笑みを浮かべ『ある』と応えたスパナが操作をすると
沈んでいたモスカが1体、槍のようなものを突き出しツナ目掛けて突撃してきます。

両手に点した死ぬ気の炎を操り、空中で自在に動くツナはこれを撃破。
しかし、この一連の流れで、スパナはツナのデータを取ったようです。
にしても、静かに目をやるツナがとても美麗です///

構えを解き、静かに宙に浮かぶツナの前に、残り3体のモスカもまた宙に浮いたまま立ちはだかります。

『まだ壊されたいのか』 と告げるツナに返されたスパナの言葉は『172%だ』
零地点突破改で吸収した炎により、ツナの戦闘力は1.7倍になったとのこと。
人としては相当に高い数値。それでも『うちモスカのが強い』。

その言葉を引き金として、レーザー照射準備をする2体のモスカ。
しかし、その標的はツナではなく、残り1体のモスカでした。

炎を照射後、動力源を失い起動停止し落下する2体のモスカを尻目に
レーザーを浴びせられたモスカがスー○ーサイヤ人化!(違)
これが「キング・モスカ」!!!って、笑うとこです…か?(←聞くな)

スパナ操るキング・モスカがツナに攻撃を仕掛けます。
最初の1撃は防いだものの、その後立て続けに攻撃を浴びてしまうツナ。
吹っ飛ばされたツナに、攻撃の手を緩めないモスカは容赦なく攻撃し続けます。

徹底的に細部をチューンアップし、装甲は2倍、
零地点突破改から着想を得て開発した炎吸収パワーアップシステムを搭載し、
その優れたエネルギー変換効率により、戦闘力が10倍になったキング・モスカ。
スパナはそれに絶対の自信を持っているようです。
しかし、

『その計算は本当に合っているのか?』
『!?』

聞こえてきた声に驚くスパナ。
モニターの向こうでミサイルの霧が徐々にはれ、やがて現れる人影が言葉を紡ぎます。

『10倍でその程度とはたいしたことがないな』
『そいつがおまえのとっておきなら……次はオレのとっておきを見せてやるぜ』

服が少々焼け焦げ、顔に擦り傷は負っているものの、しっかりと凍った水面を踏みしめ
闘志を失わず構えを見せるツナの姿で以下次号!

目標モスカ殲滅という、囮役以上の働きをしてるツナの魅力満載の今号でした。
最後のこの展開は、対骸戦を彷彿とさせますが、燃えるので無問題。
本当にもう、かっこよいですツナ。死ぬ気の零地点突破もボンゴレ奥義の位置付けで
あることに変わりはないようで、安心しました。
しかし、この時点でこんなボロオロになってしまったら、このあとが心配です。
ツナのとっておきは…あの微妙なポーズとネーミングのあの技ですよね、やっぱり;
最後の構えが、全力でじゃんけんしそうに見えるなんて言ってませんよ言ってません。

来週号は、「ぬらりひょんの孫」が巻頭カラーなんですね。
読みきりでは面白いなと思っていた作品だけに、こちらも期待したいと。
次週も楽しみです!